亀の繁殖をさせるなら絶対抑えておくべき5選!前半編

2015年10月8日

繁殖のための設備

 

亀を繁殖させるなら、屋外で飼育するのが一番です。
なぜなら室内だと最低でも150センチ水槽が必要になるからです(驚)

特例としてニオイガメ・ドロガメの仲間は60~90センチ水槽でも繁殖可能ではあるらしいのですけど・・・
全部の亀に共通しているのが
・水深の深い水場(亀の交尾が水中で行われるため)
・柔らか過ぎず硬すぎない土で出来た陸場(メスが穴を掘って産卵するため)
・充分な広さ(メスによってはあちこち穴を掘ってなかなか産卵できないため)
になります。
成功率を上げるためには、オスメスそれぞれ2~3匹ずつで試してみるのがオススメです(相性や発情の確立が上がるため)

成功率だけを見てしまえば、室内で繁殖させるより屋外で繁殖させる方が自然を味方に出来る分成功率は高いようです。

 

繁殖させる

 

繁殖させるのに必要な設備を準備したら、ペアリングしたオスメスの行動を見て発情しているかどうかを判断します。
春になり冬眠から覚めた亀は活発に行動するようになります。そうなったらペアリングしたオスメスを一緒に繁殖用の設備に移すと、亀は交尾行動をとりだすはずです。
発情期に見られる「発情行動」は、亀の種類によって様々で

・水中でオスが長い爪をメスの鼻先でプルプル震わせる、メスの背中に乗って頭の上で爪を震わせる(ミドリガメ)
・オスがメスの前で口をパクパク開け閉めし、頭突きをする(クサガメ)

などがあり、オスがこういった行動をとると、メスは始めは逃げます。
そのうちメスが逃げるのをやめて(メスがオスを気に入った合図)オスが後ろからメスの甲羅の上に乗っかって交尾するんです。

*オスとメスを一緒に繁殖用飼育ケースに入れておくのは「だいたい1ヶ月位」で、交尾が確認できていれば別々に離してしまっても大丈夫。
ただ、離す場合は「メスを繁殖用飼育ケースに残してオスを別の容器に移す」ことをお忘れなく!

 

まとめ

 

今回は難しい話になってしまいましたね(汗)
人間が飼育していると「繁殖」がどれだけ難しいのかを実感します・・・自然って凄い。
それでも「縁があって我が家に来た亀さん」の小亀を見るためなら、やれそうな気がしてしまう飼い主馬鹿なのでした。
いかがでしたでしょうか?少しでも参考になれば幸いです。
後編は産卵から孵化までを書いていきます♪

 

【衝撃】亀が風呂場で産卵してた動画

 

まさかのお風呂場で亀が産卵している1分40秒の動画です。

出そうで出ない、焦らしプレイがまた良い。

 

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この記事を書いた人:こふぐ

ふぐ<自己紹介>
初めまして、「こふぐ」と申します。
アクアリストとは名ばかりの、飼育している亀・魚に奴隷のように扱われている飼い主です(笑)
・好きな魚
ミドリフグ・インドトパーズパファー・八の字フグ・レッドテールキャット・バールフッシュ類・ダンゴウオ・・・まだまだたくさん!
・好きな亀
セイブニシキガメ・タイワンハナガメ

飼育中のみんな
ミドリフグ5匹・インドトパーズパファー1匹・イトマキヒトデ1匹・ビスケットグリーンスター1匹・ヒメダカ6匹・ヒメダカの稚魚15匹くらい・セイブニシキガメ

つたない文章でしたが少しは参考になれば幸いです。

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