フグといえばあのぽっちゃりした魚ですよね。アベニーパファーは、なんと大きさ3センチほどの、世界最小というフグです。そんな世界最小のフであるアベニーパファーも、アクアリウムで飼育することが可能なんです。しかし、アベニーパファーはどんな餌を食べるのか、初心者の人は気になりますね。
この記事の目次
この世で一番小さい淡水フグ「アベニーパファー」
アベニー・パファーはインドが原産の、フグ目フグ科のフグです。フグといえばあのおデブな魚を連想しますが、アベニー・パファーの大きさはなんと3センチほど!
そのため、アベニー・パファーは世界最小のフグなんです。体は黄色で、黒色の斑点が特徴です。アベニー・パファーも、アクアリウムで飼育することができます。小さい体なので小型の水槽でも飼えて、工夫すれば複数の飼育もできるので、フグの中では飼いやすい種類です。寿命は、水槽内では3年くらい生息することができます。 グッピー等と混泳させると、鰭をかじったり、柔らかい水草もかじる習性があるので気をつけましょう。フグといえば「毒」ですね。では、アクアリウムでアベニー・パファーを飼育するとき、フグ毒は大丈夫なんでしょうか。
アベニー・パファーがテトロドトキシン、通称「フグ毒」を持つかどうかは不明とされています。ただし、フグ毒は天然の細菌を食べた微生物をフグが食べることでできるとされているので、養殖のものなら毒性はほぼ無いかもしれませんが、野生のものはフグ毒を持っている可能性もあるようです。
淡水フグ・アベニーパファーの基本は赤虫
では、アベニー・パファーはどんなものを食べるのでしょうか。また、熱帯魚といえば人工餌を与えている人も多いでしょうが、アベニー・パファーは人工餌を食べないとされています。アクアリウムでアベニー・パファーに餌を与えるなら、「生きた赤虫」以外食べないとされています。
ほかの餌を与えても吐き出してしまうとか。乾燥した赤虫もあまり食べてくれません。生きた赤虫は栄養価も高く、アベニー・パファーの食いつきもよいので餌やりが容易、という面がメリットです。ただ、生きた赤虫はいろいろと手間があるので、初心者だとちょっとなーと思う人もいるかもしれません。
淡水フグ・アベニーパファーは赤虫以外でもけっこういける?
生きた赤虫は水槽の水が汚れやすく、冷蔵庫に赤虫を入れておかないといけないというデメリットがあります。そんな人におすすめなのがアベニー・パファー用の「クリル」です!
1日1度ほど、少な目のクリルを与えると、数日後には腹をすかせたアベニー・パファーが食べてくれるでしょう。アベニー・パファー用の「クリル」のメリットはもちろん赤虫より手間いらずという面がありますが、アベニー・パファーが慣れてくれるまで時間が必要という点がデメリットです。
また、フグの一種であるアベニー・パファーは貝類・スネールも食べます。ただ、普通のフグと同じように「口が小さい」ので、大き目な貝は食べられないので気を付けましょう。中には、水槽に発生するスネールを駆除するために、このスネールを食べるアベニー・パファーを飼っている人もいるとか。以前も紹介しましたが、スネールは水槽に自然発生するので、これを除去するのが大変なんですよねえ。
また、ネットでは、赤虫に似せた人工飼料を食べたという報告もあります。水で少しふやかすと、赤虫に似た色になります。ただし、食べてくれる個体もいれば、そうでないものもあるというものなので、一度試してみてもいいかもしれません。
淡水フグ・アベニーパファーの確実なのはやはり赤虫ですが
世界最小のフグ、「アベニー・パファー」と、食べる餌についてでした。人工飼料は食べてくれず、赤虫が基本のようでした。しかし、ネットでは貝類やクリルも食べるという報告もありました。このフグをあのスネールを駆除するために飼っている人もいるんですね。生きた赤虫は手間がかかるので、アベニー・パファー用のクリルを与えてみるという方法もありでしょう。
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