先日、お迎えしたゴールデンハニードワーフグラミーがわずか3日で☆になってしまいました。
原因はおそらくエロモナス病。
このエロモナス病は不治の病とも言われているほどなのです。
調べあげる間もなく☆になってしまったのが悔やまれますが、
今回はみなさんの飼っている生態がこうならないためにもエロモナス病について、ゆっくりまとめてみました。
この記事の目次
エロモナス病は完治しない?
発症すると、完治は難しいとされるので、エロモナス病にかからないような予防策が重要となってきます。
ここでの予防策というのは特別難しいことではなく、【ストレス要因を取り除いてあげる】だけで大丈夫です。
熱帯魚のストレス要因といえば、環境の変化。
ショップから買ってきたグラミーの水合わせをしっかり行ってなかったりするとストレスに繋がりますし、
相性の悪い魚がいると、それもまたストレスにつながります。
(※混泳水槽で隠れ家がない、発情期の♂グラミーに威嚇されているなど、特に気を付けましょう。)
エロモナス菌によって引き起こされる
エロモナス菌よって引き起こされるエロモナス病ですが、この菌は水槽内に常在している菌なのです。
なので、菌自体はそこまで恐いものではありません。
生態自体によって引き起こされるものなのです。
ちなみにちょっと怖いのが、エロモナス菌は人間にも感染するのです。重症化することも多いそうですよ。
エロモナス病の初期症状
初期段階ですと、薬浴で治ることもあるので、普段から生態の様子などには観察しておきましょう。
やはり少しでもなにかあったら隔離がよさそうです。
・呼吸が荒くなる
・あまり泳がず、その場にとどまっていることが多くみられる
・体の発色が悪くなっている。
↑この段階だとまだ治療で治る可能性があるので、すぐ治療しましょう!
エロモナス病の治療方法
薬浴
・グリーンFゴールド 顆粒
・観賞魚用パラザンD
この時に食塩濃度(0.3~0.5%)の食塩水を一緒に入れてあげると効果が大きいです。
※念のため元の水槽にも薬を入れてあげるといいでしょう。
やはり感染症なので、他の生態の影響を考えての事です・・・
エロモナス病には合併症がつきもの?!
初期段階を経て、合併症が見られるようであると、進行が急激に早くなってきます。
さて、どんな合併症があるのでしょうか。
・ポップアイ
眼球が突出することを指します。
うちのも片目だけポップアイになっていました。
・松かさ病
別名【立鱗病】とも言われています。
文字通り、鱗がはがれてくる状態です。
GHDグラミーがエロモナス病にかかったときの様子
筆者がGHDグラミーを購入しておよそ2日後の夜に気づきました。
購入したのは2匹。水槽内には大きめのGHDグラミーがすでに3匹。
最初は、「なんか呼吸が荒い・・・?」と思っていたのですが、どんどん様子がおかしくなる。
一匹離れたところで一人水面近く、時折空気を取り込むようにパクパク。
他のグラミーも心配そうに近寄るが、みんな近づかないようにしている。
↑この時点で午後9時。薬品を買いに行きたかったがお店はどこもしまっている・・・
なので、サテライトに隔離。
朝5時に起きてサテライト水槽内を隔離すると・・・もうすでに☆でした。
こんな感じで、発症から☆になるまでがとても早いです。
初めての病気だったので、調べている間に手遅れだったので薬浴すらできなかったのが悔やまれます。
しかし唯一救いだったのが、他の生態は平気だったのです。
水質悪化やストレスが原因と言われているので、同じ日に買ったもう一匹のグラミーも心配だったのですが
あれから特に変わった様子もなく、元気に泳いでいます。
エロモナス病の動画
不治の病エロモナス病のまとめ
とにかく、何回も言いますが、発症すると完治が難しいので、水質管理を徹底しましょう!
週に1回の水換え、pHチェックをしっかりする!
また、こんな時に備えて、サテライト水槽と薬は常備しておきましょう。
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この記事を書いた人:おちび
自己紹介:
熱帯魚歴半年。家には本水槽と、稚魚水槽×2があります。卵を見つけると守らずにはいられません。
おかげで稚魚が100匹います(゜o゜) 毎週末は熱帯魚屋さんに家族でお出かけ♪
好きな熱帯魚: