メダカの飼育・繁殖

メダカ飼育でホテイアオイを使うべき3つの理由

この記事の所要時間: 251

(ビオトープ/浮草)ホテイ草 国産(ホテイアオイ)(3株) 金魚 メダカ

 

庭先やベランダに置いた、睡蓮鉢にメダカを泳がせ、植物を茂らせる‐。

これからの季節にぴったりな風情あふれるビオトープですが、植物は何を植えればよいのでしょう?

睡蓮鉢の名前通りスイレンでもよいのですが、

ビギナーにおすすめしたいのはホテイアオイ(ホテイソウ)。

入手が簡単で、とても丈夫。

しかも、メダカの屋外飼育にぴったりな3つのメリットがあるのです。

 

はじめてのアクアリウム:全記事一覧はこちら

関連記事:メダカを購入するなら知っておくべき種類と値段

ホテイアオイをメダカ飼育で使う理由1.水質浄化に役立つ

(ビオトープ/浮草)ホテイ草 国産(ホテイアオイ)(3株) 金魚 メダカ

 

ホテイアオイを導入する最大の理由は、

「生きているろ過器」として水質浄化を期待できるからです。

ベランダや庭にコンセントがなくてお悩みのアクアリストは少なくないはず。

屋外飼育のネックは電源が確保しにくく、

ろ過器やCO2キットといった飼育器具を設置できないことにあります。

特にろ過器は生体の生命維持に直結します。

いかに小さなメダカといえど、水質悪化の心配は存在するのです。

そこで水草の出番‐。

植物にはフンなどから発生する、生体にとって有害な硝酸塩、

アンモニウム塩を吸収し、無害な窒素に置き換えてくれる働きがあるのです。

水質浄化能力ではフィルターに及びませんが、

飼育匹数、給餌、水量とのバランスを考慮すれば水草はろ過に十分役立ってくれます。

水草、水生植物の中で抜群の浄化能力を発揮してくれるのがホテイアオイ。

水中によく根を伸ばし、

どんどん分裂して殖えながら硝酸塩や余分な栄養素(窒素、リンなど)を吸収していきます。

その能力の高さから、アオコ対策として湖沼に投入されることも。

ホテイアオイと他の植物との違いは「どん欲さ」。

他の植物は硝酸塩が一定の濃度に達してからではないと吸収を始めませんが、

ホテイアオイは低濃度のうちから取り込み始めます。

水質変化に敏感な生態にとっては有難い話。

植物の立場になって考えれば、わずかな栄養素(硝酸塩など)でも逃さないどん欲さがあるわけです。

 

ホテイアオイをメダカ飼育で使う理由2.メダカの産卵床として使える

 

ホテイアオイの根は、シュロの皮と並ぶ格好の産卵床としても知られています。

細く長く、密に生えた根が、パラパラと撒かれるメダカの卵をキャッチしてくれるのです。

根元に卵が付着しているのを確認できたら、ホテイアオイを別容器に移して孵化を待ちます。

ホテイアオイの購入後には、

卵を食べてしまう小さな巻貝(スネール)がついていないかをよくチェックしてください。

 

ホテイアオイをメダカ飼育で使う理由3.栽培が容易で、青水の防止にも

(ビオトープ/浮草)ホテイ草 国産(ホテイアオイ)(3株) 金魚 メダカ

 

