ネオンテトラ

温和なネオンテトラが喧嘩する?対策も紹介

2020年4月2日

熱帯魚の王様 ネオンテトラ

 

「ネオンテトラ」って、ほんとにきれいな熱帯魚ですよねえ。ネットで見ているだけでもきれいなので、「飼ってみたい!」と思う人も多いでしょう。熱帯魚のお店でも、やはり人気の品種となっています。ところでこのネオンテトラ、性格は温和と言われているのに、ほかの魚と喧嘩をすることもあるようです。

 

いったいどうなっているんでしょうか?

 

体色がきれいで人気のネオンテトラ

ネオンテトラ 大群 群れ

 

ネオンテトラは、1936年に発見されたテトラの熱帯魚で、名前についているネオンはもちろんあの「ネオンライト」からであり、名前のようにメタリックブルーのネオンのような色が特徴的です。

 

このような非常に美しい体色をしているので、アクアリウムでは昔から特に人気の熱帯魚です。美しいだけでなく、年間を通してお手ごろな価格で入手できて、穏和な性格で他の魚とも共存でき、人工飼料も食べてくれるので飼育しやすいため、アクアリウムの入門種とされています。ただし、水質に繊細な部分やネオン病という特殊な病気があり、繁殖難易度は高いという面もあります。寿命は2年〜3年ほどですが、環境次第ではもっと長く生きさせることもできます。

 

ネトンテトラの喧嘩はなぜ起こる?対策は?

 

ネオンテトラは非常にきれいなんですが、時折、ほかの魚と喧嘩をしていることがあります。ネオンテトラは温和な性格とされているのですが、なぜなのでしょうか。ネオンテトラが喧嘩をしてしまう原因は、「水質」がそのひとつとされています。ネオンテトラを飼うときは、まず最初に水槽を準備するわけですが、ここで「水質」に注意しないといけません。初心者には、このへんがわかりにくいですよね。

 

水槽の中に入れる水の水質というものは、安定するまでに時間がかかります。なぜかというと、入れたての水には、水質を維持してくれる「ろ過バクテリア」が定着していないからです。水質の安定していない水の中にすぐにネオンテトラを入れてしまうことで、これが大きなストレスになって喧嘩をしてしまうようです。さらに、水質が安定していない水槽でネオンテトラが怪我をすると、感染症が発生することもあるので、これもやはり問題です。

 

なお、ろ過バクテリアは市販のバクテリア剤を入れて促すことができますが、それでも1ヶ月は我慢して水質を安定させましょう。水草や流木をいれておくことも、ネオンテトラのストレスを低減してくれると言われています。また、多くの熱帯魚をいきなり同時に入れるのも、ネオンテトラのストレスになるので控えましょう。

 

 

ネオンテトラとの混泳でおすすめの魚

 

ネオンテトラとの混泳では、ネオンテトラ同じような、泳ぐのが苦手で弱い水流が好きな魚か、ネオンテトラがいる中層ではない上層・低層エリアの魚がおすすめです。「メダカ」や「プラティ」などは温和な性格で上層エリアのため、ネオンテトラとも混泳できるでしょう。

 

「コリドラス」やエビは水底で暮らしているのでネオンテトラとも混泳できて、特にエビは餌の食べ残しを食べてくれたりといった掃除役もしてくれます。

「オトシンクルス」もネオンテトラとも混泳できて、コケを食べてくれるので水草水槽ではなくてはならない魚とされています。

 

まったく別の種類同士や水槽の別のエリア同士の熱帯魚たちが喧嘩をすることはありません。ほとんどが同じプレコや同じメダカ系などの、同じ種の魚たちが喧嘩します。ほかの生き物と同じように、魚というのは水槽内で「縄張り」を持つので、魚を水槽にいろいろ入れていくと、同種間、近種の魚たちで縄張り争いをしてしまいます。この対策としては、水槽を大きくすることなどがあります。

 

 

水質と混泳相手に気をつけよう

 

ネオンテトラの喧嘩とその対策についてでした。美しいボティのネオンテトラは、温和な性格なんですが、それでも喧嘩をしてしまうことがあるんですね。これは、水質などによる水槽環境が大きい原因とされているので、水槽の水質には気をつけましょう。また、混泳相手は弱い水流を好む温和な魚・泳ぐエリアが違う魚がおすすめになります。

 

 

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