古代魚

スネークヘッドは他の熱帯魚と混泳できる?特徴を交えて解説します

2018年7月23日

 

メジャーな熱帯魚ではありませんが、

一部のアクアリストを魅了してやまないスネークヘッド。

日本ではダムや沼で釣れる雷魚の仲間にあたる魚です。

バス釣りの外道として雷魚が釣れる時がありますね。

蛇のようなフォルムをしており、発色が綺麗で根強いファンがいる熱帯魚です。

小型で30㎝水槽で飼育できる種類もいれば、かなり大型になる種類もいます。

今回はスネークヘッドの特徴、他の熱帯魚と混泳はできるのか?について解説いたします。

 

 

スネークヘッドとは?

 

スネークヘッドとはコウタイやドワーフスネークヘッドなどの種類の総称です。

特に有名なのはレインボースネークヘッドという種類で、

美しい発色と小型で飼育が容易なことから人気があります。

レインボースネークヘッドは生体でも20㎝までしか大きくならないので、

単独飼育であれば一般的に普及している60㎝水槽でも飼育可能です。

スネークヘッドは生命力が強く、多少の水質変化や水温変化にも順応するので、

仕事で忙しいアクアリストから特に人気のある種です。

最大の特徴として空気呼吸が可能で、水中の酸素濃度が低くても、

水面から顔を出して酸素ほ補給することができます。

水面に向かって呼吸する時に、勢い余って水槽から飛び出してしまうので、

スネークヘッドの飼育では水槽の蓋が欠かせません。

わずかな隙間からでも飛び出してしまうので、注意が必要です。

非常に食欲旺盛で、口に入るサイズなら何でも食べてしまいます。

気性が荒い種類が多く、あまり混泳に向いている熱帯魚とは言えません。

 

 

熱帯魚とスネークヘッドの混泳

 

スネークヘッドは食肉性で生餌を好んで食べます。

口に入るサイズの小魚には強く反応するので、

ネオンテトラやアカヒレ等の小型の熱帯魚は混泳できません。

生餌として小型の熱帯魚をあたえるで、

混泳させようとしても食べられてしまう可能性が非常に高いです。

生餌に慣れ過ぎてしまうと人口飼料を食べなくなってしまう恐れもあるようです。

 

エビとスネークヘッドの混泳

 

スネークヘッドは主に水槽下層でゆったりしていることが多い魚です。

エビも同じく下層をメインに生息する生体です。

もし、水槽のコケ取り要因としてスネークヘッドのいる水槽にエビを投入したら、

1日も持たずに食べつくされてしまうでしょう。

熱帯魚と同様に、スネークヘッドとエビの混泳はできません。

 

スネークヘッド同士の混泳

 

スネークヘッドは縄張り意識が強く、90㎝や120㎝の水槽でも多頭飼いは難しいと言われています。

スネークヘッドよりも大きい熱帯魚と同居しても、

攻撃性の強さからケンカになる事が多いようです。

口に入らないサイズの相手でも噛み付いて弱らせてしまいます。

1つの水槽に2匹のスネークヘッドを同居させると縄張り争いでケンカしてしまいますが、

3匹だと縄張り意識が薄れて混泳可能になるという話もありますが、これは特殊なケースです。

水槽の広さ、隠れられる場所、

スネークヘッドの個体差による性格が際どいバランスで成り立っているだけなので、

参考にしないようにしましょう。

例え混泳が成功しても、少なからずストレスを感じているので、

いつ体調を崩してエサを食べなくなるか分かりません。

一方が弱ったタイミングで襲い掛かるケースもあるので、

スネークヘッドは単独飼育が望ましいです。

 

スネークヘッド混泳のまとめ

 

スネークヘッドは食欲旺盛で、口に入る生体ならなんでも食べてしまいます。

小さい熱帯魚や、底面にいるエビなどは食べられてしまうので、混泳には向いていません。

同種のスネークヘッド同士でも、縄張り争いでケンカしてしまうので混泳には向いていません。

単独飼育でストレスなく飼育してあげるのが一番よいでしょう。

 

 

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