シクリッド

日々異なる色彩が美しいフィッシュイーターキクラとアイスポット・シクリッドの仲間たち

2016年12月24日

キクラテメンシス-1 (熱帯魚)キクラ・オセラリス(ブリード)(1匹) 北海道・九州・沖縄航空便要保温

 

「キクラ」の愛称で知られる「キクラテメンシス」

「アイスポット・シクリッド」の仲間の中でも最も大きく育ちますが近年、人気上昇中のグループです。

種や個体によって柄が異なり、飼育環境によって体色にも違いが出てきます。

1日々々でも微妙に色合いを変えるのがキクラ飼育のだいご味。

大型になる魚ですが、でひ間近でその変化を楽しんでみてください。

 

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キクラテメンシスの基本情報

キクラテメンシス-2

(熱帯魚)キクラ・オセラリス(ブリード)(1匹) 北海道・九州・沖縄航空便要保温

 

ここでは「キクラテメンシス」を含む、アイスポット・シクリッド全般の飼育法をご紹介します。

アイスポット・シクリッドは同じスズキ科であるブラックバスとよく似た体形、大きな口が特徴。

暗い金色をベースに、太い黒のバンドと黄色い斑が基本ですが、

生息地によって模様に違いがあり、コレクション心をくすぐります。

バンドが目玉状の柄にもなることから、

クジャクの尾羽になぞらえて「ピーコックバス」とも呼ばれます。

釣りの対象として南米から東南アジアに放流されたので、

同地のブリード個体を安価に入手することができます。

一方、南米産のワイルド個体はやはり体形、金色のノリが違います。

 

キクラテメンシスの飼育情報

 

 

野生下では1m以上、水槽内でも60cmには成長する大型魚です。

地域差、個体差もありますが、生餌中心で飼い込むと額がこぶ状に盛り上がり、

地色のゴールドも強く発色し、迫力満点になります。

最終的には120cm以上の大型水槽を用意することになります。

本来は丈夫な種ですが、幼魚期は弱い傾向が見られます。

幼魚期は高水温で飼育して、一気に20cmオーバーまで育ててしまう方法もあります。

フィッシュイーターなので生餌をたいへん好みます。

人工飼料に餌付かせようと、

無理に絶食させるとそのまま回復せずに落ちてしまうケースがあるので気をつけましょう。

 

 

水槽

 

 

120cm以上、150cmや180cm水槽が理想的。

大きくなってくるとパワーがつき、水槽の移動も大変です。

湖沼や川の中ほどの緩やかな流れに生息しているので、水槽内に強い水流は必要ありません。

 

水質

 

 

弱酸性~中性の水質を保ちます。

大食漢で非常に水を汚すため、

外部式パワーフィルターを使っていてもろ過の追いつかないことがあります。

早め早めの換水を心がけましょう。

 

底砂

 

体色を落ち着かせるためには暗色の底砂が最適ですが、

大量の食べかすとフンを出すため、ベアタンクの方が管理は楽です。

 

 

見た目からも分かる通りフィッシュイーターですが、キクラは特に生餌を好みます。

頑固な個体はとことん人工飼料に餌付きません。

ダイナミックな捕食シーンも鑑賞の楽しみのひとつなので、

できるだけ生餌で育てたいところです。

 

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混泳

 

決して大人しい性格ではありませんが、過密気味に飼育することで混泳は可能です。

アロワナ、大型シクリッド、ポリプテルスなどが候補です。

キクラは餌食いがとても素早く、餌を独占してしまうので、底層の魚にも回るよう配慮が必要です。

うまく混泳していても、サイズ差が出てしまうとたちまち捕食されてしまうので気をつけましょう。

 

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キクラの仲間

 

「キクラオセラリス」

キクラテメンシスと並ぶアイスポット・シクリッドの代表種です。

テメンシスよりややグリーンがかった体色がポイントですが、

やはり地域差、個体差があります。

 

 

「キクラピクィティ」

ブルータイプと呼ばれる青みがかった体色が特徴的なグループの筆頭です。

成長にしたがってゴールドやうぐいす色が強くなってきますが、ひれにはブルーがよく発色します。

「アラグアイアブルー」「トカンチンスブルー」など生息流域によって様々な流通名があります。

 

 

フィッシュイーターキクラとアイスポット・シクリッドの仲間たちのまとめ

 

 

大量の生餌を必要とし、成長スピードも速いので大変な面はありますが、体色の変化がとても魅力的。

大型魚ファンにはぜひおすすめしたいキクラです。

 

 

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