水草には難しいイメージがつきまといますが、ホテイアオイなら世話いらず。

放っておいてもどんどん育ってくれます。

特定外来生物ではありませんが、ホテイアオイは爆発的に増えるので、

自然下に持ち込む際には注意が必要です。

その点、自宅で楽しむレベルなら、たまに間引く程度で済むので管理は楽です。

南米原産のホテイアオイは日本で冬越しできないので、

秋になって枯れ始めたら処分してしまいましょう。

ホテイアオイを水面いっぱいに茂られておくと、

水中に届く光量が減るため、青水(グリーンウォーター)の抑制にも利用できます。

藻類などの植物プランクトンがよく沸いた緑色の飼育水は青水と呼ばれ、

金魚、特にらんちゅう飼育では必須とされています。

青水はメダカ飼育にも有効。

植物プランクトンを餌にするミジンコなどの動物プランクトンは、メダカにとって格好の食事。

普通の透明な飼育水より、稚魚の生存率も高くなるといわれています。

ホテイアオイ同様、植物プランクトンがフンの分解に一役買ってくれるので、

水質も維持しやすくなります。

一方で水が緑に色づいてしまうことで、

鑑賞しづらくなるというデメリットも存在するのです。

飼育水をどの程度まで青水にするかはアクアリストの判断次第。

成魚の水槽は透明な水で、稚魚用の容器はグリーンウォーターで、

といった使い分けもよいでしょう。

直射日光に当たりすぎない(1日数時間ていど)ようにしておけば、自然に青水はできあがります。

あとはホテイアオイの投入量で濃度を調整してみましょう。

 

—育て方の全てが詰まったメダカのすべて—

 

関連記事:メダカの病気の種類と治療方法【保存版】

関連記事:自分の手で命をつなぐよろこび!卵生メダカの美しい世界

関連記事:初めてでも大丈夫!メダカの繁殖方法のコツを伝授します!

ひよこ亭

ひよこ亭

投稿者の記事一覧

熱帯魚歴20年。最近は日淡やらんちゅうにも凝り始めました。
プレコ、サカサナマズなどを中心に飼育しています。

関連記事

  1. アナカリス・金魚藻 |グッピーにもアクアリウム初心者にも適した入…
  2. リシアの設置と育て方と魅力の気泡
  3. プレミアムシードがスゴイ!?プレミアムシードは何なの?
  4. メダカの生態|メダカってどんな生き物なの?
  5. 稚魚育成にベストな水替えタイミングとボウフラ対策
  6. 水草レイアウトを導入するならウィローモスがオススメ
  7. これをやれば大丈夫!夏場のメダカ飼育の対策とメンテナンス方法
  8. 丸っこい淡い色彩のハイランドカープが美しすぎる!飼育方法を紹介

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 熱帯魚飼育に使うフィルターとヒーターはどれくらい電気代がかかるの?
  2. 冬場にショップから熱帯魚を購入し移動する際の注意点
  3. 水槽用ヒーターの使用事故を起こさないポイント
  4. 水槽用ヒーターの寿命はどれくらい?寿命を伸ばすコツも伝授!
  5. アクアリウム冬の水換えテクニック!気をつけたい温度ショックとPHショック
  6. 冬場の水槽水温管理に!ヒーターの選び方と電気代を節約するコツ

ピックアップ記事

おすすめ記事

神秘的な怪魚、頭が透明な深海魚デメニギスの生態と近年の研究報告を紹介(動画あり)

今回から新シリーズ「はじめての深海魚」の紹介になります。今回は紹…

オスカーの餌ハンパないって!!本当に熱帯魚ってくらい大食漢!

皆さんお久しぶりです。おとぼけジュニアです。今回ご紹介するのはオスカ…

10cm超に育つ美しいテトラ!コンゴテトラを飼育しよう!

テトラと聞いて真っ先に思い浮かべるのは、ネオンテトラ、カーディナ…

グッピーと混泳できる熱帯魚クラウンローチ

こんにちは、アクアリストのおとぼけです。今回もグッピーと混泳出来…

古都の京都におとぼけが行ってきた!旅の始まりには、まずは駅弁でしょ!

こんにちは、熱帯魚が大好きなおとぼけです。実…

何でイソギンチャクの飼育は難しいの?失敗例と共に徹底解説!

さて、今回はイソギンチャクの話です。育てやすいイソギンチャク、ソ…

おすすめ記事

  1. ビーシュリンプ飼育に最適な底床編 Part.2
  2. レッドビーシュリンプのハッチアウトまで!飼育報告
  3. グッピーと混泳できる熱帯魚、ラスボラ ヘテロモルファ
  4. ミナミヌマエビ基本飼育のまとめ (ろ過器・エサ・混泳問題)
  5. 【底面フィルター検証】エアーリフト量とpHの関係
  6. ミナミヌマエビを飼育する上で最適な底床選び、水質について
PAGE TOP