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レッドビーシュリンプは屋外でも飼育できる?外飼いで気を付けるべきポイント

2018年8月14日

レッドビーシュリンプ

 

レッドビーシュリンプ(Red bee shrimp)は淡水エビで、

赤と白の横縞模様が特徴的です。

淡水エビの中でも特に鮮やかな一種で、個体によって模様が違います。

はっきりとした模様と鮮やかな体色が出ている個体であれば、

高額で取引されることもある人気のエビです。

今回はレッドビーシュリンプの屋外飼育に焦点を合わせて解説します。

外飼いで気を付けるべきポイントも合わせて解説するので、

レッドビーシュリンプを外で飼育したいと考えている人は参考にしてください。

 

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レッドビーシュリンプとは?

 

 

レッドビーシュリンプとは中国(香港)原産のビーシュリンプの色彩変異で、

人間の手によって体色を固定させた品種です。

ビーシュリンプは本来香港の自然環境で育つエビなので、

季節による水質変化にはある程度耐性があるとされています。

しかし人間の手で飼育されてきたレッドビーシュリンプは水質変化に弱く、

とてもデリケートなエビとして知られています。

レッドビーシュリンプの元になったビーシュリンプは、

香港の季節変化による水温の変化には耐えますが、

改良品種のレッドビーシュリンプを日本の屋外で飼育するのはかなり難しいようです。
 

レッドビーシュリンプは屋外で飼育できる?

 

 

結論から言いますと日本の屋外では、

年間を通じてレッドビーシュリンプの外飼いはかなり難しいです。

理由として、水温の変化に耐えられないというのがあります。

レッドビーシュリンプは水温の変化に弱いので、

年間を通じて25度の水温をキープするのが理想です。

水温が28度を超えると大変危険な状態となります。

また、水温が20度以下を下回ってもいけません。

あまりに昼と夜とで水温差があるのもエビに良い環境とは言えません。

頻繁に水温が変化すると体力が低下し、弱る原因になります。

年間を通して、安定した25度の水温がレッドビーシュリンプには欠かせません。

 

レッドビーシュリンプの外飼いで気を付けるべきポイント

 

どうしてもレッドビーシュリンプを屋外で飼育したければ、

なるべく水温の変化を無くす工夫が必要です。

 

・温度変化が緩やかな季節を選ぶ

季節で言うなら、温度の変化の緩やかな春と秋がおすすめです。

夏や冬は水温のキープが難しいので、

油断すると一晩でレッドビーシュリンプが全滅する恐れがあります。

 

・直射日光を避ける

直射日光は水温を急激に上げるので、

レッドビーシュリンプを飼育する水槽は日陰に設置しましょう。

 

・水量が多く入る水槽を選ぶ。

水槽に入っている水の量が多ければ多いほど水質の変化速度は緩やかになります。

レッドビーシュリンプは急激な温度変化に特に弱いので、

なるべくなるべく水量が多く入る水槽を選びましょう。

水量が少ない小型水槽は水温の変化が速いので、

「今日は暑いな・・・」と思った時には28度を超えて

レッドビーシュリンプが危険な状態になり手遅れになってしまいます。

 

・温度計を見える場所に設置

とにかく水温の変化には気を付けましょう。

いつでも水温をチェックできるようにして、

水温が変化する兆候がみられたら逐一対応して下さい

 

レッドビーシュリンプ屋外飼育のまとめ

 

レッドビーシュリンプは水質変化に弱い種類です。

大変人気があるので、アクアリウムには珍しく個人のブリーダーも多くいます。

ブリーダー達は水槽専用のヒーターとクーラーをそれぞれの水槽に設置し、

なおかつエアコンで室温も管理するほどに徹底しています。

それほど繊細なレッドビーシュリンプを、

温度変化の大きい屋外で飼育するのは大変難しいでしょう。

しかし条件を満たせば不可能ではありません。

水温が安定した条件を作り出せばレッドビーシュリンプは外飼いできる品種です。

 

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