コンゴテトラは青とオレンジ色に輝く体が特徴的な熱帯魚です。とても目立つ魚で、ぜひ自分の水槽に彩を与えたい方にはとてもお勧めの魚と言えるでしょう。今回の記事ではそんなコンゴテトラの特徴と、飼育のポイントについて調べてみましょう。
この記事の目次
コンゴテトラの英名は?
コンゴテトラの英名は「Congo tetra」で、読み方は日本語と同じと言っても良いでしょう。あまり地域によって呼び名の違いが無いようですね。
コンゴテトラの種類は?
コンゴテトラは「カラシン目アレステス科」に属する熱帯魚です。「カラシン目」はテトラやピラニアなど、多くの熱帯魚が所属するとてもポピュラーな種類となっています。一方「アレステス科」はアフリカだけで見られる淡水魚の種類で、属する魚も多くはありません。コンゴテトラの他には「ロングフィンテトラ」などがアレステス科に属しています。
コンゴテトラの生息地は?
コンゴテトラはその名が示す通り、中央アフリカのコンゴ川流域を生息地としています。同じコンゴ川流域でも、地域によって体色に違いもあるそうです。
コンゴテトラの大きさ、寿命はどのくらい?
コンゴテトラは大きな個体で10センチほど、たいていは7から8センチくらいの大きさが主流で、やや中型の熱帯魚といっても良いでしょう。寿命は大体5年程度です。
コンゴテトラに最適な水質は?
コンゴテトラに最適な水温は23度~25度くらいで、それより飼育環境により水温が低くなりそうな時は水槽用ヒーターを、高くなりそうな時は水槽用ヒーターの設置を検討してください。水質はPH6.5と中性の水を好みます。水質にはそこまでうるさくはありませんが、急激な水温、水質の変化は魚にストレスを与える恐れがあるため、そこは気を付けていきましょう。
コンゴテトラが好む餌は?
コンゴテトラは基本的にどんな餌でも食べますので、販売されている熱帯魚用の餌で十分でしょう。浮上性でも沈下性でもどちらでも追いかけて食べるので大丈夫です。栄養のバランスを保つためにおやつ代わりに冷凍アカムシなどを与えても良いでしょう。
コンゴテトラの性格は?
コンゴテトラはとても温和な魚で、他の魚を攻撃するようなことはまずありません。コンゴテトラが所属する「カラシン目」の中には他の魚を攻撃する可能性がある魚(ブルーリボンテトラなど)もいますが、コンゴテトラにはそのような心配はないでしょう。
コンゴテトラは混泳できる?
上記のようにコンゴテトラは温和な性格ですから、他の魚との混泳は問題なくできるでしょう。ただ、コンゴテトラから攻撃することはありませんが、攻撃してくる魚はいますので、コンゴテトラより大きなサイズの魚は避けた方が良いでしょう。コンゴテトラは群れで泳ぐ性質がありますので、同種を混泳するのも良いでしょう。
コンゴテトラと混泳できるおすすめの魚は?
他の魚との混泳ならば、コンゴテトラと同じようなサイズの魚がおすすめです。特にグラミーの仲間は色も鮮やかでコンゴテトラとのコントラストも美しいので混泳相手には良いでしょう。レッドグラミーやブルーグラミーなどとは特に見た目の相性が良いのではないでしょうか。
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コンゴテトラは喧嘩する?
コンゴテトラは温和な魚で、基本的には喧嘩することはありません。ただ、オス同士だと稀に小競り合いを起こすこともあります。それにコンゴテトラより小さな魚が巻き込まれ、ストレスを感じてしまうことがあるので、土管や流木などで隠れ家を作っておくと良いでしょう。水草はコンゴテトラが食べてしまうことがあるのでおススメできません。
コンゴテトラの繁殖は可能か?
コンゴテトラの飼育下での繁殖は難しくありません。まずは60センチサイズの繁殖用水槽を用意し、ウィローモスを入れておきます。これはコンゴテトラがばら撒きの産卵をするためです。そしてそこにオスメスペアを入れ、繁殖を待ちます。コンゴテトラのメスはオスより地味な体色をしているので見分けるのは難しくありません。産卵に成功したら、親は他の水槽に移します。卵は4から5日ほどで孵化しますが、稚魚は大変小さいので「インフゾリア」を与えましょう。1週間ほどするとブラインシュリンプを食べられるようになるでしょう。
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コンゴテトラの色揚げをするには?
コンゴテトラを色揚げし、さらに目立つようにさせるには餌に工夫が必要です。具体的には冷凍ブラインシュリンプやテトラディスカス用の餌が色揚げに効果があります。また、色揚げを目的とした餌も通販を中心に販売していますので、試してみるのも良いでしょう。
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コンゴテトラ飼育ポイントまとめ
コンゴテトラの飼育は難しくなく、気軽に飼育できると思います。ポイントとしては水質と水温をこまめにチェックすること、それを忘れなければ長く飼育することもできるでしょう。その群泳はとても美しく、部屋の彩になるのでぜひ飼育してみてください。