先日ネオンテトラの魅力を最大まで引き出すためには、適切な環境を用意してあげなければならないという話をしました。
前回は、そのためには適切な水槽選びが必要ということで、水槽の話をしましたが、
今回は底床、つまり土の話をしようと思います。
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この記事の目次
そもそも、ネオンテトラに底床って必要なの?
そのためにはまず、熱帯魚を飼う上で、土つまり底床が必要かどうかを話したいと思います。
底床のない状態で飼育する方法のことをベアタンクといいますが、こういった飼育法を好む熱帯魚とそうでない熱帯魚がいます。
ネオンテトラはどちらかと言えば、間違いなく後者です。
底床を敷くメリットはあるの?
そもそも、底床を敷くメリットはなんでしょうか?
それはバクテリアの定着と水質の安定です。
バクテリアがきちんと定着することで、残った餌や、糞などを分解してくれるので、水を綺麗に保つことができます。
また、底床を敷くことで、水草を植えることができ、熱帯魚自身が落ち着ける環境を作ることができるということ。
そして、水槽自体が美しくなるというメリットもあります。
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ネオンテトラに最適な底床の選び方を教えて!
では、どのような底床を選べばいいのでしょうか?
ネオンテトラはpH6.5~7.0あたりを好む魚です。
PHとは何ですか?
pHとは水素イオン指数または水素イオン濃度指数のことで、ようは酸性か中性かアルカリ性かを表す度合いのことです。
7.0なら中性、それより小さい値なら酸性。それより大きい値ならアルカリ性ということです。
つまり、ネオンテトラは弱酸性から中性を好む魚ということです。
ソイルと呼ばれる底床の大多数はこのpHを弱酸性に保つ働きがありますので、
ネオンテトラの飼育に最も適している底床はソイルだと思います。
なので、ネオンテトラを飼育する上で、底床に迷ったらソイルを選択しておけば間違いないかと思います。
よし!さっそくソイルを買うぞ!いや、ちょっと待て!
ただ、ソイルにも1つ欠点があります。
それは寿命があるということです。
多くのソイルは1年から2年で寿命を迎えてpHを一定に保つことができなくなってしまいますので、
時期がきたら買い換えることをお薦めします。
ソイルの寿命はどれくらい保つの?
一応、2年以上使うこともできなくはないのですが、水槽内にコケが発生しやすくなったり、
土の粒が潰れてドロドロになったりと見た目が悪くなります。
また、pHがアルカリに傾きソイルのメリットが無くなりますのでお薦めはしません。
ネオンテトラの底床のまとめ
このように最適な底床を使うというのも魅力を引き出す方法です。
ネオンテトラを飼育するときはぜひ、底床にもこだわってみてはいかがでしょうか?
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ネオンテトラにも最適な底床・ソイルは通販でも販売しています
底床のソイルは通販でも購入が出来ます。
実店舗でキロ単位で購入すると非常に重たいですが、ネット通販ですと
運送会社が自宅まで輸送してくれます。
近場に熱帯魚屋・ペットショップがない方は通販の利用を検討したら如何でしょうか?
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この記事を書いた人:まめ
アクアリストライター:
まめ
自己紹介:
60cmの水槽で水草を、36cmの水槽で海水をやってます。実は、もう1本25cmキューブ水槽を持ってますが、現在は倉庫にて休暇中です(笑)
好きな熱帯魚:
コリドラス・ステルバイ、ミニブッシープレコ、ヤエヤマギンポ