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レッドビーシュリンプの抱卵の舞とは?

2018年9月15日

レッドビーシュリンプ

 

紅白の縞模様が可愛らしいレッドビーシュリンプ。

そのレッドビーシュリンプが落ち着きなく泳ぎ回っていたら、

それは抱卵の舞かもしれません。

抱卵の舞とその前後のレッドビーシュリンプの行動はどんなものなのかを今回はご紹介します。

 

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レッドビーシュリンプはどのように抱卵する?

 

レッドビーシュリンプは、メスが脱皮した直後にオスと交尾を行って卵を抱えます。

抱卵してから孵化までは25~30日程度。

1匹のメスが一度に抱卵する卵の数は、20~30個と言われています。

 

 

抱卵は前もって分かるもの?

 

レッドビーシュリンプのメスの頭部あたりに、

黒いものが透けて見えることがあります。これは病気などではありません。

レッドビーシュリンプの卵巣が頭部にあるためで、

黒く透けて見えたら抱卵が近いことの証拠になります。

その後数日すると脱皮をします。

 

抱卵の舞とはどんなもの?

 

メスが脱皮をすると、オスが慌ただしく水槽内を泳ぎ回るようになります。

このとき、メスも泳ぎ回っているようであれば抱卵の舞ではありません。

メスはオスから逃げるために泳いだり、隠れていたりします。

オスだけが縦横無尽に水槽内を泳ぎ回っていたら、それが抱卵の舞です。

次から次へとメスに向かってオスが泳いで追いかけ回し、交尾を行います。

 

抱卵の舞から抱卵するまでの期間は?

 

抱卵の舞を行うと、1日経たないうちにメスが抱卵します。

夜に抱卵の舞を見た翌朝には抱卵したメスがいたりするため、

それほど時間はかかりません。

 

抱卵したらするべきことは?

 

何もせずにじっと見守るのが一番良いと言えます。

あれこれとしてしまうと、弱い抱卵個体が亡くなってしまう可能性があるためです。

いろいろしたくなる気持ちはあるかもしれませんが、

ここはぐっとこらえて見守りましょう。

 

抱卵の舞をしたのに抱卵しない

 

例えば抱卵用の添加剤を使ったりして抱卵の舞を促しても、抱卵するとは限りません。

また、脱皮したからといって抱卵するとも限らないのです。

特にメスがまだ小さいうちだと抱卵しないことも多く、成熟した個体が抱卵するためでもあります。

レッドビーシュリンプは脱皮しながら大きくなっていくので、

個体が成熟するのを待つ必要もあるでしょう。

 

レッドビーシュリンプに無精卵はあるの?

 

レッドビーシュリンプは、卵が卵巣にある状態で受精し、

受精した卵をお腹に抱えるため、無精卵はありません。

 

抱卵したら注意することは?

 

孵化前に脱卵してしまったり、卵がついた状態で脱皮をする脱皮脱卵がありますが、

レッドビーシュリンプの場合そうしたことはそれほど多くないため、あまり気にする必要はありません。

脱卵も極端に卵が減ってしまうほど多いわけではありません。

原因には水質や個体の年齢など、さまざまなことがあげられるためはっきりとはしませんが、

神経質になる必要はあまりないでしょう。

 

孵化が近いことを知る方法は?

 

レッドビーシュリンプの卵の孵化が近いことは、卵の色を見るとわかります。

最初のうちは黒褐色なのですが、孵化直前になると透明な赤になり、

よく観察すると稚エビのようなものを確認できます。

こうなると、もう孵化は目前です。

 

稚エビの孵化はどれくらいの期間で終わる?

 

稚エビの孵化はだいたいまとまって起きます。

多少ばらつきはありますが、あっても1~2日程度の間に孵化が終わります。

生まれた稚エビはサイズも小さいので、

水草の陰に隠れてしまうとなかなか見つけることが出来ませんが、

餌になるものがきちんと発生していれば、

少し大きくなるとひょっこり見つかる、という感じになります。

 

水合わせや温度合わせ、水換えの状態など、

少し気難しいところのあるレッドビーシュリンプ。

丹精込めて育てた個体が抱卵し、稚エビが生まれるのはとてもうれしいことです。

水質が安定し、きちんとバランスの良い餌を与えて、

個体が成熟してくると起きることでもあるので、慌てずにその時を待ちたいですね。

 

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