先日、ネオンテトラを飼育する上で、ぜひフィルターを購入してほしいということを書きました。
そして、フィルターには主に6つの種類があるということに触れたかと思います。
そのフィルターとは外部フィルター、上部フィルター、底面フィルター、投げ込みフィルター、外掛けフィルター、スポンジフィルターの6つです。
では、それぞれのフィルターの特性から話していきたいと思います。
前回記事:ネオンテトラに最適なフィルターについて 飼い方・飼育方法の基礎知識編
前回記事:ネオンテトラ 飼い方-水槽選びをしっかりするだけで美しさが更に磨かれる編
前回記事:ネオンテトラの飼育 飼い方 – 底床編
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この記事の目次
ネオンテトラの飼育方法 - 外部フィルター編
外部フィルターの良い点は何でしょうか?
外部フィルターの良い点は主に3つあります。
■外部フィルター3つの良い点:二酸化炭素を逃しにくい
1つ目は、二酸化炭素を逃しにくいという点です。水草を綺麗に育成するためにはどうしても二酸化炭素が重要になってきます。その重要な二酸化炭素ですが、他のフィルターだとどうしても二酸化炭素を逃すような構造になっています。
しかし、外部フィルターは構造上、空気に触れるところが少なくなっているため、二酸化炭素が非常に逃げにくくなっています。
そのため、水草の育成を第一に考えた時、フィルターは外部フィルターが最も適しているということになります。
■外部フィルター3つの良い点:ろ過能力が高い
2つ目は、ろ過能力が高いということです。生物ろ過、物理ろ過の両方をこなすことができますし、濾材を多く入れることで、ろ過面積も多くなり、ろ過能力も高くなります。
単純にろ過能力を考える場合も、外部フィルターという選択肢はいい選択肢になります。
■外部フィルター3つの良い点:水槽全体がスッキリ
3つ目は、水槽全体がスッキリしてカッコイイということです。
上部フィルターみたいに水槽上部が埋まることもないですし、また、スポンジフィルターや投げ込み式フィルターみたいに、水槽内にフィルターを入れることもないので、水景を邪魔しません。
このように単純にカッコイイからというのも外部フィルターの魅力の1つかもしれません。
しかし、悪い点も3点ほどあります。
■外部フィルターの悪い点:器具の値段が高い
その1つはフィルター自体の値段が非常に高いことです。
例えば、60cm水槽対応の底面フィルターと外部フィルターとではその値段に大きなひらきがあり、2~3倍くらいは高いと思います。
■外部フィルターの悪い点:メンテナンスが面倒
2つ目は、メンテナンスが面倒だということです。
フィルターの掃除をする時、水の流れを止めて、フィルターを開けて掃除するのは非常に厄介です。ただ、掃除の頻度はそれほど多くなくても大丈夫です。
■外部フィルターの悪い点:酸素が供給されにくい
3つ目は、酸素が供給されにくいところです。
二酸化炭素が逃げにくい反面、酸素は取り込まれにくいです。
このことは、熱帯魚メインの水槽では非常に厄介で、意識してエアレーションを多めにしなければいけません。
外部フィルターのまとめ
以上のことから、外部フィルターがネオンテトラの飼育に向いているかといえば、あまり向いているとは言えないです。
ただ、それはあくまで、「ネオンテトラをメインと考える場合は」です。
水草メインの水槽でネオンテトラを飼ってみたい場合は、外部フィルターがベストなフィルターになりますので、
水草水槽に興味がある方は、ぜひ、外部フィルターを購入してみてはどうでしょうか?
外部フィルターは楽天市場・アマゾンでも販売
ご自宅の近くにホームセンター、ペットショップ、アクアショップがない場合は
ネット通販で購入することもおすすめします。
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この記事を書いた人:まめ
アクアリストライター:
まめ
自己紹介:
60cmの水槽で水草を、36cmの水槽で海水をやってます。実は、もう1本25cmキューブ水槽を持ってますが、現在は倉庫にて休暇中です(笑)
好きな熱帯魚:
コリドラス・ステルバイ、ミニブッシープレコ、ヤエヤマギンポ