コリドラス

コリドラスが水草を食べる?回避する方法とは?

2018年8月21日

 

水槽の掃除屋さんでもあるコリドラスは、その愛嬌のある表情や仕草が可愛らしい人気者ですが、

水草をしっかりと植え込んだ水槽で飼っていると、水草を食べるような仕草をすることがあります。

きれいに整えている水草を荒らされてしまうのもちょっと困る。

そんな時の対処方法をご紹介します。

 

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一面の芝生のような水草でたわむれるコリドラスに憧れて

 

きれいな水草をびっしりと植えた、芝生のような水景が美しい水槽で、

コリドラスが遊ぶ風景に憧れる人もいるのではないかと思います。

しかし、水草を食べるような仕草が気になりますね。

実際に水草を抜いたり、食べたりしてしまう場合もあります。

 

しかし、これはコリドラスの習性によるもの。

もともとコリドラスは底を泳ぐ種類が多い魚。

底床に残った餌などを食べ、水槽の掃除屋としても知られています。

底砂に顔を突っ込んで餌を探すので、

水草との相性がいいかというと、決してそうではありません。

 

 

コリドラスと相性の良い水草を探す

 

底層を泳ぐコリドラスは底砂を汚しやすいこともあり、定期的な底砂の掃除が必要です。

そのため、根の張り方が弱い水草や、有茎水草は手入れがしにくいため、

全面に植えるのはおすすめが出来ません。

そのため、緑の絨毯や緑の芝生をめざすのはとても難しくなります。

 

コリドラスメインの水槽に植えるのであれば、

アマゾンソードなど、エキノドルスの仲間であれば根の張りがよく、

株もしっかりとしているため、手入れがしやすいと言えます。

 

底床にコリドラスが思う存分ほじれるスペースを作る

 

水草とたわむれる姿が可愛く、そういう行動も取るコリドラスですが、

やはり習性ですので、底床に顔を突っ込むようにほじって餌を探したりするのは仕方のないことなので、

砂利だけの場所を作ってあげることが必要です。

 

水草を植える場所と、コリドラスが餌を探せる場所を分けてあげれば、

水草を食べたり抜いたりすることは避けられる可能性があります。

エリアを分け、レイアウトを見直すことで、よりコリドラスが暮らしやすく、

水草もきれいな水槽が作れることになります。

 

水草の植え方を工夫してみる

 

コリドラスは底床をほじるのが大好きなので、水草を定着させるためにも、

水草を植えるスペースだけでも底砂を厚く敷いてみましょう。

5cmほどあれば大丈夫です。それが無理であれば、

小型の植木鉢や水草ポットなどにソイルを入れ、部分的にかさを稼いで水草を植えます。

 

有茎の水草を植える場合も同じです。厚めの底床に深植えすることで、

根を張りやすくなり、コリドラスの行動から守ることが出来ます。

 

また、購入するときも根がしっかりしたものを購入すると良いでしょう。

水草のトリミングはちょっと手間がかかるようになりますが、

これもコリドラスの快適な暮らしのためですね。

 

それでも芝生のような水槽に憧れる場合

 

コリドラスも飼いたいけれど、前景の水草が芝生のような水槽で飼うことに憧れていて、

どうしてもそれが実現したい場合は、

水草がしっかりと生育して根付いてからコリドラスを入れるようにしましょう。

 

けれどもやはり、コリドラスが底をほじりたいという習性は変わりませんので、

コリドラスのストレスになる場合があります。

魚の健康を考える場合は、こうしたレイアウトを避けてあげることが一番の方法になります。

 

コリドラスは繁殖するときに水草の面や水槽の壁面などに卵を産み付けるため、

水草との相性がとても悪い、というわけではないのです。

共生させるにはちょっとした工夫をすることが必要になります。

 

きれいな水草の中で戯れ、底砂に顔を突っ込みながら餌を探すコリドラスの姿を楽しみたいのであれば、

ある意味ではごく当たり前の水草の手入れの仕方が必要になります。

コリドラスのいる美しい水槽を保つためにも、基本に忠実に、それを楽しみたいですね。

 

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