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ダイオウイカとはどんなイカ? 生きたまま大王烏賊を見られる場所は?

2022年5月27日

ダイオウイカ wikipedia

ダイオウイカ引用:wikipedia

 

ダイオウイカは「巨大なイカ」として昔から話題になるものの、その生態はあまり知られていない生物です。また、たびたび日本の海岸でも漂着しているニュースを目にしますが、その後どうなったのかはあまり覚えていない人も多いでしょう。

 

今回の記事ではそんなダイオウイカの謎の生態にせまり、「生きたまま」見られる場所を探ってみましょう。

 

 

いろんな海に住むダイオウイカ

海水 f

 

ダイオウイカは世界各地の海に住んでいると考えられています。北大西洋や南大西洋、日本をはじめとする北太平洋や、オーストラリア周辺でも見られます。

 

ただ、熱帯地方や、南極北極などではほとんど目撃例がなく、生息はしていないと考えられています。ダイオウイカがどのくらいの深さの海で活動しているかは正確にはわかっていません。しかし、ダイオウイカと敵対することの多い「マッコウクジラ」の行動を分析すると、ダイオウイカは300から1000メートルほどの深さで行動していると考えられています。

 

 

驚愕の大きさを誇るダイオウイカ

水中洞窟 f

 

ダイオウイカの大きさは推定で12から13メートルまで成長すると考えられていますが、ヨーロッパで見つかった個体は18メートルもあった、と記録されています。

 

これだけ大きくなるのは「深海巨大症」とみられ、深海の低温や食糧不足、敵の少なさなどが原因と思われます。大きさの大半は触手が占めており、頭と腕の部分は5メートルを超えることは少ないです。

 

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ダイオウイカの体の特徴は?

 

ダイオウイカの体の構造は通常のイカとあまり変わらず、胴体と8本の腕、2本の触手で構成されています。イカの長さの大部分は腕と触手なので、同じく巨大生物の「マッコウクジラ」より体重はずっと軽いです。

 

腕と触手の内側には数百に及ぶ吸盤があり、この吸盤には鋸状の鋭く細かいリングがついています。ダイオウイカはこれらを使って敵を攻撃すると考えられ、マッコウクジラの体からはこの吸盤からつけられた円形の傷が見つかることも多いです。

 

 

ダイオウイカは頭が良い?

 

ダイオウイカは複雑化された脳を持っており、かなり頭が良いと考えられています。また、生き物の中で最大の「目」があり、深海で光を察知する能力に長けているようです。

 

色を察知することはできませんが、深海の中でも色のわずかな違いを認識できると考えられています。ちなみにダイオウイカのDNAを分析してみると世界中を見てもダイオウイカは1種類しかいないことが示唆されています。

 

 

ダイオウイカは何を食べているのか?

コブシメイカ f

 

ダイオウイカは深海魚や、他の種類のイカを食べていると考えられています。ダイオウイカは群れを作らず、単独で狩りをしているようです。また、漂着したダイオウイカの胃の内容物から「他のダイオウイカ」の一部が見つかったことからダイオウイカ同士で「共喰い」していることも考えられます。

 

 

生きているダイオウイカを見ることはできる?

海中と水面と空のグラデーション 沖縄座間味島 f

 

ダイオウイカは世界各地で漂着していますが、たいていは死んでいるか、衰弱してすぐに死んでしまいました。しかも、動いている姿をカメラに収めることもできませんでした。しかし、2013年に日本のNHKを中心とするチームが小笠原諸島周辺で世界で初めて泳ぐダイオウイカの撮影に成功し、TVでも放映されました。

 

 

生きたままダイオウイカを見られる施設はある?

国立科学博物館 f

 

残念ながら漂着例は数ありますが、生きたままダイオウイカは捕獲されたことはありません。そのため、水族館などでは生きたままのダイオウイカを見ることはできません。

 

しかし、「標本」はいくつかの水族館で見ることができます。現在、ダイオウイカの標本を展示しているのは

 

  • 国立科学博物館(東京都)
  • 鴨川シーワールド(千葉県)
  • 美ら海水族館(沖縄県)

 

また、もう展示は終わってしまいましたが、福井県の「越前松島水族館」では近くの海に漂着したダイオウイカを氷で冷やし、生のまま展示していました。そこではダイオウイカに触ることができ、結構な弾力があったそうです。

 

 

ダイオウイカの生態まとめ

美しい海中洞窟 f

 

その大きさから古来よりダイオウイカは人々の間で話題になっていました。しかし、その存在が確認でき、映像まで撮影することができたのはごく最近です。「生きたまま」見ることは困難ですが、技術が進歩すれば、いずれ水族館などでも泳ぐダイオウイカを見ることができるかもしれませんね。

 

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アイキャッチ引用元:おサカナさんの海のいきもの

 

 

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