さて、前回まで長々とネオンテトラについて話していきましたが、今回からはミナミヌマエビについて話していこうと思います。
ミナミヌマエビってどんなエビ?
まず、ミナミヌマエビとは、その名の通りヌマエビの一種で、3cm前後の小型のエビです。
多くのアクアリストが1度は飼育経験のある有名な生体です。
なで有名かということですが、簡単に言ってしまえばコケ対策、残餌対策です。
ミナミヌマエビを水槽に導入する際のメリット
アクアリウムをする上で、多くのアクアリストを悩ますのがコケです。
せっかく綺麗なレイアウトができても管理を怠ればあっという間にコケだらけの憂鬱になるような水槽になってしまいます。
その対策として、ミナミヌマエビはよく使われます。
特にミナミヌマエビは糸状コケをよく食べてくれます。
また、熱帯魚にあげた餌が残ってしまい、それが腐り、水が汚れるというのも防いでくれるというメリットが有ります。
このように、水槽を綺麗にしてくれる生体として昔から多くのアクアリストに愛されているというわけです。
しかし、ミナミヌマエビの魅力はそれだけではありません。
ミナミヌマエビの魅力:非常に丈夫
丈夫で飼いやすいというのも大きな魅力の一つと言えます。
通常、エビは水質の変化に非常に弱く、大雑把な水換えをするとすぐに死んでしまいますが、ミナミヌマエビは他のエビより水質の変化にやや強く、エビ初心者にお勧めです。
また、弱酸性から弱アルカリ性まで幅広い水質で飼育できるのもいいところかと思います。
高温にはやや弱く30度を超える温度を苦手としますが、ビーシュリンプなど他のエビと比べればそれでもだいぶマシな部類かと思います。
ミナミヌマエビは繁殖も簡単
そして、ミナミヌマエビ最大の魅力はなんといっても繁殖しやすいということです。
特に何も考えなくても飼っているだけで、勝手に抱卵し、稚エビを産んでくれます。
ヤマトヌマエビと違い抱卵、出産に汽水を必要とせず、淡水だけで育てることができますので、気軽に繁殖を楽しむことができます。
自分の水槽内で、新たな命が生まれ育っていくのを見るのは非常に楽しいです。
初めて小さなエビが生まれているのを見つけた時はとても嬉しくワクワクします。
真偽の程はわかりませんが、ミナミヌマエビは新月や満月の時に抱卵しやすいとよく聞きます。実際、自分の家の水槽でも抱卵は満月の時が多かったように思います。
と、長くなりましたが、熱帯魚とはまた違った魅力のある生体なのでぜひ一度飼育してみることをお薦めします。
ここからはしばらくミナミヌマエビについて話していきたいと思います。
では、また次回!
ミナミヌマエビは楽天市場・アマゾンでも販売
この記事を書いた人:まめ
アクアリストライター:
まめ
自己紹介:
60cmの水槽で水草を、36cmの水槽で海水をやってます。実は、もう1本25cmキューブ水槽を持ってますが、現在は倉庫にて休暇中です(笑)
好きな熱帯魚:
コリドラス・ステルバイ、ミニブッシープレコ、ヤエヤマギンポ