ドジョウ

ドジョウだってこんなにキレイ!クーリーローチを飼育しよう!

2016年8月18日

クーリーローチ charm

 

紫とオレンジの縞模様。

クーリーローチはドジョウのイメージを覆す鮮やかな模様の持ち主です。

群れで飼うとさらに美しく、穏やかな性格なので混泳水槽の名脇役として、

ぜひクーリーローチを加えてみてください。

 

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クーリーローチの基本情報

クーリーローチ2 charm

 

全長10cm程度。東南アジアを原産とするドジョウの仲間です。

温和で丈夫、餌も口に入るサイズなら選り好みしません。

低層域をテリトリーとする魚種としては、コリドラスと並び混泳水槽で重宝します。

白点病などの病気に強いことも特長です。

朝方は体色が薄くなっていることがあり驚かされますが、時間とともに戻ります。

腹が張って薄い緑色になっている個体は抱卵したメスです。

 

 

クーリーローチの飼育情報

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臆病な性格なので複数匹での飼育が原則です。

加えて夜行性なので、朝になって水槽の照明を点灯するだけでパニックを起こします。

部屋の中を明るくしてから点灯してあげましょう。

群れを作って泳いだり、物陰や砂の中から顔を出している姿は、

気弱な性質だからこそ見られる可愛らしさでもあります。

流れを遡る習性があるため、水流に沿ってろ過器まで脱走することがあります。

吐水口と水面を離しておきましょう。

少しの隙間からでも飛び出してしまうので、水槽の蓋もしっかり閉めておきます。

 

 

クーリーローチの水槽

 

 

45cm~60cm水槽で飼育できます。

クーリーローチだけでコレクションする場合は水深を必要としないので、

広くて浅いらんちゅう水槽を用意してもよいでしょう。

隠れ家が無いとストレスで次第に弱ってしまいます。

流木や石、水草でしっかりシェルターを作ります。

 

クーリーローチの水質

 

 

弱酸性~中性の水質を維持し、

水温も25度程度なら問題ありません。

 

 

クーリーローチの底砂

 

 

砂に潜る性質があるので、ぜひ底砂を敷いておきたいところです。

体表やヒゲを傷めないよう、田砂などなるべく粒の細かいものを選びましょう。

砂に雑菌が沸くと病気の原因になるので定期的なクリーニングは欠かせません。

砂の中にも水流が通るよう底面フィルターにするのもよいでしょう。

砂の汚れは減りますが年1回程度、底砂とろ過器を取り出して大掃除します。

 

クーリーローチの餌

 

中層を泳ぐ魚の食べ残しをさらう、いわゆる「お掃除屋」として見られがちですが、

餌が行き渡らないと意外ともろい面があります。

物陰を好むため遺骸になっても気づきにくく、しかも仲間がすぐにキレイにさらってしまいます。

そのため、まとまった数を導入したはずのクーリーローチが、

気がつけば徐々に減っている…という事態になりかねません。

底棲魚全般が好むコリドラス用の餌を夜間、クーリーローチのためだけに与えましょう。

 

 

クーリーローチの混泳

 

 

混泳にうってつけの魚種です。

サイズが違いすぎたり、クーリーローチを捕食してしまう肉食魚以外なら問題ありません。

同じ東南アジア原産のバルブ類とは相性抜群。南米産のカラシン類もよいでしょう。

同じ小型種でもペアを作り、テリトリー意識の高い卵生メダカや、

ラミレジィなどのシクリッドは避けます。

卵がクーリーローチにとって格好の餌になってしまいます。

コリドラスともケンカしませんが、

テリトリーが完全に重なってしまうので充分に餌を取れない可能性があります。

 

関連記事:グッピーと混泳できる熱帯魚、クーリーローチ

 

 

その他の品種

 

ジャイアント・クーリーローチ

 

 

「ジャイアント」と付いていますが、体長は10cm程度でほとんど変わりません。

胴の厚みと体高でクーリーローチにまさっています。

幼魚の頃は選別が難しいため、クーリーローチとして販売されている中に混ざっているケースもあります。

 

ピンクローチ

 

 

柄が無く、灰色がかった薄いピンク色が特徴です。

日本の「ヒドジョウ」とはまた違った上品な魅力があります。

飼育法はクーリーローチと同じです。

 

ホースフェイスローチ

 

 

クーリーローチよりやや大型になり、名前の通り愛嬌のある馬面(ホースフェイス)をしています。

砂に潜る傾向が強く、灰色に白い斑紋なので、

大磯砂の中に隠れられてしまうとなかなか見つけられません。

 

 

クーリーローチを飼育しようのまとめ

水族館の人気者・チンアナゴにも似て、

砂の中からひょっこり顔を出している姿が可愛いクーリーローチ。

模様のバリエーションがとても豊富なので、

思わず集めてしまいたくなる「磁力」を持っている魚です。

 

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この記事を書いた人:ひよこ亭

 

 

ひよこ亭

 

HN:ひよこ亭
自己紹介:熱帯魚歴20年。最近は日淡やらんちゅうにも凝り始めました。

好きな熱帯魚:プレコ、サカサナマズ

 

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