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熱帯魚は1週間留守にしても大丈夫?留守中の飼育対策

2022年5月24日

熱帯魚とネオンテトラと水槽f

 

ペットを飼うことで心配なのは「家を留守にするとき」ですよね。犬や猫ならば人に預けたり、ペットホテルに泊まったりもできるのですが、熱帯魚だとそうはいきませんよね。

 

特に1週間という長期留守にする場合、熱帯魚は大丈夫なのでしょうか?

今回の記事では1週間留守にした場合の熱帯魚について考えてみましょう。

 

1週間留守時はエサの心配は必要なし!

 

1週間留守にする場合心配なのは「エサ」についてなのではないでしょうか。「エサを1日でも与えないと死んでしまうのではないか」と恐れている人もいるでしょうが、実は心配いりません。

 

熱帯魚は1週間エサを食べなくても十分、生きていけるのです。しかも1カ月エサを与えなくても死ぬことはない、と言います。と、いうのも水槽内には見えない微生物など熱帯魚が生きていく上で必要なものが漂っているのです。加えて、熱帯魚はエネルギー消費が少ないので、エサをあまり必要としない、ということもあります。

 

 

1週間留守時、出かける前にエサを大量に与えてはダメ!

 

エサの事が心配で、出かける前に多めにエサを水槽に入れておこう、と思う人もいるでしょう。でもそれは絶対にやめた方が良いでしょう。なぜならエサを大量に与えることにより、熱帯魚はそれだけ大量の「フン」をしてしまい、水槽を汚してしまうからです。

 

出かける前は通常のエサの量を与えておけば大丈夫です。

 

 

 

どうしても心配ならば「フードタイマー」を導入しよう

 

 

「1カ月はエサは必要ない」と言っても「もしも」の事で心配な方は「フードタイマー」を用意しましょう。「フードタイマー」はあらかじめ時間、エサの量を設定しておくと、自動で水槽にエサを投入することができます。フードタイマーは大体2000円から3000円くらいで購入することができます。

 

 

 

エサの問題を解決できる「3日間フード」

 

 

熱帯魚の餌には「3日間フード」という便利なエサがあります。これはタブレットタイプのエサで、1粒与えるだけで3日分のエサをまかなうことができるそうです。

 

仕組みとしては、エサは表面が硫酸カルシウムで覆われており、3日かけて少しずつ溶けることにより、タブレットの中に含まれたエサが少しずつ水中に流れ出す仕組みだそうです。こちらは4個入りで400円くらいです。

 

 

出かける前にするべきこと:水の交換

泡 水槽 f

 

出かける前にはまずは「水の交換」をしましょう。特に真夏や真冬は水が蒸発し、水槽の水位が変わってしまう恐れがあります。熱帯魚は水位には敏感ですので、一度水を交換しておくと安心です。

 

 

出かける前にすべきこと:水質の確認

 

あらかじめ出かける日程が決まっていたら、出かける前までに日々の水質の変化をメモしておきましょう。そうすると「何日で水質が変化するか」がわかるようになり、出かける前の水質調整が容易になります。

 

 

出かける前にすべきこと:底砂をきれいにしよう!

 

底砂が腐敗すると、熱帯魚の病気の原因となります。いくらエサを与えないとしても、何も手を加えないと底砂は汚れていきます。

 

 

「底砂クリーナー」という商品があり、底砂の掃除と水の入れ替えが同時にできてとても便利です。大体2000円前後から購入できますので、家を空けることがなくても購入しておくと良いでしょう。

 

 

出かける前にすべきこと:機器の確認

 

フィルターやポンプ、照明など水槽には多くの機器が接続されていることと思います。留守中にそれらの機器が故障すると魚の命にかかわりますので、正常に作動しているかチェックしておきましょう。

 

フィルターは新しいものに交換し、照明は時間によってオンオフができるタイマーを設置するようにしましょう。一番大事なのがヒーターやクーラーで、水槽の温度管理のためにも日ごろの点検は欠かさないようにしましょう。

 

 

帰宅したらまずは水槽の確認を!

 

帰宅したら、真っ先に水槽をチェックしましょう。まず見るべきは「死んだ魚がいないか」です。残念ながら死んだ魚がいる場合、そこから病気や水の汚染が広まっていないとも限りません。

 

死んでしまった魚は取り除き、水槽の水は交換するようにしましょう。

 

 

1週間留守時はどうする?のまとめ

グリーンネオンテトラ f

 

熱帯魚を飼っていて1週間留守にする場合は、事前の確認がとても大事になりますね。エサは基本的には問題ないようなので、温度管理と水質管理は何とかできるようにしておきましょう。

 

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