アクアリウムで熱帯魚を飼うとき、たいていは「水槽」が必要になりますが、地震が起きると問題になりますね。
小さい地震ならまだしも、大きな揺れの地震だと水槽が心配という方も多いでしょう。日本は地震が多いので、やはり水槽の地震対策をしておきたいですね。ということで、ここで水槽の地震対策について考えてみましょう。
地震と水槽について
アクアリウムでまず最初に必要になるのが、当然ながらおなじみの「水槽」ですね。アクアリウムにおける水槽とは、もちろん水を入れるための透明な容器です。透明な側面は、プラスチックやアクリル樹脂、ガラス等でできています。
この水槽。地震がきたらどうなるんでしょうか?
アクアリウム初心者の人は、そこまで考えてなかったという人も多いでしょう。しかし、たいていの水槽は大きめで中に水が入っているもの。小さい地震なら問題ないかもしれませんが、日本は地震列島。
小さい地震では年間で約9000回以上、大きな地震は10年に2回程度という数字があり、日本は世界でも地震が多く発生する地域のため、いつ大きな地震がくるかわかりません。大きな地震が来た場合、水槽が倒れて中の水と魚たちが…なんてことにもなりかねません。そこで、水槽の地震対策が必要になります。
耐震マットで地震対策
まず、地震の揺れから水槽を守るアイテムとして「耐震マット」という商品があります。これは、ホームセンターなどで売られている地震対策アイテムで、本棚などの下に敷いたりしますが、これを水槽台の下に敷いて水槽の地震対策にすることができます。
また、水槽にはガラス製にものがありますが、これにはガラスの蓋がついていることがほとんどです。この蓋は、地震によって落ちる可能性が高いので、ほかの蓋にすることで地震対策になります。大きな地震によって、上部のガラスの蓋が持ち上がって中の水があふれたという人が多いようです。
ホームセンターでは、塩ビの板を好きなサイズにカットしてもらうことができるので、もとのガラス製の板のサイズにしてもらいましょう。さらに、ガラスの水槽は地震によって割れる危険性もあるので、念のために「飛散防止フィルム」を貼ると安全です。これを貼ることで、水が一度にこぼれることも防止できるかもしれません。
滑り止めシートで水槽のすべりを防止
さらに、耐震マットと併せて使えるアイテムとして「滑り止めシート」があります。滑り止めシートはハサミで切ってサイズを調節することができるので、水槽のサイズに合わせてカットしましょう。この滑り止めシートは水槽台から滑るのを防いでくれるので、耐震マットと併せて使うとより安全になります。また、水槽台の中に石などのおもりを置くことで重心が下がって揺れにくくさせることもできます。
コンセントにも気をつけよう
耐震マットで水槽の転倒は防げるかもしれませんが、大きい揺れの場合、中の水が周囲にこぼれたり飛び出てしまったりするかもしれません。これが意外と盲点で、コンセントなどが近くにあれば水にかかって感電してしまうという可能性もでてきます。
そのため、水槽に使うコンセントでも水槽の近くにあるコンセントでも、水対策が必要になります。これには防水コンセントカバーや安いコンセントカバーなどのアイテムがあります。
水の飛び出しはどうする?
大きな地震時の水槽の水のこぼれ・飛び出しについては、もちろん水を少なめにしておくことで対策にはなります。しかし、これだと見た目的にあまりよくないですよね?
これでは、なんのためにアクアリウムをしているのかという感じなってしまうかもしれません。そこで間をとって、各水槽には推奨の水位があるので、これをこれよりもすこし少なめの水位にするとよいでしょう。
やはり地震にはしっかりと備えておきたいところ
水槽の地震対策についてでした。地震と水槽の問題についてはアクアリウム初心者の人はあまり考えなかったことかもしれませんが、日本は地震大国。日頃から地震は起きていますね。そこで、備えあれば憂いなしということで、上記のグッズなどでしっかりと対策をしておきましょう。
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