ボトルアクアリウムの主役といっても過言ではないほどに重要な水草ですが、
生体と違って泳ぎが鈍くなったり目に見える病気がなかったりするため、
どのように育てたらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
特に水草は種類によって肥料を与えたり、
光や二酸化炭素を添加しなければならなかったりとお世話が必要なものもあります。
今回はボトルアクアリウム初心者におすすめの、
光と二酸化炭素の量が少なくても育ちやすい水草をご紹介します。
この記事の目次
ボトルアクアリウムにおすすめの水草:アヌビアス・ナナ・プチ
適正水質:弱酸性~弱アルカリ性
成長速度:遅い
<特徴>
葉が大きく、プレコやコリドラス、
オトシンクルスなどナマズの仲間の休憩場としても重宝される水草です。
床材に植えることはもちろん、流木に活着させたものも販売されているので
これ一つでボトルアクアリウムのレイアウトを作ることができます。
一方、成長が遅いため一度コケがついてしまうと目立つので注意が必要です。
その場合、少量であればこすり落とすか、コケの付いた葉を根元から切るといいでしょう。
ボトルアクアリウムにおすすめの水草:ミクロソリウム・ナローリーフ
適正水質:弱酸性~中性
成長速度:遅い
<特徴>
水草の中でも特に丈夫で、光の当たらない影になっているところでも成長します。
アヌビアス・ナナのように流木や石に活着させて育てることもできます。
水温が28度以上と高くなると葉が茶色く変色して溶ける「シダ病」に感染してしまうので注意が必要です。
ちなみにシダ病は、感染した葉を根元から切らない限り他の水草にも感染してしまうため、見つけたらすぐに除去します。
ボトルアクアリウムにおすすめの水草:アマゾンチドメグサ
適正水質:弱酸性~弱アルカリ性
成長速度:早い
<特徴>
細長い茎の上に丸い葉がついた水草で、こちらもオトシンクルスやエビなどが休憩に使うことがあります。
一度水から出て育った水上葉は横に広がって成長し、水中葉は縦に伸びるのが特徴です。
二酸化炭素や光の添加も必要ないのに成長が早く、さらには養分をよく吸収するためコケの防止にも役立ちます。
ボトルアクアリウムにおすすめの水草:カボンバ
適正水質:弱酸性~中性
成長速度:早い
<特徴>
細い針状の葉が特徴的なもっともポピュラーな水草で、金魚やメダカの水槽などにも使われます。
栄養の吸収がよく、こちらもコケ対策として入れたり、
水質がアルカリ性に傾くと葉が溶ける性質から、水質変化の目安として入れる人もいます。
ボトルアクアリウムにおすすめの水草:アマゾンフロッグ・ピット
適正水質:弱酸性~弱アルカリ性
成長速度:早い
<特徴>
カエルが休憩するときに乗っていそうな、丸い葉をつける浮き草です。
養分の吸収が盛んでこちらもコケ防止に役立ちますが
、繁殖力が強いため放っておくとボトル一面を覆ってしまい、
他の水草に光が届かなくなる場合があるので、適当にトリミングする必要があります。
アカヒレやメダカ、エビなどの飛び出してしまう生体の飛び出し防止や、
夏場の水の蒸発の予防にも若干の効果があります。
ボトルアクアリウム初心者におすすめの水草のまとめ
いかがでしょうか。
今回は初心者におすすめの育てやすい水草をご紹介しましたが、
ここでいくつか気をつけなければならないことがあります。
まずは、水草にも適切な水質があります。
生体を一緒に入れるのなら適正水質が同じものを選ぶようにしましょう。
硬い葉をもつ水草はベタなど大きなひれをもつ魚を傷つけてしまったり、
根を深く張らない水草は、プレコやコリドラスなどの床材の中に潜る性質のある魚を一緒にすると
引っこ抜かれたりする可能性があるので、生体と水草の組み合わせにも注意しなければなりません。
また伸びてきた葉をトリミングするときに切りすぎてしまうと、
残った水草が養分を吸収する量が減るため水質が急激に変化することがあります。
さらにトリミングし終えて浮遊する葉も水質悪化につながるため、必ず取り除きましょう。
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この記事を書いた人:いずみもえ
自己紹介:ボトルアクアリウムで生体を飼育中。
0才の娘が毎日ボトルに手をつっこもうとするのを全力で阻止するのが日課です。
好きな熱帯魚:ベタ、オトシンクルス、コリドラス