「アピストグラマ」はその美しい模様から、とても人気のある熱帯魚です。一口にアピストグラマといっても実に多くの種類があり、そのバリエーションの多さからコレクションとして集める人もいるようです。
今回の記事ではそんな「アピストグラマ」の魅力に迫ってみましょう。
サムネ引用元:たそがれアクア様
この記事の目次
実に多くの種類がアピストグラマ
アピストグラマはブラジル、ペルー、パラグアイなど南米原産の熱帯魚です。南米産と中米産の「スズキ目シクリッド科」の熱帯魚を総称して「アメリカンシクリッド」というのですが、「アピストグラマ」のそれに該当します。
「アピストグラマ」はアメリカンシクリッドの「小型種」にあたります。種類がとても多く、学名がついたものだけでも100種類を超えると言われています。
アピストグラマの種類を紹介
多くの種類があるアピストグラマですが、代表的なものをいくつか紹介しましょう。
「アピストグラマ・アガシジィ」
アマゾン川流域に生息し、生まれた地域によってさらに様々な模様を持つのが魅力です。
「アピストグラマ・ビタエニアータ」
体に入る2本のラインと、「ライヤーテール」と呼ばれる尾ビレが特徴的です。
「アピストグラマ・トリファスキアータ」
6センチほどの小さな体ですが、飼育は簡単で初めてアピストグラマにお勧めです。体全体の青みが美しく魅力的です。
「アピストグラマ・エリザベサエ」
輸入数が少なく、飼育も難しいので愛好家の間で人気。大きなヒレと産地によって大きく変わる模様が特徴です。
「アピストグラマ・クルズィ」
ペルー原産の種で、背ビレや体に派手目な発色があるのが特徴です。一色ではなく、背ビレと尾ビレの色が違ったりと、水槽の中でとても目立つのが魅力です。
上記で紹介したほかにも様々な種類のアピストグラマが存在します。見分けがつきにくい種類もいるのですが、慣れてくると細かな違いを楽しめるのも魅力の一つですね。次項からはアピストグラマの飼育方法を調べてみましょう。
アピストグラマは急激な水流は苦手
アピストグラマは本来流れの少ない水域に生息していますので、流れの速い水流は苦手です。水槽のフィルターを調整して、水の流れが速くなりすぎないようにしましょう。
水質にはあまりこだわりませんが、「弱酸性」をキープするのがおススメです。水替えはそこまで必要な魚ではありませんので、あまりに汚れが目立つときのみ、水替えをすると良いでしょう。水質な変化には強いですが、急激な環境の変化はお勧めしません。
アピストグラマはどんな餌を食べるのか?
基本的には「人工餌」「生きエサ」問わず、どんなものでも食べます。餌を与えすぎると、体の調子が悪くなることもありますので、少な目にこまめに与えると良いでしょう。
餌によっては体の発色が変わってくる場合もありますので、いろいろ試してみるのも良いかもしれませんね。
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アピストグラマの繁殖は狙えるのか?
アピストグラマは産卵すると夫婦で稚魚を守るスタイルです。卵は流木などに産み付けますので、繁殖を狙う場合は水槽内に筒状のモノや流木を設置しておくと良いでしょう。
産卵後数日で孵化し、数日後には稚魚が泳ぎ始めます。基本的には親子共に同じ水槽でも大丈夫ですが、産卵後のメスは気性が荒く、オスを追い回すこともありますので、オスは別の水槽で飼育することも必要になるかもしれません。稚魚へのおすすめの餌は生きエサ「ブラインシュリンプ」で、人工餌と合わせて与えるとよく成長します。
アピストグラマは購入するのもおすすめ!
繁殖が難しい方は購入して増やすことが簡単です。アピストグラマの魅力の一つは多くの種類があることですが、通販サイトを見ると、実にたくさんのアピストグラマが販売されていて、とても迷ってしまいます。
良く写真を見て自分の好きな魚を見つけるのが良いでしょう。実店舗ならば実際に目で見て自分の好きな模様の魚を見つけられるかもしれないのでそれも良いでしょう。値段は様々で、600円程度で購入できるものから、ペアで数万円する個体もあり、十分な検討が必要です。
アピストグラマの魅力のまとめ
アピストグラマの魅力は美しい模様と、多彩な種類ですね。もしも余裕があれば、少しでも多くの種類を手に入れて、水槽を美しく彩りたいものですね。
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