最近は水槽の底床にソイルを使われる方がほとんどですが、
昔からの大磯砂もなかなか捨てたものではありません!
大磯砂に貝などが含まれていると、アルカリに傾き水草や弱酸性~中性を好む
生体には不向きと言われていますが、
最近我が家のエビ水槽は水カビが発生し、原因としてソイルが1年に満たないのに
固くなり、フィルター効果が十分得られないと考えられ、
これを機会にソイルを止め底面濾過フィルターに網を張りその上に大磯砂を2cm程
敷き詰めフィルターとして1ヶ月使用しました。
経過が良好なので参考までご紹介します。
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ソイルを止めた訳
ソイルは使用していると固くなりもろくなります。底面フィルターの場合、フィルターが
目詰まり状態になり水質が低下します。水カビの発生リスクが高まります。
定期的に1/3程水替え実施にもかかわらず、
一度発生したカビは容易に改善できません。
水の濁りはバクテリアの死骸であることが多く、親エビも数匹続けて落ちてしまい
ました。稚エビもいつのまにか数が減少していきました。
外付フィルターを追加しましたが改善されず、大磯砂を試してみることにしました。
大磯砂の課題
水替えに水道水を使用時、最初はPHが8.0以上になるため、
それを如何に8.0以下の中性に保つかです。バクテリアはPH<8.0で活動するようです。
①PH降下剤は値を急変させてしまうこともあり生体への悪影響を考え、除外します。
②ピートモス(補助濾材)を入れ酸性化をはかります。
③流木を追加し軟水化します。
④水草を増やし、光合成で亜硝酸を窒素に分解し水質浄化を行い、水質を酸性化します。
⑤アルカリ水質はH+(水素イオン)が少ないため、アンモニアからそれほど危険でない
アンモニウムイオンになるのが少なくアンモニアのまま残り水質の悪化が早いので、
換水頻度を上げるか、水替え量を増やします。
⑥大磯砂は貝殻等含まれていないか目視で確認します。使用前に十分水洗いを行い
数日は水道水に漬けておきます。
上記の結果から
エビ水槽のPHは現状7.8~8.0です。
少し大きいグッピー水槽は、7.7以下です。
混泳の検討
大磯砂に入れ替えてから、エビを発見しにくくなりました。
レットビーがどこか探すのに苦労します。
稚エビは底石に潜ったようで、昨日確か数匹いましたが、今は見つけられません。
グッピー水槽のチェリーレッドシュリンプも、
大きくなった稚エビ2匹が時々水草アナカリスにつかまって姿を見せます。
ヌマエビと混泳できる水槽の中域~表面に
生活圏があるおとなしい熱帯魚がいないか探していたら、ショップで見つけました。
大磯砂に合うランプ・アイです!
ランプ・アイとは
名前から魚のイメージがわきますが、目がランプのようで、アフリカ原産メダカの一種です。
大きさは2~3cm位になるようです。寿命は2~3年のようです。
暗い所でランプの灯りが、移動するような幻想的な魚です。
水草の合間を縫う様に群泳します。見ていても癒されます。
グッピーのような華やかさはありませんが、目が特徴的です。
12匹購入し、エビ水槽に7匹導入しました。
①生育条件
適温:22℃~25℃
適応水質:弱酸性~中性
水替え:定期的な水替えが必要
②特徴
生活圏:水槽の上層部
餌:水に浮くタイプが適する。見ていると底のエサも食べに行きます。
性格:非常に憶病です。カメラを向けると逃げます。
ヌマエビの生活圏とは重ならないので、仲良くできそうです。
ソイルから大磯砂に変更のまとめ
いかがでしたか。
昔から使われている大磯砂の底床への活用についてご紹介しました。
極端にアルカリ水質に傾かないように貝など除去することが大切です。
大磯砂自体はPHに何の変化も与えないようです?
ソイル全盛ですが、長く使っていると水中で崩れ、固くなります。
大磯砂はそのような心配もなく、洗えば何度も使えます。
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