熱帯魚を飼うときに鑑賞用として導入するなら、水草も検討すると思います。
青々したきれいな緑色の水草。
緑は人の心を癒す効果も抜群です。
今回はこの水草の選び方から、レイアウト方法までまとめていきたいと思います。
水草の役割
水槽内に水草を入れると景観的にもきれいに映えます。
ネオンテトラなどの蛍光色の生態を、水草を多くいれた水槽で群れさせた時の美しさは思わず見入ってしまいますね。
そして生態にとってもいい影響があります。
植物の呼吸は、二酸化炭素を吸って酸素を吐き出す。
つまりは人間や熱帯魚とは逆なんですね。
生態は水槽の中で二酸化炭素を吐き出すので、これが水草の成長の手助けとなるわけです。
そして水槽内の浄化にも一役買ってくれる水草。水質の安定も手助けしてくれる存在なのです。
水草を植える前にするべきこと
関連記事:アクアセラピー|水草って不思議と疲れた心を癒してくれるよね
関連記事:水草レイアウトを導入するならウィローモスがオススメ
関連記事:アクアリウム(水草育生)に必要な光、あなたはどの照明機器を選ぶ?
関連記事:アクアリウムで水草って大事なの?水草は導入すべき?
農薬や貝の卵を除去
水草を水槽に入れる前にはしっかり前処理をするようにしましょう。
農薬が付いている場合には、生態にとって毒となります。
また、貝の卵もかなりの確率で産みつけられていることが多いです。
その貝が産まれると、景観的にもよくありませんし、増殖スピードがとてつもないです。
水草を植える前には、【水草その前に】などを使用して前処理をしましょう。
貝の卵は透明のゼリー状で、中に無数の白い点があります。
トリミング
レイアウトに合わせて高さを切ったりしましょう。
背の低い水槽を使用してる場合には、高さの調整が必要になってきます。
成長スピードが早い水草の場合、すぐ水面を覆ってしまうので、最初は短めが無難です。
うちでは10cm位の高さにトリミングしたウィステリアが、2週間ほどで水面に達してしまいました。
初心者向け水草
水草も生態同様、育てやすさなどがそれぞれ違ってきます。
簡単なものなら、極端な話、水槽内に植えるだけで勝手に伸びてくるもの。
何も特別なことをしなくても、照明と生態の出す二酸化炭素で十分成長していきます。
逆に難しいものだと、肥料を入れたり、CO2の添加が必須だったりします。
ここでは簡単なものを紹介します。
ウォーターウィステリア
先述しましたが、ニョキニョキ伸びます。
調子がいいと量がかなり増えるので、最初の時点でたくさん入れないようにしましょう。
2~3週間ほどで水上葉から水中葉に生え変わります。
アマゾンソード
店頭での取り扱いが多いので入手しやすいと思います。
これも非常に強く、初心者の方でも育成が簡単。
アンブリア
放射状の葉がきれいなアンブリア。これも条件が良ければグングン伸びていきます。
一回根本までざっくり切ってしまったことがあるのですが、瞬く間にボリュームが出てきてました。
【次のページに続きます】