ビオトープ

【管理方法を伝授します!】ビオトープを美しく保つための生体の飼育方法

2016年4月6日

メダカや和金、ミナミヌマエビなどはビオトープにおける飼育において

第一選択とされるほど好まれている生体です。

なぜこれらの種類が選ばれるのかと言うと

 

「ビオトープと言えば金魚」

「エサを上げなくていいからメダカ」

などのようにやはり見た目の鮮やかさや、管理のしやすさなどで選ばれているようです。

 

しかしどれだけここに紹介した生体を飼育していたとしても、

管理・飼育方法次第では水質の悪化は発生してしまいます。

 

ビオトープの水質の悪化はビオトープ全体の質を落としてしまうことにもなりかねません。

今回はビオトープを美しく保っていくための生体の飼育方法についてまとめます。

 

水質の悪化がビオトープ全体の質を落とす?

 

 

ビオトープの楽しみ方は生体を飼育・観賞すると言うこともありますが、

野外で睡蓮などの水棲植物を育成したり観賞することも楽しみのひとつです。

「水質の悪化は水中だけの問題だから、水質が悪くなっても水上の水棲植物には影響はないのでは?」と

考える人ももしかしたらいるかもしれませんね。

確かに悪化の程度などによっては水棲植物が枯れると言うことはほとんどないでしょう。

しかし他の所で影響を及ぼしたりします。

 

それは【アオコの発生】です。

アオコとはコケの一種なのですがアオコの種類の中には悪臭・ガスを発生させるものもあります。

そのようなものが発生してしまってはビオトープも近くでは観賞できませんね。

このようにビオトープは水上の環境が悪くても水中の環境が悪くても、

どちらかが悪ければ全体的に質を落とすことになってしまうのです。

ビオトープを美しく保つためには水質を悪化させないようにしなければなりません。

 

 

水質を悪化させないビオトープ管理とは

 

 

ビオトープの水質を悪化させないためには、水に含まれる養分が過剰にならないようにすることが重要です。

ビオトープで水の養分が過剰になりやすい原因としては

①生体の数が多すぎる

②エサを与えている

③直射日光が当たりすぎる

これらのことが挙げられます。

ビオトープで飼育する生体は繁殖しやすいものがほとんどなので生体の数が増えてしまうのは仕方がないところがありますが、

出来れば別の水槽や容器で増えた分は飼育するようにするか、誰かにあげるなどして数の管理をした方がいいでしょう。

生体の数の管理ができればエサも必要ではなくなってきます。

これについては後で説明させて頂きます。

 

ビオトープはベランダや庭で楽しむものなのでどうしても日光が当たりすぎてしまいます。

日光は必要ですが、常に当たりすぎているとコケも増えますが有害なアオコも発生・増加する可能性もあります。

日光は適度にあたる様に工夫した方がいいでしょう。

 

エサを与えなくてよい環境をつくる

 

 

エサを与えなければ生体は死んでしまうと思われがちですが、

コケが発生しているビオトープでは生体はそれらのコケをエサとして捕食します。

また自然に発生してくる微生物・プランクトンなどもエサとして捕食します。

通常であればこれだけでエサは充分なのです。

しかし生体の数が多くなってしまえばコケもプランクトンも不足して餓死してくる生体がでてきてしまいます。

自然に生体が繁殖してしまう分は仕方がありませんが、

できればビオトープ内の生体の数は少なめにしておきましょう。

つまり、下記に書いたような事が理想的なビオトープの環境だといえるでしょう。

 

①生体がコケやプランクトンを捕食する。→②生体のフンが栄養となりコケ・プランクトンなど発生。

水棲植物の栄養にもなる。→①生体がコケやプランクトンを捕食する

 

このサイクルができあがる事で、コケの異常発生を防ぐことができて尚且つ

「足し水だけ」で管理できるビオトープをつくる事になるのです。

 

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この記事を書いた人:meganuma

meganuma スタッフ

 

自己紹介:現在は900×600×450水槽で主にプレコ飼育と金魚鉢で金魚飼育、ビオトープで水辺植物やメダカ飼育をしております。

好きな熱帯魚:アシュラプレコ・アカリエスピーニョ・キングコングパロット、挙げればきりがありませんね。

 

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