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アベニーパファーを飼育しよう!純淡水で飼えて、小型水槽でもOK!

2016年12月8日

アベニーパファー-1 (熱帯魚)アベニーパファー(4匹)  北海道・九州・沖縄航空便要保温

 

アベニーパファーは愛らしい小型フグ。

大きくなっても3.5cmほどしか成長しません。

ミドリフグのように汽水の環境を必要とせず、

スネール退治にも役立ってくれるのが特長です。

 

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アベニーパファーの基本情報

アベニーパファー-2

(熱帯魚)アベニーパファー(4匹)  北海道・九州・沖縄航空便要保温

 

インドなど東南アジア原産の小型フグです。

「マーブル」「レオパード」など柄によって品種分けされています。

同種、他種問わずひれをかじるので、

ショップで選ぶ際にはなるべくひれに欠けのない個体をチョイスしましょう。

またショップで与えていた餌を聞いておくのもよいでしょう。

ショップで冷凍アカムシしか与えられていないと、

その後も人工飼料に口をつけない可能性があります。

 

 

アベニーパファーの飼育情報

アベニーパファー-3

(熱帯魚)アベニーパファー(4匹)  北海道・九州・沖縄航空便要保温

 

淡水で終生飼育が可能です。

基本的に丈夫ですが、同種間の争いによるケガから病気という

流れで落としてしまうケースが目立ちます。

新鮮な水を好むので、できれば週1回以上のペースで換えた方がアベニーの調子が上がります。

水質変化に弱いため、導入時は慎重に水合わせしましょう。

体が小さいため強い水流、エアレーションは禁物。

特に幼魚のうちは泳ぎ疲れて死んでしまうこともあります。

 

 

アベニーパファーの水槽

 

 

フグの仲間では最小クラスなので30cm水槽からでも飼育可能です。

小さめの水槽なら、縄張り意識をなくすための過密気味な飼い方もできます。

その場合は複数のろ過システムを用意しておきましょう。

体形に反して意外とジャンプ力があるので、蓋はしっかりと。

 

 

アベニーパファーの水質

 

 

弱酸性~中性の水を好み、水温は26~28度がめやすです。

比較的、高水温に強いので30度までは十分耐えてくれます。

一方で少しでも水温が下がるのは苦手。

24度を切ってしまうと、もう活性が落ち始めます。

 

 

アベニーパファーの底砂

 

 

アベニーは中性~弱酸性寄りの水を好みます。

ミドリフグと混同して、水質を弱アルカリに傾けるサンゴ砂を使わないようにしましょう。

サンゴ砂以外なら底砂の種類は問いません。

水草を多めに植え込んでおくとよい隠れ場所になり、混泳がしやすくなるようです。

 

アベニーパファーの餌

 

 

冷凍アカムシを好みます。

1本ずつアカムシに食いついていく様子は、とても可愛らしいものです。

導入当初はまず冷凍アカムシや冷凍ブラインシュリンプから始め、

徐々にクリルなど乾燥飼料や人工飼料にも慣らしていきます。

人工飼料への食いつきには個体差があります。

嗜好性を高めたフグ専用餌もおすすめです。

人工飼料に馴染まない個体には短期間の絶食、

アカムシのにおいを付けてから与える、といった作業が必要となります。

本来は生餌が大好きなので、繁殖しすぎたエビなども喜びます。

スネール(小さな巻貝)への嗜好性は特に高く、

スネール掃除屋としてとても評価の高い魚です。

 

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アベニーパファーの混泳

 

幼魚のうちまでは複数飼育できますが、

成長するにつれフグの仲間特有の気性の荒さが前に出てきます。

性格に個体差があるので断言はできませんが、複数飼育や混泳ができたというケースもあります。

小型水槽でアベニー1匹+他魚という組み合わせなら、比較的混泳しやすいようです。

ケガ予防のため、水槽内に必ず隠れ場所を用意しておきましょう。

 

 

アベニーパファーの仲間

 

メコンフグ

タイのメコン川に生息します。

アベニーパファーより大きくなり、10~15cmまで成長します。

また弱アルカリ性の水質を好む点でも違っています。

成長にしたがって模様が薄れ、暗い体色になっていきます。

 

ブロンズパファー

名前の通りメタリックな体色が特徴的な東南アジア産小型フグです。

体長10cm程度。

弱アルカリ性の水質を好むのはメコンフグと同じです。

やや協調性があり、同種なら複数飼育が可能です。

 

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アベニーパファー飼育のまとめ

 

 

雌雄の判別が可能なので、相性のよいペアができれば繁殖も期待できます。

二代、三代とアベニーを飼い続けているアクアリストもいるので、ぜひ繁殖にトライしてみてください。

 

 

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