アクアハック

水槽用ヒーターの使用事故を起こさないポイント

この記事の所要時間: 22

 

冬…魚やエビたちの食べっぷりが悪く、違和感をおぼえていたら、まもなく☆に…。

水槽に飼育水に触れて、あまりの冷たさに驚く。

そう、ヒーターの故障によって熱帯魚たちが耐えられる水温を下回ってしまったのです。

あるいは逆に熱湯になってしまう事故もあります。

ヒーターに関する悲劇の事故を起こさないためのノウハウをまとめてみました。

 

はじめてのアクアリウム:全記事一覧はこちら

関連記事:冬場の水槽水温管理に!ヒーターの選び方と電気代を節約するコツ

なにはなくとも水温計

 

 

皆さんの水槽には、水温計がついていますか?

センサー式のデジタル水温計でなくてもかまいません。

200~300円で買える昔ながらの水銀柱の水温計でもいいですし、

やや精度に欠けますが水景をそこねないシール式の液晶タイプでもOKです。

とにかく、水温が分かることが第一。

ヒーターを使用する熱帯魚やシュリンプに限らず、

メダカ、金魚など無加温で飼える種でも、水温計は必須アイテムです。

ヒーター故障によるトラブルは毎日、

水温計をチェックする習慣さえあれば、ほぼ防げるものなのです。

必ず水温計を設置しておきましょう。

デジタル式は高価ですが、水温と室温が同時に分かるなど便利な機能がついており、

水換え時などに役立ってくれます。

性能を考慮すればコストパフォーマンスに優れているのではないでしょうか。

アクアリウム用ヒーター対策1…アラームで知る

 

 

水槽用ヒーターは消耗品ですから、断線や劣化による故障がつきものです。

切れたままのヒーターを放置しておくと室温付近までどんどん水温が下がり、

特に冬場は生体に致命的ダメージを与えてしまいます。

あるいはサーモスタットが故障してしまうと、

設定温度以上になっても通電したままの状態が続き、生体を煮殺してしまう事態に。

こんな時、役立ってくれるのがニッソーの

「シーパレックス1000」など、アラート機能付きのサーモスタット。

設定温度から±3度以上外れると、

アラームやランプの点滅によって異常を知らせてくれます。

サーモスタットのセンサー部分にはカバーが付いているので、

器具を噛んでしまう肉食魚の水槽にも向いています。

より手頃な価格の、アラート機能付き水温計もあります。

 

アクアリウム用ヒーター対策2…昔ながら(?)の同時使い

 

「じゃあ、水温低下を知らせてくれるセンサーそのものが壊れたらどうするの?」

なるほど、もっともな疑問です。

そこで昔からよく使われているのが、サーモスタットとヒーターを2組使うやり方です。

まず、90cm水槽なら60cm水槽用、

60cm水槽なら45cm水槽用といった具合に、

使っている水槽サイズよりワンランク小さいサーモスタットとヒーターを2組用意します。

あとは、この2組を同時に使用するだけ。

一方が壊れても、もうひと組まで同時に故障することはまず考えにくいので、水温を維持できます。

ワンサイズ小さい規格を使っているので、設定水温よりわずかに下がったり、

通電時間(サーモスタットのランプ点灯時間)が異常に長くなることで、

故障を察知することができるのです。

欠点は2組使うため電気代も上がること、水温の上がりすぎる異常は防げないことです。

 

アクアリウム用ヒーター対策3…サーモスタット2台つなぎ

 

水温上昇も感知できる、ちょっとトリッキーな方法がサーモスタット2台つなぎ。

用意するものは飼育水槽に適合したサーモスタット、

そして水温固定式のオートヒーターです(なるべく同一メーカーで統一しましょう)。

使い方は普通のヒーターと同じ。

サーモ側のコンセントに、オートヒーターをつなげるだけです。

もしオートヒーター内蔵のサーモが故障しても、

つなげてあるサーモが感知して水温を保ってくれます。

つなげた側のサーモが壊れても、オートヒーターですから水温は保たれます。

この方法のデメリットは、末端がオートヒーターですから設定温度が変えられないこと、

ヒーター本体が壊れてしまったら水温低下を防げないことです。

 

