ベタ

沖縄にも分布するベタの仲間・パラダイスフィッシュを飼育しよう!

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パラダイスフィッシュ ama 引用

 

パラダイスフィッシュMacropodus opercularis(Linnaeus,1758)

中国の福建省以南の中国、ベトナム、台湾、ラオスなどに分布します。

和名はタイワンキンギョと言い、沖縄本島にも分布します。

環境省では絶滅危惧IA類(CR)に指定されています。

沖縄では在来種なのか外来種なのか議論があるようで未だ決着していないようですが、

近年の研究で、移植だと思われていた沖縄のタウナギが在来の個体群であることがわかり、

本種も在来ということで話が進んでいくのかもしれません。

であれば、国内にベタの仲間がもともと生息していたとうれしいニュースになるわけです。

沖縄では闘魚、「トーイユ」との方言もあります。

同属のチョウセンブナは朝鮮半島から持ち込まれた外来種です。

 

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国内初入荷から今年でちょうど100年

パラダイスフィッシュ2 ama 引用

 

ヨーロッパでは1869年、アメリカでは1876年に紹介され、最も歴史のある観賞用熱帯魚の一つです。

日本でもちょうど100年前の1916年に輸入されています。

当時の飼育法は、参考文献の記憶が定かではありませんが、

今のようにサーモや水中のヒーターはないわけで、

ヨーロッパでは大きな植物用の温室で飼育し、

日本ではヒヨコ電球などで水槽を温めて飼育していたと思われます。

魚自体もとても高価だったでしょうし、一般の人が飼える方法ではありませんね。

今は1000円出せば複数個体が飼えるほどの魚になり、アルビノなどの品種も作出されています。

 

バブルネストビルダーとマウスブルーダー

 

本種を含むアナバス科の魚はオスが子供を守る産卵生態をもち、

大きくふたつの保育方法が存在します。

一つは泡巣をつくるタイプ、バブルネストビルダーと呼ばれ、

もう一つは口の中に卵を入れるタイプ、マウスブルーダーと呼ばれます。

本種は前者に該当します。

 

雌雄の見分け方

パラダイスフィッシュ3 ama 引用

 

ある程度成長した個体であればオスは背鰭、臀鰭、尾鰭の末端が伸長します。

メスは鰭の伸長がないのでそれで見分けられます。

また産卵前になるとメスは卵のせいで腹が若干白くなります。

 

パラダイスフィッシュの繁殖行動

泡 f

 

オスは繁殖が可能になればしきりに水面で空気を吸い込み、

口の中で粘液と混ぜるようにして小粒の水泡を吐きだし、

オスの全長くらいの直径になるまで泡巣を作ります。

その付近に抱卵したメスを呼び込み、タイミングが合うと抱き込んで産卵させます。

産卵後の卵はオスが口にくわえ泡巣に付着させ、泡を補強しながら守ります。

産卵が終われば役に立たないメスは出て行けとばかりに、オスが追いかけますので、

卵に集中させる意味でも素早くメスを回収し別の水槽に移します。

その際、多少泡巣が壊れる時があるかもしれませんが、オスが上手に補修します。

 

卵の孵化日数と稚魚の育て方

女性

 

卵は数日で孵化し、仔魚は数日の間縦泳ぎのような状態で泡巣の中にとどまります。

泡巣から落ちた仔魚はかいがいしくオスが口にくわえ、泡の隙間に押し込むように吐きだします。

さらに数日たてば仔魚は自由に遊泳ができるようになりオスの役目は終了します。

速やかにオスを別水槽に移します。

そのころにブラインシュリンプを沸かし、

稚魚にできれば朝と夜に一回ずつ(一回だけでも可)与えればぐんぐん成長し、

4か月くらいには雌雄の判別が可能になります。

成魚は配合飼料や冷凍赤虫をはじめなんでも食べますし、

生息地からもわかるように15℃くらいであれば無加温飼育できます。

 

その色彩はまさに極楽魚

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本種がパラダイスフィッシュと呼ばれるのはその色彩にあります。

オスはドワーフグーラミ―に似たオレンジとブルーの縞模様が体にでき、

下顎付近から腹部にかけて黒くなり、ドワーフグーラミ―よりどぎつい感じになり、

「極楽魚」と呼んでも大げさでない状態になります。

ただ、この極上の色彩は繁殖初期だけで卵を管理する段階になるとかなり色あせてきます。

でもこれだけでも一見の価値は十分にあり、ぜひ繁殖に挑戦していただきたい魚です。

 

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この記事を書いた人:ごむくろ

アロワナ f

 

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ごむくろ
自己紹介:

マイナー種嗜好の貧乏アクアリストです
好きな熱帯魚:

古代魚、真胎生メダカ、アジア産魚類(コイ科、ナマズ科、アナバス科)

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