さて、前回はビーシュリンプの飼育をする上で、どの底床を選ぶかというお話をしました。
今回は、さらにどのフィルターを使いうかというお話をしたいと思います。
この記事の目次
ビーシュリンプの飼育 - フィルターについて
ビーシュリンプは意外と糞が多いので、かなり水を汚す生体です。
なので、フィルターについては真剣に考えたほうがいいです。
それでは、どのフィルターがベストなのかを検討していきますが、まずは外部フィルターから考えていきましょう。
個人的な意見ですが、外部フィルターはビーシュリンプの飼育に最も適しているフィルターの1つだと思っています。
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ビーシュリンプの飼育に外部フィルターを使う利点1
まず、外部フィルターを選ぶ理由の1つ目ですが、それは濾過能力の高さにあります。
先ほど話した通り、ビーシュリンプは意外と水を汚す生体です。
なので、出来るだけ濾過能力は高いほうがいいです。
そういう意味で、濾過能力の最も高いフィルターの1つである外部フィルターを選ぶのがいいと思います。
ビーシュリンプの飼育に外部フィルターを使う利点2
2つ目の利点は温度上昇の少なさにあります。
ビーシュリンプ最大の弱点として高温に弱いというのがあります。
なので水中にポンプを入れて水を循環するようなシステムだとモーターの働きにより水温が上がりやすくなり、
結果、ビーシュリンプが死にやすくなります。
外部フィルターはポンプを水の中につけるシステムではないので温度上昇が少なくビーシュリンプの飼育に向いています。
ビーシュリンプの飼育に外部フィルターを使う利点3
また、3つ目の利点は水草の育てやすさにあります。
外部フィルターの最大の特徴として、二酸化炭素を逃がしにくいというものがあります。
これはすなわち、水草を容易に飼育できることにつながります。
ビーシュリンプの飼育において、水草の飼育はかなり重要になります。
隠れ家としても餌としても活躍してくれる水草はビーシュリンプの飼育にぜひ導入した方がいいでしょう。
ビーシュリンプの飼育に外部フィルターを使う利点4
さらに、4つ目の利点として、水槽の上面がスッキリするのも大きいです。
温度上昇に弱いビーシュリンプはファンを使う機会も多いです。
水槽の上面が空いている方がファンを使いやすいのでこれもメリットになるかと思います。
このような4つのメリットからビーシュリンプの飼育には外部フィルターを使うのが1番いいと考えられます。
ビーシュリンプの飼育に外部フィルターを使う難点1
ただ、デメリットもないわけではありません。
これはメリットの3つ目と少し被ってしまう話なのですが、二酸化炭素を逃がしにくいということは水が空気に触れることが少ないということです。
それはすなわち、酸素を取り入れることが難しいということになります。
ビーシュリンプ最大の弱点の2つ目として、酸欠に弱いというものがあります。
なので、外部フィルターを使って飼育するのはいいですが、酸欠には気をつけなければいけません。
自然と溶け込む酸素量でも問題のない匹数で飼育するか、
もしくは、エアレーションをしっかりして水槽内に酸素を供給したほうがいいでしょう。
ビーシュリンプの飼育に外部フィルターを使う難点2
また、2つ目のデメリットは外部フィルターが他のフィルターと比べてかなり高額だということです。
外部フィルター本体だけでもかなり高額な上、別にろ材を用意しなければいけません。
ろ材は100円ショップなどに売っている車用のスポンジなどでもいいですが、ちゃんとしたろ材を用意するとなるとそこそこのお金がかかります。
ビーシュリンプ自体も決して安くないので、本格的に飼育しようとするとそれなりのお金がかかると思ってください。
ビーシュリンプの飼育に外部フィルターを使うこと・まとめ
以上のようにデメリットはありますが、総合的に見れば外部フィルターがビーシュリンプの飼育に最も適したフィルターなのは間違いないです。
多少、お金はかかりますが、先行投資、初期費用と思って買っておいたほうが後悔が少ないと思います。
外部フィルターを使ってビーシュリンプの飼育を初めてはいかがでしょうか?
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この記事を書いた人:まめ
自己紹介:
60cmの水槽で水草を、36cmの水槽で海水をやってます。実は、もう1本25cmキューブ水槽を持ってますが、現在は倉庫にて休暇中です(笑)
好きな熱帯魚:
コリドラス・ステルバイ、ミニブッシープレコ、ヤエヤマギンポ