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レッドビーシュリンプの増やし方!繁殖に最適な環境を解説します

2018年8月27日

レッドビーシュリンプ

 

レッドビーシュリンプは水質変化に弱く飼育が難しい種類です。

中でも特に難しいとされているのが繁殖、つまりレッドビーシュリンプを増やすことです。

安定した水質を再現して飼育まではできるけど、

繁殖はなかなかうまくできないという人は多いでしょう。

レッドビーシュリンプの繁殖は、普通に飼育しているだけではうまくいきません。

繁殖に最適な環境を再現する必要があるのです。

今回はレッドビーシュリンプの増やし方、繁殖に最適な環境を解説します。

稚エビの生存率を上げて成体まで育てるコツもお伝えするので参考にしてください。

 

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レッドビーシュリンプの繁殖に最適な環境

 

レッドビーシュリンプの繁殖に最適な環境を作るポイントは以下の通りです。

 

・レッドビーシュリンプが元気に育つ環境を作る

まず基本的にレッドビーシュリンプに最適な生育環境を整えなければ繁殖しません。

安定した水質と水温を保ち、レッドビーシュリンプが元気に育つ環境を再現して、

次の段階で繁殖が見込めるようになるのです。

定期的に死んでしまう個体がでるような環境であれば抱卵しませんし、

生まれた稚エビも成体まで成長はできないので、

まずはレッドビーシュリンプにとって最高の環境を作る所から始めましょう。

 

・レッドビーシュリンプを繁殖させるなら単独飼育

レッドビーシュリンプの繁殖を目指すなら、他の熱帯魚と混泳はしないで単独飼育が望ましいです。

レッドビーシュリンプにとって最適な環境を作るので、

なるべく他の成体による関与は避けたいですね。

もし混泳している水槽で抱卵した個体がいても、

生まれたばかりの稚エビは他の熱帯魚にとって魅力的なエサにしかなりません。

隠れられる場所を用意しても、止水域の原因となります。

 

・オスとメスの割合は3:7

オスの個体が多いと、メスの取り合いになってメスの負担が増加します。

結果として繁殖に欠かせないメスエビはオスの争奪戦に巻き込まれ、

そのまま弱って死んでしまいます。

メスエビの負担を軽減するためにも、

オスとメスの割合は3:7程度が丁度良いです。

オスを隔離する別の水槽が無ければ、水槽内をパーテーションで仕切って飼育しても大丈夫です。

 

・抱卵中は水替えをしない

レッドビーシュリンプは最適な環境を整えれば、自然と抱卵する個体が出てきます。

抱卵中のメスエビはいつもよりも水質変化に敏感な状態になるので、

少しの水替えでも負担がかかります。

仮に親エビが耐えられても、卵がダメになるケースもあるので、

抱卵中の個体がいる時は水替えは控えましょう。

 

 

稚エビの生存率を上げる方法

 

抱卵している親エビは見かけるけどその後稚エビをほとんど見かけない場合は、

生まれたばかりで直ぐに死んでいる可能性があります。

稚エビは親エビよりも水質変化に弱く、必要とする栄養素も多いのです。

以下では稚エビの生存率を上げる方法を紹介します。

 

・稚エビに専用のエサを与える

稚エビは水槽内に発生した苔やバクテリアや微生物を食べますが、

それらが不十分な場合はブラインシュリンプ等の専用エサを与えると良いです。

レッドビーシュリンプに最適な環境が出来上がっている水槽であれば、

専用エサを与える必要はありませんが、中々難しいものです。

レッドビーシュリンプの繁殖に慣れていない人は、

専用エサを与えて稚エビに栄養を行きわたらせましょう。

 

・隠れ家になるウィローモス

コケの一種であるウィローモスは、レッドビーシュリンプにとって隠れ家になりエサ場にもなります。

泳ぐのが苦手な稚エビは、ウィローモスにしがみついて成長していくので、

ぜひ用意してあげてください。

オスエビから逃げるメスエビの隠れ家にもなります。

 

・脱皮に必要な栄養素を補給

レッドビーシュリンプは脱皮を繰り返して大きくなります。

特に体の小さい稚エビは、短いスパンで何度も脱皮します。

脱皮には多くの栄養を必要とするので、

稚エビに向けてカルシウムやミネラルを含んだエビ専用の薬剤を添加してあげましょう。

 

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レッドビーシュリンプの増やし方まとめ

 

レッドビーシュリンプの増やし方について解説しました。

飼育よりも難易度の高い繁殖ですが、それも含めてレッドビーシュリンプの魅力でもあります。

とっても小さい稚エビが脱皮を繰り返して徐々に大きくなる様子はとっても可愛いので、

ぜひチャレンジしてみて下さいね。

 

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