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グリーンアロワナの飼育のポイントは?緑にも青にも見える龍魚

アロワナf

 

グリーンアロワナは緑にも青にも見える独特の体色が特徴の淡水魚です。鱗の輝きは優雅で、水槽内では貫禄が見られる魚ですね。飼育もそんなに難しくなく、グリーンアロワナが属する「アジアアロワナ」の仲間の中でも手に入りやすい種類でもあります。

 

今回の記事ではそんな「グリーンアロワナ」の生態と、飼育のポイントについて調べてみましょう。

 

 

東南アジア原産で、多くの種類があるアロワナ

【水族館・サンシャイン水族館】アロワナf

 

グリーンアロワナは東南アジア原産の淡水魚です。主に「ブラックウォーター」と呼ばれる湿地や沼地を通る、流れの緩やかな川に生息しています。グリーンアロワナは「アジアアロワナ」と呼ばれる種類に属しており、アジアアロワナは体の色によって様々な名前が付けられています。例えば「スマトラゴールデン」や「スーパーレッド」などもグリーンアロワナの仲間になります。特に中国では「龍(ドラゴン)」に似ていることから「龍魚」と呼ばれ人気があります。

 

 

グリーンアロワナは体の輝きと髭が特徴的

 

グリーンアロワナの特徴は光沢をもった鱗の輝きですね。緑色をベースに角度によっては金色、銀色にも見え、とても気品を感じさせる輝きになっています。成長すると目から頭部付近がエメラルドグリーンに輝くのも特徴です。

 

口は大きく避けていて、目立つのは下あごの先端に見える髭で、これは飾りではなく、味を感じるこのできる器官で、獲物を探す役割をしているそうです。体長は大きいものでは100センチを超え、寿命も自然界では10年ほどですが、飼育下では長ければ20年以上生きるようです。

 

アロワナ飼育の水槽はかなり大きなものを用意しよう

 

先述した通り、グリーンアロワナは1メートル近くまで成長するかもしれないので、かなり大きな水槽が必要になります。150センチから180センチくらいの大きさが必要で、深さは50センチくらい、奥行きも70センチ程度は必要になるでしょう。

 

この大きさの水槽ですと、ホームセンターなどでは購入することは難しく、専門店やオーダーメイドで水槽を作ることになるでしょう。また、この大きさだと水を入れると重量もかなりのものになるため、賃貸などに住んでいる方は床の状態にかなり気を付けることが必要です。最適な水温は28度前後で、それを下回ると病気の恐れがありますので、水槽用ヒーターは必須です。

 

水槽は大きなものになりますので、ヒーターもそれなりのものが必要になるでしょう。水質は弱酸性から中性くらいが最適ですが、あまり水質にはこだわらないのでそこまで気にする必要はないでしょう。

 

 

グリーンアロワナには生き餌を中心に与えよう

 

グリーンアロワナは肉食魚ですので、飼育の際にも「生き餌」を中心に与えましょう。コオロギやミルワームなどの昆虫、メダカや金魚、手に入るならばカエルやイモリなども良いでしょう。

 

 

 

エサは1日2~3回で、15分程度で食べきれる量を与えましょう。生き餌は水が汚くなりがちなので、食べ残しがあった場合はすぐに清掃することが必要になってきます。肉食魚用の人工餌もあり、それを食べてくれると費用的にもとても楽なのですが、なかなか食べてくれないという報告もあります。生き餌に混ぜて少しずつ与えて慣れさせましょう。グリーンアロワナは水槽上層部を泳ぐので「浮上性」の餌を選びましょう。

 

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同種での混泳は難しい

 

グリーンアロワナは縄張り意識がとても強く、同種同士だと激しい争いが起きてしまいます。そのため、同種での混泳は避けた方が良いでしょう。逆に他の種類に対しては温厚なので、アロワナを攻撃しない温和な魚ならば混泳可能でしょう。

 

 

 

具体的には「オスカー」や「ナイフフィッシュ」などです。また、グリーンアロワナと生活圏が違う「下層を泳ぐ魚」ならば混泳は可能です。いずれにしてもグリーンアロワナとサイズが大きく違う小型魚などは食べられてしまうことがあるのでおススメできません。

 

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飼育下での繁殖は難しい

 

グリーンアロワナは「マウスブルーダー」と呼ばれる「親が子を口の中で育てる」タイプの魚です。飼育下での繁殖は成功例がほとんど見られず、個人でチャレンジするのはとても難しいと考えられます。

 

グリーンアロワナを増やしたいならば専門店や通販で購入するのが無難でしょう。価格は2万円から5万円ほどとやや高めで、水槽の設備の費用も加えて、グリーンアロワナを飼育するにはかなりの費用がかかることは覚悟しなければなりません。

 

 

グリーンアロワナ飼育のまとめ

水の中を泳ぐアロワナ f

 

グリーンアロワナは費用の面からも飼育が難しく、初心者にはおすすめにくい魚です。しかし、実際に飼育してみるとその姿はとても優雅で、大きな水槽で泳ぐ様はぜひ眺めてみたいものです。条件がゆるせば、あらかじめしっかり勉強し、飼育にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

 

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