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ビーシュリンプの稚エビに与える餌はなに?

2021年9月16日

レッドビーシュリンプの写真 レッドビーシュリンプf

 

ビーシュリンプは淡水エビの一種です。小さくてかわいいのでアクアリウムでも人気の個体となっています。繁殖もある程度簡単なので飼育している人も多いのですが、では、ビーシュリンプの稚エビには、どのような餌を与えればよいのでしょうか。

 

ビーシュリンプはハチのような模様のエビ

 

ビーシュリンプは体長3センチほどのちいさなエビの一種で、ハチのような模様をしているので、「ビー」シュリンプなんですね。深い知識や高額な機材は必要ではありませんが、エビの中では高価な個体です。また、エビ類はほとんどが水質に敏感です。

 

PH値やちょっとした化学物質が水槽に入っただけで死んでしまうこともあるので気を付けましょう。混泳についても、ビーシュリンプより大きな魚では餌になってしまうので注意。ビーシュリンプが好む水質はPH値が5.0〜8.0、温度は15-27度くらいです。

 

ビーシュリンプのユニークな「抱卵の舞」

 

ビーシュリンプの繁殖は比較的簡単とされていて、水温20度〜27度くらいが適度となっており、これくらいの温度なら通年でも産卵可能です。

 

生後2ヶ月ほどでオスもメスも繁殖が可能になります。メスは産卵する前に脱皮して、「誘発物質」を出してオスを引き寄せ交接しますが、この誘発物質に反応して他のビーシュリンプが水槽を泳ぎ回るという、「抱卵の舞」いう行動が見られることが多くあります。産卵では直径1ミリくらいの卵を10個から40個くらい産んで、抱え込むようにして保護します。

 

孵化では親とほぼ同じ形をしていて、約25日すると卵から子エビになります。

 

 

ビーシュリンプの稚エビは何を食べる?

 

さて、ここからが本題です。ビーシュリンプの稚エビはどんな餌を食べるのでしょうか。ビーシュリンプの稚エビは3ミリから4ミリほどの大きさなのでよく目を凝らしてください。透明に近い色ですが、ちゃんと親と同じ形で、赤と白の模様もあるので思わずかわいいとなってしまうでしょう。

 

まず、ビーシュリンプの稚エビは生後2週間は水槽内にあるプランクトンを食べて過ごすので、この間は餌を与える必要はありません。なので、プランクトンがたくさんある水槽を作りましょう。水草を多めに入れ、光量を与えるとたくさんできます。

 

 

また、水草は隠れ家やレイアウトにもなるのでいいですね!

 

その後は5ミリくらいの大きさになり、、親のビーシュリンプが食べている餌と同じものに興味を示し、これを食べるようになります。ビーシュリンプは基本的に雑食で、藻類・赤虫・糸ミミズ・一般観賞魚用飼料・エビ用の飼料・ゆでた無農薬ホウレンソウなど、なんでも食べます。

 

簡単なのはもちろん人工飼料で、栄養バランスもよくて色上げや成長促進効果もあるのでおすすめです。特に色出ししたい人はシュリンプ専用フードがよいでしょう。餌の量としては稚エビなので少量で十分で、米粒くらいの量を与えましょう。

 

また、初期のビーシュリンプの稚エビが食べる微生物を増やしたり、2週間後の稚エビの餌にも使えるのが、「濃縮酵素」というものです。酵素は生物の内部で行われている化学反応に必須なもの、ということを聞いたことがありませんか?酵素を水槽に入れることで、有機物や汚染物質を浄化させる効果が期待できます。

 

これを与えると稚エビの成長が格段に速くなり、脱皮不全などの死亡率も低下します。

 

 

ビーシュリンプの稚エビには2週間後から与えよう

 

ビーシュリンプの稚エビに与える餌についてでした。ビーシュリンプの稚エビは、小さいビーシュリンプよりもさらに小さい3ミリくらいなのでかわいいですよ。

 

そのくせ、親と同じ形や色をしているというのもまたかわいい!

 

餌は2週間ほどは水槽内のプランクトンを食べるので、プランクトンが豊富な水槽にすることが大事です。2週間後は親エビと同じものを食べますが、シュリンプ専用フードや濃縮酵素などもよいでしょう。濃縮酵素は稚エビの成長も促進させる効果も期待できます。

 

 

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