グッピーの基礎知識

自分の手で命をつなぐよろこび!卵生メダカの美しい世界

ノソブランキウス・ラコビー (熱帯魚)ノソブランキウス・ラコビー(1ペア) 北海道航空便要保温

 

アクアリムの魅力は、眺めるよろこび、育てるよろこび、

そして自分の手で次の世代を殖やすよろこびがあります。

今回ご紹介する卵生メダカのグループは、

飼育者が手をかけて卵を孵化させる作業がとても楽しい魚たちです。

 

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卵生メダカの基本情報

 

グッピーやプラティ、ソードテールといったアクアリウムの世界で

ポピュラーな魚たちは「卵胎生メダカ」の仲間です。

メスがお腹の中で卵を孵化させ、稚魚が一定の大きさに成長してから産むので、

卵生と胎生を兼ねた卵胎生と表現するのです。

一方、ノソブランキウス・ギュンテリーを

はじめアフリカや南米原産の「卵生メダカ」も熱帯魚ショップで多く扱われています。

ほとんどの魚と同じく卵を産んで子孫を増やすのですが、孵化させるには一風変わった方法が必要です。

なんと、飼育者が卵を水から取り出してしまわなければ、孵化しないのです。

乾季になると生息場所が干上がってしまう、

アフリカの厳しい環境を再現することで孵化させる、独特のテクニックを経験してみましょう。

繁殖が最大の目的なので、ショップではペアで販売されています。





 

卵生メダカの飼育情報

 

 

代表的な品種であるノソブランキウス・ギュンテリーは黄色く染まった頭部、

真っ赤な尾びれ、不規則に入る赤いバンドが美しい品種です。

「泳ぐ宝石」「生きた宝石」と形容される理由がよく分かります。

体長は約5cm。ほとんどのノソブランキウスの仲間は寿命が1年しかありません。

そのかわり産卵数が多く繁殖も容易なので、毎年々々、新しい仔を育てていくよろこびがあります。

長生きする魚種でも寿命2~3年と短めなので、やはり繁殖が重要になります。

 

 

卵生メダカの水槽

 

 

ペア飼いが原則なので30~45cmの小型水槽で飼育します。

ろ過器は投げ込み式やスポンジフィルターを用います。

 

卵生メダカの水質

 

 

基本的に弱酸性の軟水を好みますが、

養殖を重ねられたポピュラーな品種は日本の水道水と同じ中性でも問題なく飼育できます。

産卵床としてピートモスを用いるので、水質は自然と弱酸性に傾きます。

水質の急変を防ぐため、多量の水換えは控えましょう。

水温は23~25度に設定します。

 

 

卵生メダカの底砂

 

 

底砂の代わりとして産卵床となるピートモスを敷きます。

産卵用のピートモスは熱帯魚ショップで販売されているものを使いましょう。

弱酸性の水質を作りたいだけなら園芸用のピートモスも使えますが、

PHが下がりすぎたり、石灰など不要な成分が入っていたり、

繊維が短くて卵がうまく付着しないといった難しさがあります。

ピートモスは透明な容器に入れて沈めておくと、後で取り出しやすく、

体をすりつけたり、潜りこませる産卵行動を観察するのにも便利です。

 

 

卵生メダカの餌

 

 

生餌を好む性質、サイズの面からもブラインシュリンプが一番。

ブラインシュリンプは卵と飼育容器のセットが通販で入手できます。

生餌で育てられた卵生メダカは産卵数が違います。

時間の余裕がなければ、冷凍もののブラインシュリンプ、

ミジンコ、アカムシなどをローテーションさせます。

 

 

卵の管理

 

2~3週間おきにピートモスを取り出し、硬く絞ってからほぐし、卵が産み付けられているか確認します。

水槽には新しいピートモスを入れます。

ただし、デリケートで飼育難度の高い品種はこの作業がストレスとなってしまうので、

ペアの寿命が尽きるまでピートモスは取り出しません。

卵が見つかったらビニール袋に入れ、25度前後の場所に保管します。

ノソブランキウス・ギュンテリーは採卵から孵化まで約2ヵ月です。

時折、袋を開けて成長のようすやピートモスの乾き具合をチェックします。

乾燥しすぎていたら霧吹きで軽く湿らせましょう。

時期が来ると卵に両目が確認でき、目のふちに「金環」と呼ばれるリングが見えます。

こうなったらいよいよ水に戻す時期。

飼育水より5度ほど低い水につけ、ピートモスごとよくほぐします。

翌日には泳ぎだした稚魚が見えるはず。

稚魚には親と同じブラインシュリンプを与えます。

 

 

卵生メダカの混泳

 

小型水槽でペア飼いが原則。

最近は大きめの水槽にピートモスの入った容器をいくつも沈め、

複数のペアを混泳させるスタイルも人気です。

 

 

主な品種

 

 

ノソブランキウス・ラコビー

オレンジとブルーの発色が魅力。

繁殖の容易な卵生メダカの入門種です。

 

 

アフィオセミオン・ オーストラレ

オレンジに染まる体色と、

両端が長く伸びる尾びれ(ライアーテール)が特徴。

繁殖はやや難しいようです。

 

アルゼンチン・パールフィッシュ

黒地に青白く輝くスポットがとても美しい。

アルゼンチン原産の魚種は卵の休眠期間が長めです。

 

卵生メダカ飼育のまとめ

 

 

プラケースの中に卵とピートモスを戻した翌日、稚魚の姿を発見した時のよろこびは格別です。

アクアリウムに癒しだけでなく、感動も求める方にぜひおすすめします!

 

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