エビ飼育の初心者が水合わせから1ヶ月間の奮闘記をご紹介いたします。
エビ飼育のご参考にしてください。
生体は、レッドビーシュリンプ4匹、レッドチェリーシュリンプ3匹、
ヤマトヌマエビ2匹、得体のしれないエビの稚魚1匹、石巻貝1匹です。
フィルターは底面濾過式、
底砂はソイル+5色石、エアーレーション有、流木有、水槽は35cmタイプです。
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毎日の飼育の記録
室温、水温、飼育水の水質の管理、水替え実施の有無、
水草の状態、エアーレーションの調整、生体の状態を毎日記録しました。
水質の管理は、
- TDS値測定(200ppm以下に管理)、
- pHの測定(7.0付近、大きな変動がないこと)
を行いました。
記録票はこちらです。
毎日の記録で理解したこと
- 飼育水の不純物濃度
約10~20ppm/週 増加します。
例えば159ppm→170ppmに変化します。
生体数が多い場合は175ppm→196ppmになります。
このことから水替え(補充)は2~3週間の間隔で行うのがよさそうです。
TDS上限は200ppmを目安に水替えを行います。
<水替え方法>
飼育水から4L(約1/3)をポンプでバケツに吸い上げ、
代りに準備した新しい水を時間をかけて徐々に補充します。
急に新しい水を加えると、水質の急変から、
ヌマエビ達は驚いて水面⇔ソイルを上下し、最悪死滅します。
水質が変わるとエビは脱皮することがあるようです(約50ppm/2L変化します)。
抜けがら複数発見!
- 飼育水のpH
6.8~7.0~7.5になります。
最初の水合わせ時はソイルが新しいので6.8でしたが徐々に7.0⇔7.5に上昇しました。
原因は
- 水草、苔の追加、
- エアーレーションの関係、エアーリフト量の影響、
- 気温(室温)の変動
が考えられます。
室温が急に上昇すると飼育水のCO2が空中に放出されることからpHが上昇するようです。
pH7.3/19℃ ⇔ pH7.5/24℃
水草も成長にCO2が必要であることからpHが上昇します。
エアーレーションを強くすると、飼育水からCO2が多く放出されpHが上昇します。
底面濾過フィルターのエアーリフトを強くすると、
フィルターの生物濾過の効果が薄れ、硝化菌の働きが鈍りpHが上昇するようです。
レッドビーシュリンプは弱酸性~中性が適するようですが、
現状の値でエサを良く食べていますから、この数値で大丈夫と思いました。
最近エビを購入したショップの飼育水はpH8近くありました!
ヌマエビの食事の与え方
最初に選んだエサは、沈下性のクランブラタイプ(エビさんが持ち運び食べる)です。
確かにエサを抱きかかえて食べますが、途中で食べるのをやめてしまうのを見かけるようになり、
後に、すり鉢で細かく擦りこみました。
パウダー状になったエサは、量は少な目でも飼育水に触れると、少し膨張しエビさんが
食べやすい大きさになります。フレーク状のエサも少し混ぜています。
パウダー状のエサはこちら
エサは朝に一度あげます。前日の食べ残しがある場合は、食べるまで見送ります。
ヌマエビは流木に常駐していますが、
エサを食べる時はソイルの広いところでウイローモスの上のエサを好んで食べているようです。
光合成で酸素の泡が出ていますからお気に入りのエサ場?のようです。
エビ飼育必見!育て方のコツ・記録のまとめ
いかがでしたか。
毎日記録することで、いろいろなことを学ぶことができました。
管理しているのは2水槽です。
エビヌマ科メインの水槽は、小型なので、pH等の影響が大きく出ます。
先日、pHダウン液を投入したところ、短時間ですがpH5以下になり焦りました。
1ヶ月の間に死滅させてしまったのは
レッドビーシュリンプ2匹、レッドチェリーシュリンプ1匹、ヤマトヌマエビ0匹
で、いずれも水替えの後でした。
最初はドボッと一気に2~4L新しい水を入れ替えていましたが、それが良くなかったようです。
pHダウン液の使用も中止しています。
現在は、可能な限りゆっくり水交換を行っています。
水質の大きな変化は命とりです。
pH数値は7.0越えでもあまり気にしなくなりました。
2週間以上死滅ゼロです!
この経験を次に生かしたいと考えています!
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