金魚は比較的丈夫な魚ですが、それでも体調を崩して病気となることもあります。
とくに入荷直後の金魚を持ち帰ったり、入荷直後でなくても持ち帰ってすぐの時期は環境の変化などで病気になりやすい時期です。
金魚を購入するときや迎えた時、飼育する際の注意すべき点や観察するポイントなどまとめます。
この記事の目次
購入前に観察するポイント
金魚は購入する前から弱っていたり病気になっていることもあります。
購入する前にはしっかりと金魚を観察してできるだけ元気で病気のない金魚をお迎えしたいものです。
金魚を購入する前に観察するポイントがあります。
ポイント① 金魚の様子
金魚はもともとじっとしてあまり動かない種類もいるので「動き回っていない金魚はNG」と言い切ることはできません。
「口を水面でパクパクさせていないか」「水槽の底でじっとしていないか」「転覆していないか」「身体はまっすぐ泳いでいるか」
という点を観察してください。どれも状態がいいときには起きにくい状況です。
ポイント② 身体の異常はないか。
身体やヒレに白い微小な粒が付着していたり、短い糸の様なものがくっついている場合は病気や寄生虫にかかっている可能性があります。
寄生虫や病気に気付かずに持ち帰って混泳させると他の生体にも感染するリスクがあるのでとくに注意をしたいものです。
ほかにも体表やヒレがただれていたり、ヒレ割けがひどいものは今病気でなくても病気になる可能性がたかいので避けましょう。
金魚の混泳、エサは食べてれいるか。
金魚は泳ぎが得意な種類もあれば苦手とする種類があります。
それはエサにありつけるかどうかということに直結してきます。
エサが沈んでいくとどうしても泳ぎの素早い和金などがエサを独り占めしやすいので全体的にエサがいきわたっているのかを観察しましょう。
エサを多く入れすぎると飼育水を汚しやすくなりますし、金魚の混泳ではエサの与え方や量、
いきわたっているかなど慎重に観察するべきポイントがあります。
飼育環境の観察
飼育環境には水槽の設置場所から水温、水質、水流、ろ過などさまざまなものがあります。
金魚の飼育では、金魚の種類によって飼育環境の向き不向きがあります。
水流はない方がいい。
和金は比較的水流にも強く泳ぎが得意ですが、ヒレの大きな種類の金魚は泳ぎが苦手で水流で大きなストレスを受けてしまいます。
水流が出来る主な原因としては濾過機からの吐水。水中モーターです。
水槽のサイズや金魚のヒレの大きさや種類によっては投げ込み式(ブクブク濾過機)の
濾過機で発生する水流でも体力を削られたりストレスとなるものもあります。
金魚の飼育環境では水流が出来るだけないほうがいいのがポイントです。
投げ込み式濾過機は動力となるエアーポンプからの排気量によって水流の強弱を調節する事が出来ます。
エアー排気量が調節できるポンプであればエアーを出しすぎないようにしましょう。
飼育水は常にきれいにしておく。
金魚に限らずアクアリウムの基本ですが、飼育水をきれいにしておくことで病気の予防になりますし、金魚の成長も促すことができます。
エサの量の調節、水替え、濾過機のメンテナンスなどしっかり管理しましょう。
金魚の観察のポイントのまとめ
金魚は飼育環境に慣れてくれさえすれば多少の水質の変化などにも強くなり、体調を崩しにくくなるものです。
金魚をお迎えした直後はとにかくストレスが強い時期ですので管理にはとくに気を使ってあげましょう。
飼育環境を金魚にとって適切なものにすることで金魚の寿命も長くすることができると言われています。
本来、美しく長生きすることのできる金魚ですのでせっかくならきちんと管理をして長く飼育・鑑賞を楽しみたいものですね。
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この記事を書いた人:meganuma
自己紹介:現在は900×600×450水槽で主にプレコ飼育と金魚鉢で金魚飼育、ビオトープで水辺植物やメダカ飼育をしております。
好きな熱帯魚:アシュラプレコ・アカリエスピーニョ・キングコングパロット、挙げればきりがありませんね。