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人気の水草「グリーンロタラ」育て方のコツは?

2020年7月16日

水草水槽 f

 

アクアリウムではレイアウトの水草を入れることがありますが、水草でポピュラーなのが「ロタラ」です。そのロタラにもいろいろな種類がありますが、「グリーンロタラ」は特に見た目も鮮やかで人気となっています。

 

グリーンロタラは育てやすいので初心者にも最適ですが、育て方にコツなどはあるのでしょうか?

 

農業では厄介な植物が水槽では人気者

 

 

「グリーンロタラ」はアクアリウムの水槽に入れる水草の一種です。名前から想像がつくように、「グリーンロタラ」は、緑色のロタラです(笑)

 

ということで、「ロタラ」という水草があるわけですが、このロタラの種類は数え切れないほど無数にあります。そのため、どれを選んでよいのか悩んでしまうほどですが、やはり初心者ならこのグリーンロタラでしょう。グリーンロタラはいかにも水槽に入れる水草らしい色なので、特に人気のある種類となっています。「ロタラ」という名前は学名で、キカシグサ属・ミソハギ科の植物です。

 

農業では雑草扱いの植物ですが、最近は環境破壊で減ってきていて、絶滅危惧種になっているものもあります。

 

美しいグリーンロタラの育て方のコツは?

 

グリーンロタラは、画像を見ればわかりますが、とにかく葉が鮮やかで美しい!

このようなきれいな水草だと、アクアリウムのモチベーションも沸いてきますね!

 

丈夫で育てやすい種も多く、水槽で栽培している人もいます。一般的な水草なので、多くの熱帯魚ショップでお手ごろ価格で販売しているので初心者にもおすすめとなります。グリーンロタラを育てるために必要になるのは、光量とCO2です。水質は弱酸性・中性中硬水が適しており、 温度は20℃から28℃が最適です。

 

成長がとても早くて、鮮やかな緑の茂みができるので、水槽レイアウトの後景として一般的に使われる水草です。育成するときのコツは、根から栄養を吸収することが多いので、「底砂に肥料をよく施す」ことです。グリーンロタラは、見た目は細身な有茎系水草ですが、意外にもしっかり根を張っているので、根から栄養吸収が盛んな水草です。

 

そのため、底砂にある肥料が不足することで成長障害を起ることがあるので、底砂にイニシャルスティック等の肥料を定期的に添加しましょう。こうすることで、茎が太くてしっかりとした水草になってくれます。また、明るい光・二酸化炭素を添加することできれいなライトグリーンになります。

 

注意したいことは、「急な水質変化には弱い」ということです。正しい水替えをしていないと温度変化・水質変化で萎縮し、草の伸びがきれいにならないことがあります。もしこうなってしまったら、水替えを定期的にするようにしましょう。定期的に水換えすることで、水槽の水質維持のほかにも水草に良い刺激を与え、光合成が活発になる効果が期待できます。

 

ただ、大量の水換えを一度にしたり、大きな水質の変化などとなると水草のストレスになるので、水替え時では注意しましょう。また、鉄分が不足するとときおり白化することもあり、これが確認しにくいので、予防の為に鉄分の補給を定期的にすると元気よく育ってくれるでしょう。

 

 

グリーンロタラのトリミング

 

グリーンロタラが伸びすぎてしまったら、トリミングとして「ピンチカット」を行います。茂みを作りたいなら一度目は低い位置でトリミングをし、新芽が数本でてきたら、そのちょっと上でトリミングをするという作業を繰り返し、こうすることでボリュームがある茂みができます。トリミングの直後は、カットした部分が目立つので、前景にちょっと背丈がある中景草をレイアウトして隠すという手法もあります。

 

カットした先端部分を、他の場所で増やすこともできます。レイアウトは中景〜後景にすると圧迫感を出ないので見栄えがよくなります。手前に背が低い前景水草を植えることにより、下葉の枯れ・トリミングのカット部分を隠すといったレイアウト手法もあります。

 

初心者にもおすすめです

 

グリーンロタラの育成のコツについてでした。グリーンロタラは農業では厄介な雑草ですが、アクアリウム水槽に入れると非常にうつくしいですよね。初心者にも扱いやすいのでおすすめです。

 

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