美しいけれど混泳できない魚…。
丈夫で飼いやすいけれど見た目が地味な魚…。
ペアで飼いたいのにオスメスの区別がよく分からない魚…。
理想のアクアリムと、飼いたい魚の性質がうまく合致しないことはありませんか?
ラミレジィならあらゆるニーズに応えてくれます。
そのオールマイティぶりをチェックしていきましょう。
はじめてのアクアリウム:全記事一覧はこちら
ラミレジィの基本情報
南米原産の小型シクリッド。
ドイツ、オランダで盛んに品種改良や繁殖が行われており、
作出された国によって「ドイツラム」「オランダラム」と呼び分けられます。
育てやすいので初心者にうってつけ。
系統によってオレンジ、黄色、青など体色の出かたが変わってくるので、
上級者にとってはコレクションのしがいがあります。
ラミレジィ第一の特長です。
ラミレジィの飼育情報
古くから国内外で飼育されているため、専門書も発行されているほど情報量豊富です。
ノウハウがすぐ手に入るのはラミレジィ第二の特長です。
ラミレジィの水槽
ペア飼いなら30cmの小型水槽にスポンジフィルターの組み合わせで飼育できます。
コストをかけないことがアクアリストとしてよい手法かはともかく、
お財布に優しいのはラミレジィ第三の特長です。
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ラミレジィの水質
東南アジアのブリード個体なら中性、25度前後でOK。
特別な飼育水の要らないところがラミレジィ第四の特長です。
もちろん、ラミレジィの最も好むPH6.5程度の弱酸性の軟水を用意できればベストです。
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ラミレジィの底砂
ベアタンクのシンプルなレイアウトから、水草水槽までどれでも似合います。
水草を引き抜いたり、食害しないのはラミレジィ第五の特長です。
繁殖を狙うなら、平らな石や流木を入れて産卵するスペース(産卵床)にしましょう。
ラミレジィの餌
人工餌によく餌付き、選り好みしません。
ラミレジィ第六の特長です。
より鮮やかな発色、しっかりした体形に育てたいなら、
クリルや冷凍アカムシも織り交ぜるとよいでしょう。
ラミレジィの熱心なファンは赤い発色を強めるため、生きたブラインシュリンプを与えます。
稚魚を育てる時にも必要です。
ブラインシュリンプは飼育容器付きの育成セットを通販などで入手できます。
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ラミレジィの混泳
シクリッドの中では温厚な性質なので(個体差はありますが)、
混泳水槽で他魚にちょっかいをかけることはしません。
ラミレジィ第七の特長です。
グッピーやテトラ、バルブ、コリドラスなど小型魚の混泳水槽にラミレジィが入ると、
とてもよいアクセントになります。
餌を独占することもなく、食いはぐれて痩せることもない、
ほどほどの食べっぷりもうれしいところです。
ラミレジィの繁殖
ビギナーでもペア飼いなら繁殖に持ち込めるところがラミレジィ第八の特長です。
ショップでペアとして販売されている個体を、
砂利や水草、産卵床などを配し魚の落ち着くレイアウトにした水槽に導入します。
産卵の時期が近付くとオス、メスとも普段よりさらに鮮やかな発色を見せます。
産みっぱなしで、自分の子どもですら食べてしまう魚が多い中、
ラミレジィはペアで子育てをします。
多くの魚の稚魚はとても小さいので、インフゾリアなど特別な餌が必要で、
飼育のハードルも高いのですが、ラミレジィの場合、
稚魚が最初からブラインシュリンプを食べてくれます。
ラミレジィの主な品種
コバルトブルー・ラミレジィ
尾びれ付近に出るメタリックな青味を全身まで広げた美しい品種。
えらぶた付近から各ひれまで、ほぼ全身がブルーに染まります。
レインボーラム
日本国内で固定された品種。頭部に赤が強く発色し、尾部に向かって美しいグラデーションを作ります。
発色には色揚げ用の人工飼料が効果的です。
バルーン・ラミレジィ
ラミレジィ本来の鮮やかな体色はそのまま、風船のように丸っこい寸づまりな体形の改良品種。
東南アジア産の安価なブリード個体が手頃な価格で出回っています。
ラミレジィ飼育のまとめ
様々なニーズに応えてくれるラミレジィのオールマイティぶりが伝わったでしょうか?
ぜひ特長いっぱいのラミレジィを仲間に加えてあげてください。
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