
美しいゼブラ模様のストライプで、プレコ界、
いえアクアリウム界屈指の人気を誇るインペリアルゼブラプレコ。
かつては高値の花でしたが、繁殖技術が確立され徐々に値下がり。
その後、原産国・ブラジルが輸出禁止の措置を取ったことで再び高価な観賞魚となってしまいました。
昔も今も大きな買い物だけに、「インペ」で絶対失敗したくないというあなたに、
とっておきの技をお教えしましょう
安心感ならショップ (通販)、価格ならオークション
(熱帯魚)インペリアルゼブラプレコ Sサイズ(ブリード)(1匹) 北海道航空便要保温
インペリアルゼブラプレコの「命」は白と黒の美しいストライプ。
ゼブラ模様のコントラストができるだけはっきりした個体を選びたいものです。
繁殖にトライしたい人にとってはオス、メスが判別できるかも重要ですね。
一番の方法はショップに足を運び、自分の目で好みの個体を選別。
店員のアドバイスも受けながらペアを揃えることです。
ただし、雌雄の差がはっきりしはじめる7cm程度のサイズで、
しかもバンドのはっきりしているものは、なかなかのお値段です。
ネット店舗なら、価格がやや割安に設定されている傾向があります。
下で触れるネットオークションに比べ、個体ごとの画像を用意してあることや、
死着保障がしっかりしているところも安心できます(一部例外もあります)。
価格を追及するならネットオークションに軍配が上がります。
うまくいけばワイルド個体のF1(第一世代)を数千円で手に入れることができます。
必ず確認しておきたい「死着保障」と「画像」
(熱帯魚)インペリアルゼブラプレコ Sサイズ(ブリード)(1匹) 北海道航空便要保温
ネットショップでもオークションでも、通販で必ずチェックしておきたいのは「死着保障」。
生き物ですから、開封してみたら既に死亡していたという事故は起こりうるのです。
まず「死着保障」の有無、次に条件を確認しておきます。
多くの場合、魚が入っているビニール袋を開けてしまうと認められません。
「時間指定便は返金不可」「到着から○時間以上経過すると返金不可」と
いった条件が定められている場合もあります。
死魚を返送するよう求められる場合もあります。
兼業で熱帯魚のブリードをしている個人に多いことですが、撮影の時間が取れず、
数匹の魚が集まっている画像を掲載し「この中から選んで発送します」としているケースも。
この場合、個体の選別ができず、相手の善意にまかせるしかありません。
「画像に比べ模様が薄い…」と後悔しないよう、
1個体ずつ画像を載せている業者を選びたいものです。
インペリアルゼブラには通じないプレコの常識
繁殖個体が出回るようになったとはいえ、
インペリアルゼブラが飼育難度の高い魚種であることに変わりありません。
アクアリウムやプレコに対する知識があるゆえに失敗してしまいがちな事柄をまとめてみました。
弱酸性の水質をキープ…×
・南米原産のプレコ=弱酸性の水と考えてしまいがちですが、
インペリアルゼブラにはNG。7.0~7.5の弱アルカリ寄りの飼育水を用意します。
コケを食べる…×
水槽内のコケはほとんど食べないので、プレコ用タブレットの他、クロレラやスピルリナの錠剤を与えます。
意外なところでは水槽セッティング用のバクテリアの錠剤も食べます。
土管を入れる…×
シェルターは必要ですが、他のプレコのように土管や塩ビパイプではなく、
片側が細くなって行き止まりになっている専用の「産卵筒」を用います。
インペリアルゼブラはこうした狭いスペースに産卵し、オスが卵と稚魚を守ります。
片側が詰まっていると汚れがたまりやすいのが難点。
たまに取り出して洗ってやりましょう。
インペリアルゼブラプレコの選び方のまとめ
・実物や、実物の画像でバンドの濃淡をしっかり確認。
・雌雄の判別が確実なのは成長した個体。
・「死着保障」の条件をよくチェック。
・弱アルカリ性の水質をキープ。
・繁殖を狙うなら専用の産卵筒を。

