ドジョウ

ドジョウ飼育はエアレーション(酸素)が無くても飼える?

泳ぐドジョウ2 f

 

アクアリウムでは、あの「ドジョウ」を飼育している人もいます。アクアリウムでドジョウを飼育するとき、注意しないといけないのが酸素です。水槽で飼っているドジョウが、水面に上がってくることがあるんですね。

 

これはなぜなんでしょうか。

ここで、ドジョウ飼育における酸素について紹介しましょう。

 

 

最近はあまり外ではドジョウを見かけませんが

水元公園で大きなドジョウを捉まえた青鷺f

 

ドジョウは、日本でおなじみの淡水魚です。この魚は、どこか懐かしいイメージですね。マイナーですが、アクアリウムでドジョウを飼育する人もいます。

 

どうしても食用のイメージがあるので、あまりドジョウを飼おうという人もいないのかもしれません。しかし、砂底に潜ったあとで顔を出す愛嬌のあるしぐさに癒される!という意見もあるので、好きな人はハマるという個体かもしれませんね。

 

しかし、最近では自然界でドジョウを見かけるということもそうそうないですよね。現在では、日本各地で放流・飼育施設から脱走した国外産ドジョウ、外来種「カラドジョウ」「ヒメドジョウ」が見つかっていて、交雑・種間競争が懸念されていて、環境省の「レッドリスト2018」では準絶滅危惧に登録されています。

 

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ドジョウ飼育のポイント

仲良しドジョウ f

 

飼育するときのポイントですが、まず体長はおなじみのように細長い体つきで、15センチくらいまで大きくなる個体もいるため、大き目の35センチ以上の水槽がよいでしょう。注意点として、元気の良いドジョウは、水槽から飛び出ることがあるので、水槽に蓋をする必要があります。

 

ただ、完全に密閉してしまうと酸素が足りなくなって死んでしまうので、ドジョウより小さい穴がいている蓋がよいでしょう。水温が30度以上になると、暑さによって死んでしまうことがあるので、これ以下の水温を心がけましょう。

 

また、室内で気温の変化がなるべく小さい場所がよいとされています。つまり、室内の1階、冷暖房を使っていない場所などです。また、自然環境のように昼間は明るい・夜は暗い場所をセッティングしましょう。

 

 

ドジョウ飼育では、ドジョウの隠れ場所を作ってあげるとよいでしょう。自然界のドジョウは、危険を感じると水底に潜る習性があるからです。ドジョウが潜りやすい、細かい粒のソイルがおすすめです。

 

水槽に入れた砂に潜ったりそこから顔を出したりするしぐさが愛嬌があるんですね。食性は雑食性で、食欲もあるほうなので春〜秋までは多めの餌をあげましょう。しかし、当然餌の食べ残しは水質を悪化させるので、数分で食べきれる量を与えましょう。

 

食べ残しがあるかどうか見ながら餌の量を調節してください。

 

 

ドジョウの呼吸方法は?

餌を食べるドジョウ f

 

ドジョウを水槽で飼育していると、たまに水面に上がってくるという話を聞きます。これはどういったことなんでしょうか。ドジョウはどのように呼吸するかというと、「エラ」で呼吸するエラ呼吸です。しかし、水槽の水質が悪くなって酸素が足りなくなってくると、水面に上がって酸素を吸い込み、肛門からそれを出します。

 

ドジョウはそのほかにも、腸管の下部で呼吸をする「腸呼吸」をすることもありますが、これはあくまで緊急用のものです。ドジョウにもいろいろな個体があって、元気なドジョウは腸呼吸をよくしていますが、砂に潜ってあまり動かないドジョウは腸呼吸をしていません。

 

皮膚で呼吸する「皮膚呼吸」もできて、水の外に出てもしばらくの間なら生きることができます。では、ドジョウ飼育では酸素のためにエアーポンプが必要なのかというと、ドジョウは酸欠に強いほうなので、なくても飼育可能ですが、水質管理のために設置したほうがよいでしょう。

 

 

エアーポンプは水質のためなら

 

 

ドジョウ飼育における酸素についてでした。酸欠には強いタフな魚なので、そのためにエアーポンプは必要ないのですが、水質維持のためにあったほうがおすすめとされています。

 

アクアリウムでのドジョウの寿命は10年と言われています。10年といえばだいぶ長いですよね。水質をよく管理して、寿命を全うさせてあげましょう。

 

 

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