ヒーター事故防止のまとめ…水温チェックにはじまり水温チェックに終わる

 

ヒーター&サーモ2台+アラーム付き水温計の組み合わせが、考えられるベストの選択。

ただし、センサー類が3本になってしまうため、大きく美観をそこねることが難点です。

小型水槽では器具まみれになってしまいますね。

結局は「予備のヒーターを用意する」「水温計をいつもチェックする」

という基本の基本に立ち返るのではないでしょうか。

 

関連記事:アクアリウム冬の水換えテクニック!気をつけたい温度ショックとPHショック

関連記事:拾ってきた流木の下処理(アク抜き)方法を伝授します

 

ひよこ亭

ひよこ亭

投稿者の記事一覧

熱帯魚歴20年。最近は日淡やらんちゅうにも凝り始めました。
プレコ、サカサナマズなどを中心に飼育しています。

関連記事

  1. 【昭和のアクアリスト必見】セベラムの飼育方法を紹介!
  2. コリドラスが喜ぶ!オススメ餌5選と与え方のコツ
  3. 水換えを超絶楽にする!ASP方式って何?特徴メリット・デメリット…
  4. JUN マスターソイルがスゴイ!?マスターソイルは普通のソイルと…
  5. 水の中の小さな熊蜂!バンブルビーゴビーの魅力
  6. 水質を弱酸性にするのにピートモスがオススメ!ピートモスの使い方
  7. アクアリウム(水草育生)に必要な光、あなたはどの照明機器を選ぶ?…
  8. お肌によくて、癒し効果も!ドクターフィッシュを飼ってみよう

ピックアップ記事

  1. お腹が苦しいグッピー

おすすめ記事

  1. サルビニアククラータを屋外で越冬させる方法
  2. ベタの飼育にぴったりのサルビニアククラータを育てよう
  3. レッドビーシュリンプを色鮮やかに育てるには?
  4. レッドビーシュリンプの抱卵の舞とは?
  5. レッドビーシュリンプの脱皮の前兆と周期
  6. レッドビーシュリンプの大好物、赤虫と餌やりの頻度

ピックアップ記事

おすすめ記事

素手で触ると溶けてしまうサケビクニンの生態に迫る【動画アリ】

(写真引用元:クサウオ科 wikipedia)サケビクニンは、カサゴ目コ…

【初心者でも分かる】もう迷わない!自分に合った水槽の選び方

さあ!アクアリウムを始めよう!って決めたらまず初めに準備するものは?!…

ネオンテトラの飼育-餌の回数と量はどれくらい与えればいいの?

今回はネオンテトラの餌のあげ方について書いていきます。「ネオンテトラの」と書きましたが、…

これをやれば大丈夫!夏場のメダカ飼育の対策とメンテナンス方法

ビオトープの魅力は、自宅のベランダや庭で小さな自然を作り上げられること。…

【迷ったらこれ!】アクアテラリウムを作るのに必要な用品と選び方

アクアテラリウムでは水中だけではなく水上・陸上部分も作らなければならない…

これだけは知っておくべき!ビーシュリンプ飼育で必要な知識7選まとめ

さて、長々とビーシュリンプの飼育についての話をしてきましたが、今日はそれ…

おすすめ記事

  1. レッドファイヤーシュリンプってどんなエビ?飼育や繁殖について紹介
  2. メダカの餌の作り方とあげる時間について
  3. グッピーや熱帯魚飼育 – 人工餌の種類を分かりやすく解説
  4. 夏場の酸欠対策!メダカ飼育で酸欠不足対策!
  5. 熱帯魚の隠れ家、餌、鑑賞、テラリウムなど幅広く利用できるコケ!ウィローモスの紹介
  6. 流木の導入・アク抜き方法・購入時の注意点など総まとめ!
PAGE TOP