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レッドビーシュリンプを色鮮やかに育てるには?

2018年9月15日

レッドビーシュリンプ

 

紅白の縞模様がきれいなレッドビーシュリンプ。その個体の色合いもさまざまです。

目を見張るような美しいくっきりとした縞模様が美しいものは数万円もし、

いま飼っているレッドビーシュリンプの模様をさらに鮮やかにしたいと考える人も多いでしょう。

 

多くのエビ類で色揚げ(色鮮やかにすること)する方法が挙げられていますが、

同じように考えればいいかというと、そうとも限りません。

今回はレッドビーシュリンプの色揚げについて考えてみます。

 

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色が落ちる原因もある

 

今までより色が薄いなと感じることがあったら、

それはレッドビーシュリンプがストレスを受けているサインでもあります。

ストレスは一番良くないと言われ、

ネットショップなどで購入したレッドビーシュリンプの色が薄いのはそのせいだとも言われます。

まずは飼育環境を整えて、良い状態の水槽で飼育することが、

生き生きとした鮮やかな色彩を見せてくれる条件にもなるといえるでしょう。

また、成長したり抱卵することで色が落ちることもあります。

 

 

色揚げするにはどんな方法がある?

 

レッドビーシュリンプの色揚げの方法にはいくつかあります。

餌を変え、添加剤を加えて色揚げをする方法、餌をあげずに無給餌飼育で育てる方法、

最後に、色の良い個体を掛け合わせる方法です。

どの方法を取るかはそれぞれの飼育環境によるところが大きいと言えます。

 

餌を変え、添加剤を加える方法

 

レッドビーシュリンプにいわゆる色揚げ用の餌を与え、

添加剤を水に加えることで色揚げする方法になります。

アクアショップなどで売っているものを組み合わせて使います。

安価で始めやすいともいえ、導入しやすい方法です。基本的にはカルシウムやスピルリナ、

アスタキサンチンを強化し、外殻を強化して色揚げをします。

手軽にできる方法ではありますが、効果には個人差があると言え、

必ずしも効果が見込めるとは限らないと言えます。

 

無給餌飼育

 

文字通り、餌を与えない飼育方法になります。

ウィローモスを多めに入れた水槽で、少数のレッドビーシュリンプを飼育します。

餌はウィローモスとコケ類、底床にいる微生物になります。

餌を与えない分、レッドビーシュリンプの成長がゆるやかなため、

殻が固く育ち、その分色が濃くなると言われています。

水質や餌などのバランスが取れるまで時間がかかるため、

ある程度飼育環境が落ち着いた水槽でないと導入が難しいと言えるでしょう。

 

交配による色揚げ

 

色の良い血統のレッドビーシュリンプ同士を掛け合わせ、

さらに色の良い稚エビを生み出す方法です。

ショップでグレードの良い個体を手に入れる必要があり、

また、必ずしも交配で思うような色のものができるとは限らないので、

地道で地味な方法かつさまざまなコストの掛かる方法と言えますが、一番確実な方法だと言えます。

何度も交配を重ねて選別をし、いい色のものだけを交配させていくのが良いと言われています。

 

有名なブリーダーのものが色が良い理由

 

やはりレッドビーシュリンプを飼育してブリーディングを行っていく過程で、

選別を適宜行っているというのはとても大きいでしょう。

そうすることでより美しく、丈夫な個体が固定していくためだからです。

選別もひとつの技術だと言えます。

 

いくつかの方法がありますが、どれが手っ取り早く確実ということはいいにくい事柄ではあるでしょう。

ただ、血統の良いものを入れるというのは早道で、

交配をして増やすのは色揚げをしたい人の間ではとても重要なことのひとつです。

交配自体はとても地味で手間のかかる作業ですが、

色鮮やかなレッドビーシュリンプの飼育を目指して、

試行錯誤してみるのも悪くないかもしれません。

奥深い交配の世界はまだまだ開いたばかりと言えるかもしれません。

 

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