さて、前回まで海水魚を飼育するための設備について話をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回は飼いやすい生体ということで、ビギナーにオススメの生体について紹介しようと思います。
前回記事:まだ照明選びで迷っているの?海水魚飼育で珊瑚やイソギンチャクを育てるならこの照明を選べ!
前回記事:海水魚が「ここは楽園ですか?」と尋ねたくなるほど!快適環境オーバーフロー水槽って何?
デバスズメダイ
まず、1匹目はデバスズメダイです。
海水魚の飼育を始める上で飼育が心配ならまずはデバスズメダイから飼育してみるといいでしょう。
淡水魚で言うところのアカヒレに相当する魚なので、パイロットフィッシュとしてよく用いられる魚です。もちろん、その理由は、丈夫だからです。
温和な性格なので他の魚とも喧嘩しにくいですし、非常に飼育しやすい魚だと思います。
スズメダイは基本的には攻撃的で混泳での飼育が難しいのですが、この魚は例外になります。
この魚で海水魚の飼育のコツを掴んで目当ての魚にステップアップするというのが定番になるくらい海水魚の中では入門的な魚なので、
この魚で上手くいかない場合は素直に海水魚の飼育は諦めたほうがいいでしょう。
ただ、この魚の飼育が上手くいかないことはなかなか無いです。
シリキルリスズメダイ
続いて2匹めはシリキルリスズメダイです。
名前の通り、瑠璃色の綺麗な体色に黄色の尾びれがアクセントになっている非常に可愛らしい魚です。
自分はこの魚を飼育したいがために海水水槽を始めました。個人的には大好きです。
非常に丈夫で泳ぎも上手いので餌の奪い合いにも負けることなくとても飼育しやすいのです。
が、しかし、可愛らしい外見とは裏腹にとても攻撃的で混泳が難しいです。
同種の魚に特に攻撃的なので、シリキルリスズメダイを2匹飼育するのは難しいです。
そして、スズメダイ全般と喧嘩しますので、デバスズメダイやルリスズメダイ、カクレクマノミなどとも相性がいいです。
十分隠れ家がある環境なら喧嘩はしますが、飼育はできます。
うちでは以前、シリキルリスズメダイとカクレクマノミが30cmほどの水槽でお互いにテリトリーを決めて同居していました。
うちではカクレクマノミのほうが力が強かったのですが、シリキルリスズメダイは非常に泳ぎが上手いので華麗に物陰に逃げていました。
力関係が逆だとカクレクマノミの命が危ないかもしれません。
ちなみにヤエヤマギンポなどのスズメダイ以外の魚や、ヤドカリなどには興味を示さないので同居できます。
カクレクマノミ
3匹目は定番中の定番、我らがアイドル、カクレクマノミです。
ファインディング・ニモで一躍有名になった魚なので一般受けする魚です。
老若男女に愛される魚なので、水槽に1匹入れておけば、魚を飼っているなんて根暗な奴と言われずにすみます。
と、言う不順な動機を抜きにしても十分飼育するのが楽しい魚だと思います。
と、言うのも、赤と白のストライプ模様にフワフワとゆったり泳ぐ姿はさすが老若男女に愛されるアイドルだけあると実感できる可愛さです。
基本的にはのんびりゆったり泳いでいますが、他の魚がテリトリーに入ると非常に俊敏に泳ぎ、攻撃的になります。
意外と好戦的なので混泳には気をつけたほうがいいでしょう。
シリキルリスズメダイと同じくスズメダイ同士で喧嘩することが多いのでこれらと混泳する場合は十分な隠れ家を作ったほうがいいでしょう。
こちらもヤエヤマギンポなどのスズメダイ以外の魚となら混泳は可能です。
まとめ
個人的にはどれも飼育は簡単だと思います。
淡水魚で言えばグラミーのほうが飼育が難しいと思う程です。
流石にアカヒレやゼブラダニオほど簡単ではありませんが、ネオンテトラより若干難しい程度だと思います。
海水は金がかかるとか飼育が難しいとよく言われますが、
それはあくまで珊瑚やイソギンチャクを飼育する場合で、魚やヤドカリのみならそれほどお金をかけず、
簡単に飼育することができますので、ぜひチャレンジしてみてください。
次は、その他のオススメの生体について紹介しようと思います。
海の生き物(シリキルリスズメダイ) Goldtail demoiselleの動画
全身が鮮やかな青色で尾鰭が黄色の海水魚。綺麗ですね。ずっと眺めていられます。
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この記事を書いた人:まめ
自己紹介:
60cmの水槽で水草を、36cmの水槽で海水をやってます。実は、もう1本25cmキューブ水槽を持ってますが、現在は倉庫にて休暇中です(笑)
好きな熱帯魚:
コリドラス・ステルバイ、ミニブッシープレコ、ヤエヤマギンポ