グッピーの繁殖・産卵(産仔)

【保存版】グッピーの産卵箱に入れる兆候とタイミング

この記事の所要時間: 215

グッピー f

 

グッピーは卵ではなく、稚魚を生む習性があること、ご存知でしたか?

この特徴を利用して、出産の近いメスを産卵箱に移しておくと、簡単に稚魚を得ることができます。

出産のタイミングや産卵箱のタイプ別特徴をご紹介しましょう。

 

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魚が赤ちゃんを産む理由

 

卵を産まず、メスの体内で稚魚に孵化させてから産むことを「卵胎生(らんたいせい)」と呼びます。

体内で栄養を与えて育てているわけではないので、

人間や哺乳類のような「胎生」とは区別して扱っています。

実は、魚としては決して珍しいタイプではなく、

熱帯魚ならグッピーの他にプラティやソードテールも卵胎生。

海の魚ではサメやエイ、メバル、ウミタナゴ、さらにはシーラカンスも卵胎生なのです。

 

卵はまったくの無防備な存在ですが、稚魚なら多少の遊泳力を備えています。

卵より生存率を高める手法が卵胎生なのです。

ただし、メスの体内はスペースに限界がありますから、無数の稚魚を産むわけにはいきません。

生存率は低いが数で勝負する卵生、生存率の高い反面、

数の少ない卵胎生とそれぞれに短所・長所があるのです。

 

捕食される危険性の高い小さな魚、弱い魚は卵生を選ぶ傾向があります。

卵の孵化を待つ間にメスが食べられてしまっては意味がないためです。

そのため、サメやエイなどヒエラルキーの頂点に近い魚が卵胎生を選んだのは合理的と言えます。

対して、食べられる側に回ることの多いグッピーが卵

胎生なのは不思議ですね。

グッピーが出産するタイミング

 

ショップでグッピーを手に入れて、家の水槽に移した瞬間に出産(産仔)!

ということもよくあります。

ショップにいる間に交尾して稚魚ができており、

導入時の水質変化によるショックで産仔がうながされることもあるのです。

そのため、導入直後は交尾行動が見られなくても産仔の可能性があります。

 

メスの腹部が大きくふくらんでいれば抱卵している証拠。

体表越しに黒い卵が見えたら確実に抱卵しています。

産仔が近づくと稚魚の目が見えるようになってきます。

これがメスを隔離するタイミングです。

 

オスがメスを追いかけていれば繁殖行動ですが、

給餌前にメスの腹部をチェックするのが最も確実な方法です。

餌が腹がふくれた状態とは違うふくらみ方をするので、

アクアリストは「腹が四角くなる」と形容します。グッピーの繁殖期は通年。

生後3ヵ月くらいからもう繁殖行動に入るようになります。

 

 

グッピーの産卵箱

 

グッピーのメスは生まれた稚魚を平気で食べてしまうので、

産仔が終わったらすぐに隔離する必要があります。

この時に必須となるのが「産卵箱」や「ベビーボックス」と呼ばれる器具です。

 

水槽の中に産卵箱をセット。

産仔の近いメスを隔離します。

産卵箱にはスリットが入っており、飼育水が流れ込むようになっているので、

メスが酸欠になる心配はありません。

内部は二重底で、生まれた稚魚は下の空間に落下。

メスに食べらない構造になっています。

 

産卵箱のデメリットは、水槽内に設置するため他魚の遊泳スペースが狭くなってしまうこと。

また、水槽壁面に留めるキスゴムが劣化してくると産卵箱が落下。

逃げ出してしまうという事故も起こりえます。

水替えの際、産卵箱が干上がってしまわないよう一度外す手間もあります。

こうした心配のないフロートタイプの産卵箱も販売されています。

 

もうひとつおすすめの器具が「サテライト」。

こちらは水槽に外掛するタイプの産卵箱です。

エアリフトで水槽内の飼育水を流し込むので、別にろ過器をセットする必要はありません。

元水槽の遊泳スペースをそこねることがなく、水替えの影響もありません。

欠点は室温が低すぎると、サテライトの水温も下がってしまうこと。

 

 

産卵箱、サテライトどちらも二重底部分を取り外すことができるので、

産仔後のメスを戻したら稚魚の育成スペースとして用いることができます。

水量に限りがあるので、水質悪化を招かないよう残餌はスポイトでこまめに吸い取るようにしましょう。

 

産卵箱はいじめられて傷ついた魚の隔離にも役立つので、

グッピー繁殖を狙わない方もひとつは持っておきたいアイテムです。

 

 

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ひよこ亭

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熱帯魚歴20年。最近は日淡やらんちゅうにも凝り始めました。
プレコ、サカサナマズなどを中心に飼育しています。

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