薄いレモン色がなんともきれいなゴールデンハニードワーフグラミー。
飼い方や繁殖方法について徹底的に解説していきたいと思います!
この記事の目次
ゴールデンハニードワーフグラミーはどんな魚?
ゴールデンハニードワーフグラミーとは“ハニードワーフグラミー”の改良品種であり、その体格は約4cmと、
非常に小型の生態です。
飼育はとくに難しくなく、他の同じ体格の生態とも混泳ができます。
互いを胸ビレでタッチしあうグラミータッチも見られます。
ゴールデンハニードワーフグラミーの水質
pH 5~7(弱酸性~中性)がベスト。
水槽の大きさにあまり固執しなくてもいいとは思いますが、導入数に合わせ、水槽サイズも大きくしていくといいでしょう。
ゴールデンハニードワーフグラミーの性格
非常に温和です。温和なので、他の同じ大きさの生態との混泳もOK。
しかしオスは繁殖期になると、それまでの温和な性格とは一転、たちまち他の魚に威嚇するようになります。
なので混泳の際はオスの入れすぎに注意した方がいいかもしれません。
水槽内が戦場となる可能性があります。(笑)
ゴールデンハニードワーフグラミーのエサ
ゴールデンハニードワーフグラミーは、活動域が水面なので、フレーク状の浮くタイプのエサが最適です。
エサをがめつく取りに行くことがあまりないことから、小型のカラシンとの混泳では満足にエサが食べられないということがよくあります。
その際は、フードキーパーを使うなり、しっかり食べられるようにしてあげましょう。
エサ自体が大きくて食べられないようでしたら、小さく与えてもいいですし、グラミー自身がコツをつかめば、口に含んで小さくして食べます。
生き餌だと、アカムシやイトミミズが最適。
これらは繁殖も促してくれますよ。
また、エサとは違いますが、水槽内に発生したヒドラも食してくれます。
ゴールデンハニードワーフグラミーのオスメス
オスは成長して繁殖期が訪れると、婚姻色と言って、喉元がだんだん黒くなってきます。
メスは成長してもこれといって代わり映えはありませんが、オスと比べた時にやや体格がふっくらした感じになります。
GHDグラミーはオスが水面に泡巣を作り、子育てもこなしていきますが、メスは産卵するだけです。
泡巣を作る繁殖は他ではベタが有名です。
繁殖期の気性の荒いオスの姿は、闘魚と言われるベタもびっくりです。
先述しましたが、水槽内にオスが複数いると、縄張り争いをする傾向にあります。
ゴールデンハニードワーフグラミーで気を付けること
水流の強さ
GHDグラミーは強い水流を好まないので、水流が少ないフィルターを選ぶようにしましょう。
スポンジフィルターが一番ですが、大き目の水槽ですとろ過能力が追い付かない場合があるので、その他のフィルターでも構いません。
外部フィルターでしたら掃出し口を壁に当てたり、外掛けフィルターなら掃出し口の水流を緩やかにする工夫が必要です。
繁殖のときにアマゾンフロッグピットがあると便利なのですが、これを多めに置くと、水流が出来にくくなります。
混泳できない魚
体格の大きい魚やエビは避けましょう。
エビはGHDグラミーが逆にちょっかいを出してしまいます。
また、繁殖期には威嚇行動もするので、小型のカラシンには十分注意しましょう。
我が家ではグラミー(オス)同志の争いに巻き込まれたカラシン達が水槽の外に飛び出してしまうということがありました・・・
みなさんも、夜間は軽くフタをするなどして、防御策をとってください。
エロモナス(松かさ)病
水槽内や生態自身にも持っていると言われている、エロモナス菌によって発症する病気です。
水質の悪化や、環境の変化によるストレス要因が考えられることから、定期的な水替えや、迎えた時の水合わせは慎重にしたほうがいいです。
進行してポップアイ(眼球突出)などの症状が出てくると、もう手遅れとなってきますので、こうならないように防止策が重要です。
少しでも様子がおかしいなと思ったら、隔離と水替えが重要です!
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