(水草)クリプトコリネ ウェンティー グリーン(無農薬)(水中葉)(3株) 北海道航空便要保温
水草育成の大原則は豊富な光量とCO2添加。
しかし、クリプトコリネ・ウェンティー・グリーンは光量の少ない環境の方が、
本来の葉色を見せ、CO2添加なしでも育つ珍しい水草です。
気難しいクリプトコリネの仲間ではとても育てやすく、ビギナーにもおすすめできます。
レイアウトの陰になる部分で鮮やかな緑を見せてくれる渋い引き立て役、
クリプトコリネ・ウェンティー・グリーンを、ぜひ育ててみませんか?
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クリプトコリネ・ウェンティー・グリーンとは
(水草)クリプトコリネ ウェンティー グリーン(無農薬)(水中葉)(3株) 北海道航空便要保温
スリランカを中心に東南アジアに分布するサトイモ科の陰性植物です。
水中、水上どちらでも成長でき、湿地帯から清流の中までさまざまな場所で見ることができます。
草丈は5~35cm程度。
弱酸性~中性で硬度の低い水を好みます。
とはいえクリプトコリネはやはり弱酸性の水質が大好き。
導入前にはできるだけPH5近くまで持っていくことをおすすめします。
底砂は大磯、ソイルなど特に種類を選びません。
ポットのまま植え付けてもかまいませんが、
残留農薬が心配な場合はポットから取り出してグラスウールを丹念に取り除き、
別容器でしばらく水に漬けておきましょう。
赤い葉は光が強い証拠
水生植物の仲間には、環境によって葉の色を変えるものがあります。
水上葉は赤色ですが、水中葉になると緑色になるもの、
光量の弱い環境では葉色が赤くなるものなどなど…。
クリプトコリネ・ウェンティー・グリーンは強い光の下だと赤い葉色に、
弱い光量では緑の葉になります。
赤い葉と緑の葉‐。
好みは人それぞれですが、クリプトコリネ・ウェンティー・グリーンの場合は鮮やかな赤ではなく、
くすんだ赤色になるので、緑の葉を求める方が多いようです。
クリプトコリネ・ウェンティー・グリーンはとても変種が多く、
どんな環境下であってもグリーンの葉色を保つものもあります。
クリプトコリネ・ウェンティー・グリーンに合わせてライトの数を2灯以下に減らすのではなく、
他の水草の陰になる部分や、レイアウトの株に植え込むことで光量を制限することができます。
水面に近い上部だけが勢いよく茂り、株元付近がスカスカになってしまう悩みは多いかと思います。
そんな時、下草としてクリプトコリネ・ウェンティー・グリーンを植え込むとよいでしょう。
トリミングの注意点
クリプトコリネ・ウェンティー・グリーンは地下茎を伸ばして増えていきます。
そのため、思わぬところから新株が出てくることがあるので注意してください。
とはいえ生育の遅いタイプですので、トリミングに忙殺されることはないでしょう。
成長が遅く一度葉を溶かすので、導入時はボリュームを出すために数株をまとめて植え付けましょう。
ロゼット型なので根を深く伸ばします。
底砂やソイルの厚みは5cm程度欲しいところです。
CO2添加と肥料の注意点
無添加でも育ってくれますが、やはり1滴/3秒以上添加すると葉が大きく育ち、
見ごたえが変わってきます。
大型に育て上げれば水槽のメインとしても十分通用するようになりますよ。
肥料分は多めに要求するので、株元に固形肥料を埋め込んでおきましょう。
環境が急変すると葉が溶けるので注意
クリプトコリネの仲間は環境が変わると、葉を溶かしてしまう性質で知られています。
クリプトコリネ・ウェンティー・グリーンもこの例にもれず、水槽導入直後は葉を溶かしてしまいます。
枯れてしまった、とあきらめてしまわず、しばらく様子を見ましょう。
枯れた葉や茎はこまめに取り除きましょう。
葉を溶かすのは新しい環境に適応するための一手段なのです。
やがて再び新芽を伸ばしてくれるはずです。
せっかく、あなたの水槽に馴染んでくれても、大量の換水を行うとまた葉を溶かしてしまいます。
クリプトコリネ・ウェンティー・グリーンを植えた水槽は、なるべく水替えを控え目にしましょう。
水温の急変でも葉を溶かすことがあります。
真夏は冷たい水道水をそのまま注ぎこまないように、
冬は一度加温してから換水するようにするとよいでしょう。
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