アクアテラリウム

アクアテラリウムの陸地の土台の作り方。初心者でも大丈夫!

2018年8月21日

水草を楽しむ水槽にはいくつか種類があります。

水草を植えて熱帯魚などを泳がせる「アクアリウム」、

コケなどを瓶などの小さな容器に植栽して楽しむ「テラリウム」、

そしてその両方の要素を持つ「アクアテラリウム」があります。

 

今回はアクアテラリウムの陸地はどうつくるのか、その方法について解説していきます。

 

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アクアテラリウムとは?

 

アクアテラリウムは、一言で言うと「水辺の環境を再現して楽しむ」という感じになります。

水槽の中に陸地と水中を作り、水辺の植物の植生や、淡水魚のいる水辺を作ります。

 

アクアリウムとテラリウムの両方の特徴を持つため、

ふたつの言葉を合わせて、アクアテラリウムと呼ばれています。

 

アクアリストだけでなく、自然を身近に感じられることから、

ナチュラリストの間でも人気なのがアクアテラリウムです。

 

 

つまずきがちな最初のステップ、陸地づくり

 

アクアテラリウム用の機材を使って始めるのは簡単ですが、

やはり自分好みにいろいろと景色を作り込みたいと思うもの。

しかし、意外と最初のステップである陸地づくりで

つまずいてしまうことも多いのがアクアテラリウムです。

 

なぜなら、これという正しい作り方がなく、作り方も確立されていません。

基本的な作り方のみがあり、あとは個人のセンスによるところが大きいと言えます。

 

また、どんなものを作るにしても、何かを組み合わせたり、

切って貼るなどの、工作のような要素がとても大きいものになります。

 

そんなアクアテラリウムの陸地には3つの種類があります。

ひとつは流木を組んで陸地を作るもの、次に、土台に石を貼り付けたりして陸地を作るもの、

そしてアクアテラリウム専用の水槽を使うものが挙げられます。

 

流木を組んで陸地を作る方法

 

 

陸地をいちからレイアウトして作るのがこの方法です。

普段から流木を使っているアクアリストの方なら比較的簡単に作ることができると言えます。

 

手順としては、底面フィルターをセットし、流木を組み合わせて陸地になる部分を作ります。

次に、フィルターの排出口から分水させたチューブを流木の上数カ所に配置し、

水生のモスや観葉植物をレイアウトします。

 

レイアウトは流木の形に依存するといっても過言ではないので、

理想の陸地が作れるように、たくさんの流木があるといいでしょう。

 

発泡スチロールなどで土台を作り、石などを貼り付ける方法

 

発泡スチロールで土台を削り出し、

そこに水槽用のシリコン接着剤で石などを貼り付ける方法で陸地を作ります。

ひとつひとつ石などを貼り付けていくので時間のかかる方法ではありますが、

滝や川を作るなど、自分の思い描くレイアウトを形にしやすいのが魅力だと言えます。

 

まず、発泡スチロールをカッターなどで切って削り、

そこにアクアリウムで使うレイアウト用の石を貼り付けていきます。

形が整ったらコケなどを植栽し、水槽に設置します。

本物の自然風景のような土台が思い通りに作れる方法でもあります。

 

アクアテラリウム用の水槽を使って作る方法

 

簡単で、初心者に一番おすすめの方法でもあるのが、

アクアテラリウム用の水槽を使って陸地を作る方法です。

 

最初から土台になる部分が水槽に貼り付けてあるので、簡単に作ることができ、

土台を隠せばそれっぽく見えるので、アクアリウムやテラリウムの経験はあるけれども、

アクアテラリウムの経験はない、という人が初めて作るのにはいいかもしれません。

 

アクアテラリウムの魅力は、

水草だけでなく陸上の植物を植えたりすることで、箱庭的な風景を作れること。

自分が思い描く水辺の景色を上手に形にできた水槽を眺めるのは至福のひとときとも言えます。

重要な陸地を理想通りに作れるように頑張りたいですね。

 

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