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レッドビーシュリンプ水槽にヒドラが混入した時の対策・駆除方法

2018年8月27日

レッドビーシュリンプの水槽にフワフワと漂う、

小さなイソギンチャクのような物体を見かけたことはありませんか?

その正体は、ヒドラといってアクアリウムでは害獣扱いされています。

ヒドラはレッドビーシュリンプ水槽だけでなく、どんな水槽にもどこからともなく紛れ込んできます。

熱帯魚をメインに飼育している水槽であれば薬品を添加して駆除できますが、

水質変化に弱いレッドビーシュリンプ水槽に薬品をいれるのはエビに悪影響がありそうで怖いですよね。

今回はレッドビーシュリンプの水槽にヒドラが混入した時の対策方法をご紹介します!

 

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ヒドラとは?

(画像の引用元:ヒドラ wikipedia)

 

初めにヒドラ(Hydra)について解説しておきます。

ヒドラとは体長1センチ程の淡水に生息する無脊椎動物です。

触手でミジンコや稚エビを捕食するので、アクアリウムでは害獣として扱われています。

景観も損ねますし、稚エビに悪影響を及ぼすので見つけたら対策をする必要があります。

ヒドラは自然と水槽に発生するわけではありません。

水草やアクアリウムショップの水に混入して、水槽内で繁殖してしまうのです。

 

 

ヒドラの混入を防ぐために

 

アクアリウムショップからレッドビーシュリンプを購入してきたら水合わせをしますが、

その時水合わせで使った水を自分の水槽に入れないようにしましょう。

水合わせをしたらそのまま水ごと水槽内に投入する人がいますが、

それでは目に見えない微細なヒドラが混入する恐れがあります。

エビだけを優しく網ですくって放してあげてください。

しっかりと水合わせができていれば、水ごと投入しなくてもエビは元気な状態で移せます。

しかしどんなに気を付けていても、ヒドラは流木や水草、

生エサに紛れて混入してくるので、完全に遮断することは難しいです。

 

ヒドラが発生した時の対策方法

 

レッドビーシュリンプ水槽にヒドラが水槽内に発生した時の対策方法は、

ピペットやピンセットで物理的に取り除くのが有効的です。

地味な方法ではありますが、レッドビーシュリンプに負担を与えずに

確実に数を減らせる唯一の方法です。

ピンセットでつまむとヒドラがちぎれて完全に除去できないので、

ピペットで少量の水ごと吸いだすのがおすすめです。

ヒドラの駆除方法として、薬品や塩を入れる方法もありますが、

水質変化に敏感なレッドビーシュリンプの水槽にいつもと違う成分を添加するのは

水質バランスを崩す可能性が高いのでおすすめしません。

他にはゴールデンハニードワーフグラミーがヒドラを食べるケースがありますが、

レッドビーシュリンプ水槽に他の熱帯魚を投入すると手間がかかりますし、

ヒドラ撲滅後はその矛先が稚エビに向く可能性もあるので辞めておきましょう。

最悪水槽をリセットする手段も有りますが、手間がかかるうえ、

エビ達の避難先も確保しなければならず負担も大きいので最終手段として考えて下さい。

ヒドラはエサとなる動物性蛋白質が豊富な水槽内で大量繁殖します。

レッドビーシュリンプの水槽であれば、稚エビのエサになるブラインシュリンプ等ですね。

1度ヒドラのエサを絶つために動物性蛋白質の投入を辞めて、

毎日コツコツピペットで吸い上げていると自然といなくなります。

 

レッドビーシュリンプ水槽のヒドラ対策まとめ

 

レッドビーシュリンプ水槽のヒドラ対策について解説しました。

ヒドラは細胞が少しでも混入するとそこから発生するので、確実に混入を遮断するのは難しいです。

発生したヒドラの効果的な対策方法は、エサとなる動物性蛋白質を絶ち、

コツコツとピペットで吸い上げる方法です。

即効性のある方法ではありあませんが、薬品に頼らず、

レッドビーシュリンプに負担をかけない方法です。

水質が悪化している時もヒドラは発生しやすいので、こまめな水替えも効果的です。

大量発生してから対策するのはとても大変なので、

ヒドラを見かけたら大量繁殖する前に対策して稚エビを守ってあげてくださいね。

 

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