コリドラス飼育で大切なのは餌のローテーション。
便利なコリドラス専用フードも、与え続けると食いが悪くなってしまいます。
そこでコリドラスにおすすめの餌をピックアップし、筆者の独断と偏見でランキングにしてみました。
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コリドラスのおすすめ餌5選
5.ひかりクレストコリドラス
コリの餌としては定番商品です。
沈下性のタブレットなので底棲魚のコリにうってつけ。
専用餌だけあって嗜好性も非常に高く仕上がっています。
ひかりクレストコリドラスを中心に、
各社から発売されているコリ専用餌をローテーションさせるのもひとつの方法です。
4.ディスカスフード
「冷凍ハンバーグ」の呼び名でもおなじみです。
本来は名前の通りディスカス用の餌ですが、
コリドラスもよい食いつきを見せ、栄養価も申し分なしです。
解凍させてから水面に落とすとゆっくり砕けながら落ちていきます。
この間に他魚も食べてしまうので、
コリだけに与えたい時は先に浮上性の人工餌を撒いて他魚を満腹にしてから投入するようにします。
生餌に近いので水を汚しやすいことと、価格が難点です。
ただし、後述するイトミミズやディスカスフードを餌のローテーションに組み入れると、
成長スピードや繁殖の頻度で向上がうかがえます。
3.メディコリドラス
アクアリストにはおなじみ、日本動物薬品から発売されています。
最大の特徴は顆粒であること。
コリドラス用タブレットの欠点は食べづらさにあります。
中~上層の他魚に食べ尽くされてしまわないよう、
あえて大きく固く食べづらく作られているのですが、
その性質上どうしても強い個体に独占されてしまったり、
流木や石の間に転がり込んで結局食べ残しになってしまいがちです。
顆粒状のメディコリドラスは小さな個体でも食べやすく、ほぼ均等に行き渡らせることが可能です。
沈み方も速く、匂いが強いのかコリの反応も良いのが特徴。
人工餌の中では一番のおすすめです。
2.冷凍アカムシ
熱帯魚の餌として「王道」とも呼べる存在。
コリドラスをはじめ多くの魚種が好み、栄養価も抜群です。
日常の餌としてはもちろん、痩せ気味の個体を建て直したい時にうってつけです。
水面から落ちる間、中~上層を泳ぐ他魚にすべて奪われないよう、量の加減が必要です。
また、食べ残しはすぐに取り除かないと水質悪化につながってしまいます。
コリドラスの種類にもよりますが、小型種なら「こだわりあかむし」がおすすめ。
やや大きいサイズならキョーリンの「クリーン赤虫」の方がサイズ的にフィットします。
1粒ずつ梱包されているので使い勝手も良いですね。
ちらみにどちらも中国産です。
1.イトミミズ
生きたイトミミズは栄養価、嗜好性とも抜群です。
ブラインシュリンプと双璧を成すのではないでしょうか。
鮮度のよいものを選ぶよう注意する必要はありますが、
ブラインシュリンプのように湧かす手間がかからない分、比較的簡単です。
イトミミズは底砂に潜る性質があり、中で腐敗してしまいます。
そのため与える時は、少し深さのある「イトメ鉢」を用意しておきましょう。
好みの容器でかまいませんが、ある程度重みのある陶製のものがおすすめです。
イトメ鉢は常時沈めておき、そのつどイトミミズを投入します。
水面から直接落とすと水流で流されてしまいますので、
掃除用のプロホースや細いパイプの中から落とすようにすると失敗がありません。
ただし、イトミミズを餌の中心にしてしまうと肥満しがちになるので、
あくまでも「とっておき」として考えてください。
コリドラスの餌の与え方
コリドラスは一般的に「ナマズの仲間としては珍しい昼行性」と紹介されています。
事実、昼間から活発に餌を探して水槽の前面に出ていますし、繁殖行動も日中に行います。
しかし、パンダなどいくつかの種については夜間の方がより活発に動く傾向が見受けられます。
個体差も考えられるので、まずは夜の動きを観察してから、
餌やりのタイミングを考えるとよいでしょう。
イトミミズの項でも書いた通り、プロホースや細いアクリルパイプは必需品。
パイプの先端を底砂につけてから中に餌を投入すると他魚に邪魔されず、
コリのところまで届けることができます。
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