アクアハック

冬場にショップから熱帯魚を購入し移動する際の注意点

この記事の所要時間: 243

 

アクアショップで熱帯魚を購入すると、ビニール袋に少ししか水を入れてくれません。

そのため、真夏と真冬は特に外気の影響を受けやすくなります。

せっかく手に入れた熱帯魚が、

家に着く頃には低水温で弱っていた…

という事態を避けるために、必要なテクニックをまとめてみました。

 

はじめてのアクアリウム:全記事一覧はこちら

関連記事:冬場の水槽水温管理に!ヒーターの選び方と電気代を節約するコツ

クーラーボックスと新聞紙が便利

 

 

ショップで熱帯魚を購入したら、できるだけ迅速に持ち帰ります。

しかし、地理的事情や交通の便によって、どうしても時間のかかってしまうこともあるでしょう。

そんな時、役立ってくれるのが断熱性に優れたクーラーボックス。

釣りやアウトドアのレジャーにも使えるので、ひとつ持っておくと便利です。

クーラーボックスは発泡スチロール箱でも代用できます。

ショップで入れてもらった袋は、新聞紙でくるみ、

さらに大きめのビニール袋におさめて運ぶのがおすすめ。

新聞紙は断熱性があり意外と丈夫。

登山やキャンプで防寒用に用いられることもあります。

ただビニール袋を二重、三重にするより、間に新聞紙を入れることで強度もよりアップ。

トゲを持つ魚や、歯の鋭い魚を運ぶのに適しています。

容器と袋の隙間は、エアパッキンやタオルを詰めて埋めてあげましょう。

魚の苦手な振動を少しでも減らすことができます。

移動時は手でしっかり抱える

 

ショップから車や電車で帰宅する際は、生体の入った容器、バッグの持ち方にも気を配ります。

床に直接置くのはNG。

振動がダイレクトに伝わってきますし、エアコンの暖かい風にさらされてしまうからです。

熱帯魚は急激な温度低下が苦手ですが、温度上昇も避けたいところ。

シートに乗せるか、膝の上で抱えるように持ち、空調の風が当たらないように配慮します。

 

カイロは使い方に気をつけて

 

 

通販で熱帯魚を購入すると、カイロを入れて送られてくることがありますね。

長時間の移動には携帯用カイロを使うのもおすすめです。

カイロは平均50度ほどまで熱を発します。

そのため生体の入った袋に直接触れさせるのはNG。

保温どころか、高温で☆にしてしまいます。

スチロール箱の外側に貼ったり、タオルで包んだ上から置くのが正解。

「加温」に役立てようとすると、熱くなりすぎて失敗しがち。

「水温が下がりすぎるのを防ぐ」程度に考えておきましょう。

購入の際、ショップにカイロの入れ方を訊いておくのもよいでしょう。

 

水合わせ中の温度管理もポイント

 

無事に家へと帰りついてからも勝負は続きます。

水合わせがうまくいかないと、せっかくの苦労もフイに。

まず、袋を飼育水槽に浮かべて30分~小一時間ほど温度合わせを行います。

次にプラケースなど小さな容器に移し、飼育容器の水を足しながら水合わせします。

ここでも気をつけたいのが温度低下。

繊細な魚種は時間をかけて「点滴法」と呼ばれる方法で、少しずつ水を足していきますが、

容器が小さい(水量が少ない)ためどんどん水温が下がってしまうのです。

まず、エアコンを入れて部屋全体を暖めておくのが第一。

次に導入する魚の入っている容器の保温を考えます。

ヒーターをそのまま入れてしまうのは考えもの。

ヒーターの一部が水面上に露出してしまうと、故障や事故の原因となります。

また、慣れない環境におびえている魚は物陰に隠れようとするので、

ヒーターに触れて火傷しないよう、ヒーターカバーが必須となります。

手間はかかりますが、もうひとつヒーターを入れた水槽を用意して、

水温を飼育水槽に合わせ、そこに新しい生体の入ったプラケースを浮かべるのがベスト。

こうして「湯せん」のような状態にしておけば、時間のかかる点滴法でもOKですし

ヒーターによる事故の心配もありません。

このように真冬と真夏の移動はとても気をつかいます。

ショップでの購入は気候の安定している時期が一番…と書きたいところですが、

南米便の入荷は夏が盛んですし、欲しい魚が好きなタイミングで入手できるわけではありません。

真冬であっても、お目当てが見つかった時が勝負の時なのです。

 

関連記事:アクアリウム冬の水換えテクニック!気をつけたい温度ショックとPHショック

関連記事:拾ってきた流木の下処理(アク抜き)方法を伝授します

 

ひよこ亭

ひよこ亭

投稿者の記事一覧

熱帯魚歴20年。最近は日淡やらんちゅうにも凝り始めました。
プレコ、サカサナマズなどを中心に飼育しています。

関連記事

  1. 水槽レイアウトの構図を決めるコツはお風呂に入る
  2. 誰でも簡単!自作CO2キットの作り方♪水草を青々ときれいに生育さ…
  3. ニョロニョロ好きのアイドル?スパイニーイールの飼育を楽しむ
  4. 水槽用ヒーターの使用事故を起こさないポイント
  5. JUN マスターソイルがスゴイ!?マスターソイルは普通のソイルと…
  6. 【高水温に注意】 熱帯魚水槽の夏の暑さ対策
  7. パクパクえら呼吸!魚はどうやって酸素を取り入れているの?
  8. こっそり教えます!ブラックモーリーの繁殖や病気対策などの飼育方法…

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. レッドビーシュリンプを色鮮やかに育てるには?
  2. レッドビーシュリンプの抱卵の舞とは?
  3. レッドビーシュリンプの脱皮の前兆と周期
  4. レッドビーシュリンプの大好物、赤虫と餌やりの頻度
  5. レッドビーシュリンプの暑さ対策、どんな方法がある?
  6. レッドビーシュリンプが暴れたら疑うべき原因は?

ピックアップ記事

おすすめ記事

ヌマエビ科の混泳、水槽立ち上げから飼育まで

エビは綺麗な水を好む繊細な生体なので、水質管理が重要です。一般に…

水換えを超絶楽にする!ASP方式って何?特徴メリット・デメリットまとめ!

近所のホームセンターに併設されているアクアリウムショップの水槽が、毎回行…

発色がヤバイ!紅色のレッドファイヤーシュリンプ導入編

こんにちは、魚は眺めるのも食べるのも大好きなおとぼけです。今回は…

レッドビーシュリンプの暑さ対策、どんな方法がある?

初心者にも簡単に飼えるようで、水質や水温など、意外と気難しいとこ…

カブトガニの血液はなぜ青い?医療の世界で役立てられる青い血事情

カブトガニの血が青いことをご存知ですか?ずらりと並んで縛りつけら…

トラディショナル・ベタ(闘魚)の飼育について

さて、前回まではコリドラスの飼育についての話をしましたが、今回は、温厚な…

おすすめ記事

  1. どうするべき?水槽に現れる貝(スネール)・水ミミズ・プラナリア・ヒドラの対処方法
  2. 【初心者必見】ビオトープを実際にセットする手順をまとめてみました!
  3. グッピーの飼育器具について
  4. パイクシクリッドを飼育しよう!美しく、飼いやすく、かつ凶暴でもあり孤高さも魅力
  5. レピドシレンパラドクサ(肺魚)の飼い方!餌・性格など
  6. グッピーと混泳できる熱帯魚、トランスルーセントグラスキャットフィッシュ
PAGE TOP