先日は、ミナミヌマエビの魅力や基礎知識についてお話しましたが、今日はミナミヌマエビを飼育する上で最適な底床についてのお話をしたいと思います。
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ミナミヌマエビの水質は?
まず、ミナミヌマエビは弱酸性から中性付近、pHで言えば、6.5~7.0あたりを好むエビです。
ただ、弱アルカリ性で育てることができないわけではないので、水質についてはそんなに考えなくてもいいかもしれません。
では、どの底床を選ぶかですか、ソイルが一番無難かと思います。
多くのアクアショップでは、ミナミヌマエビなどの小型のエビを扱うとき、ソイルを使用していることが多いです。
ソイルは水質を弱酸性、pHで言えば6.5あたりに調整してくれるので、ミナミヌマエビには最適な底床だと思います。
ただ、ミナミヌマエビは中性や弱アルカリ性でも飼育自体はできます。
なので、ガンガン繁殖させたいとかでなければ、他の底床でも全然構わないと思います。
例えば、田砂は水質が中性付近になると思いますが、こちらでもなんら問題無いと思います。
他にも、砂利や大磯砂もありますが、これらは弱アルカリ性に水質が傾きますので飼育にはやや不向きだと思います。
しかし、一度慣れてしまえば飼育自体はそれほど問題ないかと思います。
抱卵の回数には多少、影響しますので、繁殖を目的とするならやはり不向きかもしれません。
ただ、繁殖回数を抑えられて逆に増えすぎないでいいという点はメリットかもしれません。
飼育する上での注意点:水質の急変
ミナミヌマエビを始めとするエビで気をつけることは水質というよりは水質の急変です。
ゆっくり時間をかけて水合わせをすれば、案外、どの水質でも飼育することができます。
ただし、水質の急変にはくれぐれも気をつけてください。
水換えや水足しも極力点滴法など、ダメージの少ない方法でやるのがいいかと思います。
他にも、水草を大幅にトリミングすると水質が急変して死ぬこともありますので、このあたりも気をつけなければいけないところになるかと思います。
エビは農薬に弱い
他にも、エビは農薬に弱いので、ショップで購入した水草は農薬が使われているかどうか、必ず確認してから使用したほうがいいです。
熱帯魚にはそれほど大きなダメージにならなくても、エビにとってはほんの少量の農薬で大量死というのはよくあります。
なので、水草を導入するときはくれぐれも気をつけてください。
以上のように、農薬と水質の急変に気をつければ、底床はある程度、適当でもなんとかなると思います。
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この記事を書いた人:まめ
アクアリストライター:
まめ
自己紹介:
60cmの水槽で水草を、36cmの水槽で海水をやってます。実は、もう1本25cmキューブ水槽を持ってますが、現在は倉庫にて休暇中です(笑)
好きな熱帯魚:
コリドラス・ステルバイ、ミニブッシープレコ、ヤエヤマギンポ