さて、前回は水槽の大きさについてお話しましたがいかがでしたでしょうか?
今回は、底床についての話をしようと思います。
底床の重要性
熱帯魚を飼育する上で底床というのはとても大切です。
しかし、最適な底床で飼育しなくてもある程度問題なく飼育できます。
ですが、ビーシュリンプについては「ある程度問題なく」という考えは捨てたほうがいいかもしれません。
と、言うのもビーシュリンプの最大の魅力は繁殖にあります。
繁殖する環境というのは極めて状態のいい環境、すなわち最適な環境しかありえないからです。
ビーシュリンプ飼育にはソイルが最適
では、どの底床を使うかということですが、これはもうソイルしかないと思っておいてください。
繁殖を目的としてビーシュリンプを飼育している人でソイル以外を使っている人は殆どいません。
理由は簡単です。ソイルが最も繁殖させやすいからです。
ビーシュリンプ繁殖ではソイルが良い
ではなぜ、ソイルが1番繁殖させやすいかという話をしていきます。
まず、ビーシュリンプが好む水質はpH6.0~6.5程度の弱酸性の水質になります。
この弱酸性の水質というのが厄介で、大磯砂や珪砂、田砂では作り出すことが難しいです。
中性ならまだしも弱アルカリ性の水質はかなり嫌う傾向にありますので、大磯砂は特に飼育に不向きです。
ビーシュリンプに飼育には水草も良い
また、ビーシュリンプは水草と一緒に飼育することが多いのですが、この水草が弱酸性の水質を好むというのが2つ目の理由になります。
もちろん、水草が全くなくてもビーシュリンプは飼育できますが、餓死には気をつけたほうがいいでしょう。
その点、水草があれば、餌を忘れても水草を食べてくれますので餓死の心配がなくなります。
稚エビが襲われないように隠れ家を作るという意味で水草を植える人がいますが、これについては自分はあまり気にしなくてもいいと思ってます。
と、言うのも、大人のエビが稚エビを襲うことは殆ど無いからです。
ただ、他にも熱帯魚を混泳させている場合は水草は必須といったほうがいいと思います。
温厚な種ならばそれほど興味を持ちませんが基本的には餌として食べられてしまいますので極力隠れ家を作ったほうがいいと思います。
底床のまとめ
そういった意味で、混泳する場合もしない場合も、ビーシュリンプを飼育、そして繁殖させるつもりならばソイルを使うのが最もいいと思います。
次はソイルの飼育で気をつけることについて書こうと思います。では。
レッドビーシュリンプの脱皮瞬間
レッドビーシュリンプが脱皮をしているシーンです。
神秘的ですね。
ビーシュリンプの購入方法
ビーシュリンプは楽天やAmazonでも購入が可能です。
近場にアクアショップがない方もオススメです。
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この記事を書いた人:まめ
アクアリストライター:
まめ
自己紹介:
60cmの水槽で水草を、36cmの水槽で海水をやってます。実は、もう1本25cmキューブ水槽を持ってますが、現在は倉庫にて休暇中です(笑)
好きな熱帯魚:
コリドラス・ステルバイ、ミニブッシープレコ、ヤエヤマギンポ