亀の繁殖をさせるなら絶対抑えておくべき5選!前半編

2015年10月8日

亀

 

亀を多頭飼育している方が一度は思うかもしれないこと・・・

「飼育している亀を繁殖させてみたい!」

単頭飼育の私ですら憧れます。

なので今回は亀の繁殖を紹介していきます!我が家のお嬢様(セイブニシキガメ)に婿殿が来たら、絶対試みるつもりでたくさん勉強しました(笑)
今回は長くなってしまうので、前編・後編に分けて書いていきます♪

 

繁殖させやすい亀・繁殖させにくい亀

 

まずはここから。
あなたの飼育している亀さんが繁殖させにくい亀さんだと、なかなか成果はあげられません。
繁殖させやすい亀の例を挙げてみますと
ミドリガメ・クサガメ・ドロガメ・ニオイガメ
この種類は(比較的)繁殖がさせやすい種類だと言われています。
逆に
ニホンイシガメ
は繁殖が難しいと言われている種類になります。

*繁殖がさせやすい種類でも「ペアで放っとけば繁殖が出来る」なんて事はありえません。繁殖に適した環境や、ペアの年齢、相性だってもちろん重要になります!
まずは自分の飼育している亀さんの繁殖難易度を理解してくださいね。

 

オス・メスのペアリング

photo credit: turtles via photopin (license)

photo credit: turtles via photopin (license)

飼育されている方なら解っていると思いますが、ここではオスメスの見分け方を少し書いておきます。
せっかく準備しても同姓同士じゃ繁殖できませんからね(汗)

亀は基本的にオスよりメスの方が大きくなります(ドロガメの仲間はオスメス同じ位か、オスの方が大きくなる場合があります)
繁殖目的でペアを飼育したいのであれば、尻尾を見て見分けるのが一番簡単かと思います。
*オス・・・腹側から見て、総排泄口(肛門)が甲羅より外側にある、尻尾の付け根が太い
*メス・・・腹側から見て、総排泄口(肛門)が甲羅より内側にある、オスに比べると尻尾の付け根が細い
(小亀ではなかなか見分けが付かない場合もあります)

繁殖できる年齢は種類によって多少変わりますが、だいたいオスが2~4年・メスが5~7年で繁殖できる身体になるそうです。
また、若いメスは産卵数が少なめですが、一度産卵を経験した亀は繁殖させやすいと言われています。

 

繁殖の準備

 

オスメスの区別も付いて、いざ繁殖へ!なんて簡単にはいきません。
ここからは一番大変であろう準備を紹介していきます。
普段の飼育や前回書いた冬眠などの設備では繁殖は出来ませんし、もし出来たとしても小亀を見るのは難しいのでちゃんと繁殖に適した設備を準備しておきましょう。

*冬眠させる
亀を繁殖させたいと考えたらまずは冬眠させること。
野生の亀は「日照時間の変化・日中と夜間の気温差・水温の変化」により、秋や春に発情が見られます。
飼育下の亀には上記の季節感が足らないので、冬眠をさせることで自然の状態に近づき発情を促し繁殖への準備をします。

 

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