ネオンテトラ ベタ

ベタがほかの魚と混泳するのは大変、ネオンテトラは混泳できる?

2021年6月8日

ベタ f

 

ベタは世界各地で今も昔も親しまれてきた淡水魚ですが、戦うのが好きという魚なので、混泳させるのはきびしい品種です。しかし、なかには条件付きで相性が比較的良い熱帯魚も存在しています。

 

そのなかのひとつが、「ネオンテトラ」です。この熱帯魚も、ベタと同じように体色がきれいなんですよね~。まるでネオンのような体色なので、この呼び名になっています。今回はこのベタとネオンテトラの相性についてみていきましょう。

 

ベタを混泳させる条件

ベタ f

 

ベタはタイのメコン川に住んでいる淡水魚で、観賞用熱帯魚として昔から世界中で飼育されていました。ベタには「闘魚」という呼び名もあるくらい好戦的な性格で、ベタ同士でも同じ水槽に入れるとどちらかが死ぬまで戦うというケースもあるくらいです。

 

このような戦いを見るために闘魚としての交配が続けられ、これが結果的にベタの色鮮やかさにつながったという側面があります。そのため、アクアリウムでベタをほかの魚たちと飼育するのは難しいとされています。ベタ同士であっても、上記のように頻繁に喧嘩をしてしまいます。

 

なので、ベタは単独飼育が基本ですが、条件がそろえば混泳も不可能ではないとされています。その条件とは、まず、最低でも45㎝ほどのサイズの水槽にすることです。ベタは小さい容器でも飼育できますが、混泳させるならお互いにストレスにならないように広めの水槽がおすすめです。

 

さらに、草や木などを入れて隠れ家を作るとよいでしょう。最後に、非常に重要なことは、混泳させる魚の選定です。混泳が難しいとされるベタですが、相性が多少よい個体もいくつかあるので、この中から選ぶのが大切です。ベタと比較的合性がよいとされている一種は、「ネオンテトラ」です。

 

泳ぐスピードが速いのでつかまらない

熱帯魚の王様 ネオンテトラ

 

ネオンテトラとは、アマゾン川原産の熱帯魚で、大きさは約3センチくらいの小さな小魚です。名前の通り、まるでネオンのような体色がきれいなため、こちらもベタと同じくアクアリウムで人気の品種となっています。この体色は特別な発光器官を持っているわけでなく、ある色素を含んだ光の反射層があるためで、変化する事もあるそうです。

 

年間を通して安い価格で入手できて飼育もしやすいので、アクアリウムの世界では初心者向きとされていますが、わりと水質にうるさいこと、「ネオン病」という病気があることに注意しましょう。ベタとは相性がよいとされています。ただし、ほかの魚と比べて「比較的に」「まあまあ」というくらいです。

 

 

また、人間と同じように魚にも1匹ずつで個体差もあるので、このあたりは数値化はできないので、やはりむずかしいところです。ネオンテトラだけでなく、温和な性格のカラシン科とは混泳ができるようです。また、万が一ベタがネオンテトラを攻撃するようなことがあっても、非常にすばやい動きをするので逃げられます。逆にベタは泳ぐのが苦手で泳ぐスピードが遅いという好条件になるので、ネオンテトラがつかまることはそうそうないでしょう。ただし、絶対確実に攻撃されないとは言えません。

 

 

ネオンテトラがベタに食べられた、という話もあるようです。ベタの混泳は、たとえ相性がよいとされている魚でも、トラブルが発生することがあるのです。そのため、万がトラブル・失敗したときのために「隔離箱」を用意しておくとよいでしょう。最初は成功していても、突然喧嘩が始まって…というケースもあります。
そういうとき、ベタを「隔離箱」に入れて隔離するのです。なにかと「けんかっ早い」気があるベタですから、これがあるたけで、非常に安心できますよ。

 

ブルーテトラとの混泳はおすすめできない

 

テトラの仲間「ブルーテトラ」は、気が強い品種なので避けましょう。縄張り意識があってネオンテトラとも違い泳ぎも速いので、追いかけまわされてちょくちょく攻撃され、体力を弱らせることもあります。このように、テトラと混泳させる時は、性質をしっかり知っておかなければなりません。

 

 

鮮やかな体色の競演!?

 

ベタと相性が良いとされるネオンテトラについてでした。ネオンテトラもまた体色がとてもあざやかなため、人気ナンバーワンというくらいの熱帯魚なんですね。そんなネオンテトラとベタが混泳できるということで、試してみたい人もいるのではないでしょうか。

 

ネオンテトラは泳ぐのが上手で、逆にベタは苦手としているので、攻撃をうけることもほとんどないとされています。ただし、ベタと混泳してしばらくの間、ベタを追いかけ回したり、素早い動きでベタから餌をうばってしまうこともあるのでこの点は注意しましょう。

 

「二兎追うものはは一兎も得ず」ということわざもあるので(笑)、やはり初心者ならベタは単体で飼育したほうがよいでしょう。

 

 

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